多摩人(たまびと)漫遊記 〜新選組のチョッと話〜


人生大半を新選組に費やす筆者が、史跡巡りや新選組で得た様々な事柄を綴る。他に街道歩きや旅の話もしてます♪
こんにちは、ルンちゃんです♪

(写真=幕府のイヌ?)
新選組大好き歴が永〜いだけの私ですが、いっしょにお話しましょう!

 
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1.あなたが今一番行きたい、
新選組関連史跡の場所は?


2.あなたが真っ先に会いたい
新選組幹部は誰ですか?


3.試衛館メンバー以外で
あなたの好きな新選組隊士を教えて下さい


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チェックしてみて下さいね。

 誠新選組の気になるあの日

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それでもわからないときは
どうぞお気軽にコメントくださいね〜(^^)
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最近の過去記事はこちらです^^

BARAGAKI!

新選組副長土方歳三の小説は、巷に数限りなくありますけど、

少年時代にスポットをあてて書かれた本は

新選組時代ほどはありません。





そんな中で今日お話する小説は、

少年時代の歳三を主人公に書かれたものですよ






青春新撰組 BARAGAKI !(全2巻)
秋月こお著/角川書店






土方歳蔵、15歳。

まさしくバラガキ時代のトシさんです
(この小説では「歳蔵」の字を使用)





「バラガキ」というのは、

歳三の生まれ育った土地の言葉で、

「触れば怪我をするイバラのような悪ガキ」


という意味らしい。





つまり大人も手を焼く、どうしようもない奴ということです





ここに登場する15歳の歳蔵は、新選組時代の歳三とは

おおよそ想像できないほどの、やんちゃぶりです。





「売られたけんかは買う、しかも買ったからには絶対勝つ」


という信念のもとに、三白眼でにらみをきかせ、

なにかことがあれば、即戦闘態勢に入るという

恐ろしく怖い奴なんです。






そのくせ、お小姓に仕立てられたり、

花魁に化けさせられたりと、はたからみれば

貧乏くじをひかされているようにも思える所業の数々^^;

(歳さんが美しいからなんですが…)






袋叩きにもあっていますしね。

大怪我して、自分で石田散薬を飲みまくってもいます。






「若気のいたり」の毎日で、

とにかく騒ぎにことかかないといいましょうか。

歳三の周りはいつも賑やかです。






でも、本人はいたって真面目なんですよね。

真っ向から問題に対峙します。

それにただのバラガキでもなく、

自分より弱いものには優しいし、面倒見がいい。






そんなところが彼の魅力でもあり、大人も仲間も

ついつい彼に力を貸してしまうのです。





仲間にはもちろん、試衛館の若先生

近藤勝太(勇)
もいますし、

沖田宗次郎(総司)
もいますよ。
(ここでの総司はまだ9歳前^^)






ひょんなつきあいで、知り合った亀八

最初は歳蔵をよく思っていなかったのに、

結局友達になりますしね。





この物語の歳蔵は、

育ての親にもあたる兄夫婦の元を離れて、

試衛館に転がり込む辺りから始まるので、

新選組の土方歳三になるには、まだまだ程遠いです。





でも歳蔵が、新選組の土方歳三を形成する

きっかけとなるような話で終わっているので、

本当はその続きも読みたいところですけどね。





全7話。

そのうち1話だけが番外編で、

沖田総司のお話になっています。

ほとんどが史実とは関係ないオリジナルな話ですよ。





ただこの本、1996〜97年に刊行されてから

すでに絶版になっているので、書店にはありません。

古本屋にならあると思いますので、

見かけたときには、手にとってみて下さいね。


青春新撰組 BARAGAKI !(全2巻)
秋月こお著/角川書店

2巻の表紙はこんな感じです。
絶版なので書店にはありません。
古本屋さんで探してみて下さいね。



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[新選組のコミック本] [コメント:4]
  • [2009/11/09/11:06][ ↑ ][ ↓ ]

  • 復活!ダンダラ新選組



    望月三起也の「ダンダラ新選組」
    といえば、

    古くからの新選組ファンの間では、

    有名なコミックなんですよ〜。





    望月氏自身も、ものすごく気合を入れた作品で、

    第1回「少年ジャンプ愛読者賞」にも選ばれました。





    望月作品の新選組は、他にも「俺の新選組」という

    土方歳三が主人公
    の作品があります。

    それは、人間味のある土方と、

    魅力的な原田佐之助沖田総司らが登場する

    とてもステキな作品になっていますよ。



    過去記事
    ⇒ 俺の新選組





    その「俺の新選組」のベースになっているのが、

    この「ダンダラ新選組」なんですね

    ですからここにも、土方の魅力が見え隠れしています。






    でも「ダンダラ新選組」は絶版になっていて、

    名前は知っていても持っていない人が、

    ずいぶん沢山いたのです。

    私もその一人です。






    その後機会があって、中身は読むことができましたけど、

    やはり実物を手に入れたい。その気持は変わらずでした。

    でも古本屋に行ってもみつけることができず、

    半ば諦めていたんですよね。






    ところが、これが先月

    文庫本として復刻したんですよ

    お蔭様で数十年かけて、念願のコミックを手に入れました!





    ダンダラ新選組
    望月三起也/ぶんか社






    今回の復刻版は短編10作から構成されていて、

    新選組関連は3作です。

    そのうちダンダラ新選組は、

    「第壱部」と「第弐部」の2作に分かれています。







    第壱部の主人公は、新選組に入隊した

    無名隊士の話です。

    生き別れになった妻や息子達を探すため、

    新選組なら京の情報をつかみ易いだろうと

    入隊した人物です。






    新選組隊内で長男とは再会するのですが、

    そのとき長男は切腹の直前。

    土方歳三の目前で、彼の取った行動は…?






    第弐部の主人公は土方歳三ですよ。

    浪士隊として上洛する前、

    薬の行商をする土方さんに会えます






    浪士隊参加をかけて、無源流師範代が

    天然理心流をつぶしにかかります。






    そのターゲットとなったのが、土方歳三

    彼は無実の罪をかぶされ、

    命まで取られそうになるのですが、

    心強い助っ人が現れて…






    作品は短編なのですぐ読めます。

    この作品を読んだ後に、

    「俺の新選組」を読んで貰えれば、

    一層の望月ワールドの新選組が楽しめますよ。






    こうして、昔読めなかった新選組本が復刻されるのは、

    とても嬉しいことですよね。





    復刻して欲しい本は、まだ沢山あります。

    それらは是非読んで欲しい名作でもありますので、

    復刻されたときには、こちらでまたご紹介しますね


    ダンダラ新選組
    望月三起也/ぶんか社
     
    これが幻のコミックの復刻版です^^




    俺の新選組(上)俺の新選組(下)
    こちらも文庫本になりましたよ^^



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    [新選組のコミック本] [コメント:0]
  • [2009/11/04/10:39][ ↑ ][ ↓ ]

  • 浅葱色の風 ―沖田総司―

    「アリエスの乙女たち」や「クレオパトラ」「花影」など、

    多くの名作を描いているベテランの漫画家さんといえば、

    里中満智子
    先生。






    漫画家さんには「新選組が大好き」という方が

    多くいらっしゃいます。なかには

    「新選組が描きたくて漫画家になった」
    という方もいて

    とても嬉しくなりますよね





    超ベテランの漫画家さんにも、新選組好きが多いですよね。

    里中満智子先生もそのお一人でしょう。






    里中先生の新選組好きは有名で、

    以前新選組関連のテレビ番組にも何度か出演され、

    熱く語っていらしたのを覚えています。




    浅葱色の風 ―沖田総司―
    里中満智子




    この作品は里中先生のデビュー20周年記念として、

    昭和59年に出版されたものです。

    「描き下ろしを好きなテーマで描いていい」と

    出版社で言われたそうで、そのとき選んだテーマが

    沖田総司だったわけですね







    物語の主人公は

    もちろん沖田総司さん。

    彼が宗次郎と呼ばれていた幼い頃、

    姉のミツ夫婦と共に暮らしていたところから始まります。






    彼の住む村には「お松」という幼なじみの少女がいますが、

    彼女は一緒に暮らしていた母が亡くなり、

    親戚に引き取られ、村を去ります。






    その後、自ら「試衛館」の内弟子になりたいと

    希望した宗次郎は、江戸の試衛館へ行き、

    近藤勇の下で剣の腕をみがきながら成長していきます。

    そして、京へ上るわけです






    全体は新選組の通史がメインとなっていますが、

    出版当時に発表されていた「総司の恋人」の新説なども取り入れながら、

    物語は作られています。
    (どんな説かは読んでみてネ^^)






    京都では、幼なじみのお松との再会もありますが、

    それは総司にとってはせつない思い出になるものです。

    またストーリー全体的に、

    もの悲しさが漂っている感もありますね。






    じつは里中先生は、生命に関わる大病を患ったことがあり、

    そんな生命に対する思いがあるからかもしれません。





    また大病を患ったことで、

    総司を身近に感じたこともあったそうです。

    それは、自分の命の限界に気付いたものが味わう

    「生きるものに対する愛しさ」
    でもありました。






    その話を聞くと、真実の総司が

    なぜ子供たちにあんな風に接していたのかを

    実感することもできる気がします。






    里中満智子先生の描く総司は、

    素朴で無垢で、やさしいイメージです。

    ごく自然体で生きた総司に会いたいと思ったときには、

    この本を読んでみるのが一番だと感じます


    浅葱色の風 ―沖田総司―
    里中満智子

    今は文庫になってますよ^^


     
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    [新選組のコミック本] [コメント:2]
  • [2009/09/10/11:56][ ↑ ][ ↓ ]

  • 風の如く火の如く


    夏休みのこと。

    まとまった時間があったので、

    我が家の「新選組コミック本」を整理してみました






    コミックの入ったBOXは、

    チョッと手に届きにくいところにあるのですけど、

    奥のほうからいろいろ出してみたんですよね。






    整理しながら、つい読んでしまうので、

    かたづけるのに時間もかかってしまいましたが、

    お蔭様でスペースが空いて、別な本を入れることが出来ました





    その時、沢山の本の中から

    忘れていたお気に入りの物語も出てきたんですよね。

    じつはこの本、もう絶版になっていて、たぶん今は

    中古でしか手に入らないと思います。






    でも、私のお気に入りコミックの

    「ベスト10」の中にも入る作品ですので、

    今日はこの本について、お話させて頂くことにしました

    それが、こちらですよ〜。




    風の如く火の如く 全7巻
    鷹司:原作/島崎譲:画/講談社コミック






    原作者と作画家さんは別の方ですけど、

    真っ先に絵の魅力に惚れましたね〜

    とくに主人公が、美形でとてもりりしいですよ。

    かつ、躍動感ある姿なんですね。






    そして物語が面白い!






    新選組については、

    史実とはだいぶかけ離れて描かれています。

    今まで見たこともないような暴れっぷりなんですが

    どこか憎めない連中なんですね。

    そこがまた楽しいです






    なんて書くと、

    さも新選組のお話のように感じることでしょうね。

    でも物語の主人公は、じつは新選組メンバーではありません^^;





    架空の人物、鷹ノ羽 真九郎(たかのは しんくろう)なんですよ。





    鷹ノ羽 真九郎は公儀の「影目付」です。

    影目付とは、徳川幕府が開かれてから幕府のために

    隠密裏に事を成し遂げる者たちのこと。

    彼はその一族の17代目に当たります。






    公儀の表沙汰に出来ない仕事を

    裏でかたづける、いわば暗殺者なんですね。

    歴史上のある出来事も、実は彼の仕業…ということになっています。






    そんな彼なので、

    18歳だというのに剣の腕前はかなり強いです。

    ただし、無口で暗い青年ですけどね^^;







    それでこの真九郎と沖田総司が双子だったという設定なんですよ。

    (だから同じ顔^^;)でも理由あって、二人は別々に暮らし、

    総司は試衛館で、近藤勇や土方歳三に育てられるのです。







    その後、試衛館のメンバーは上洛しますが、

    総司は京都で、真九郎が兄だと知ります。

    同じ血を引く真九郎が、自分と同様に

    幕府側の人間と知って、総司は喜びます。







    でも真九郎の方は、勝海舟や坂本龍馬と出会うようになり、

    自我に目覚め、次第に革命家として生きる道を選ぶのです。

    総司はそれを裏切りと感じ、兄に恨みを抱きます。

    そして、二人は戦うわけですね。






    総司が真九郎と兄弟ということで、

    新選組の出番も必然的に多いですよ。






    でも土方らが長州に行ったり、箱館では

    近藤や沖田らが登場したりするので、

    読んでいて驚くかもしれませんね^^;






    それから、真九郎や総司の恋などもあります。






    真九郎は革命家として生きるにしたがい、

    感情を表面に出すようになり、情熱的な

    かつ魅力的な人間へと成長していきます。

    そこが見所でもあるんですね。






    でもね、

    この物語で何よりもインパクトの強いキャラクターは、

    土方さんでも総司でも、真九郎でもありませんでしたよ^^;







    敵方は物語の中でも滅多に褒めない私なんですけど、

    この物語だけは別。

    こんなステキなキャラクターは、見たことがありません。







    そう思ったのが、高杉晋作です





    ここに登場する高杉さんは、チビで愛らしいキャラクターで、

    誰よりも破天荒で、誰よりも行動派で、

    そして誰よりも仲間思いなのです。





    しかもこの高杉さんは、ある秘密を持っています。
    (わかるかな〜?)






    もちろん最期は、史実通り労咳(結核)で亡くなるのですが、

    その最期がすごく感動的です。たぶんこの高杉さんなら、

    きっとあなたも気に入って頂けると思いますよ〜






    他にも面白いキャラクターが次々と登場しますが〈龍馬とか^^;)

    とにかく創作部分が満載なので、その先の展開が全くよめず、

    ハラハラドキドキするのが、この物語の最大の魅力といえるでしょう





    全7巻ですけど、テンポがいいので一気に読めますよ〜。

    古本屋さんでみつけたら、

    どうぞ新しい幕末ワールドに触れてみて下さいね。


    風の如く火の如く 全7巻
    鷹司:原作/島崎譲:画/講談社コミック

    これですよ〜、中古ならまだ手に入ります^^


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    [新選組のコミック本] [コメント:0]
  • [2009/08/24/11:09][ ↑ ][ ↓ ]

  • 歳三 梅いちりん

    昨日(7月17日)、

    新しいコミックが発売されましたよ〜




    歳三 梅いちりん 上・下巻
    〜新選組吉原異聞〜
    かれん/集英社






    書店のコミックコーナーに行ったら、

    ちょうど店員さんがいたので

    「ありますか?」と尋ねたところ、




    「歳三?」「梅いちりん?」




    と首をかしげてその場を離れたので、

    置いてないのかと不安になりましたけど、

    すぐに戻ってきて、

    「ハイ」って2冊を手渡してくれました

    こんな風に
     






    よかったです






    さて、「歳三 梅いちりん」

    題名でわかると思いますが、主人公は土方歳三です





    そして土方&吉原といえば、花魁

    「吉原田圃(たんぼ)の大喧嘩」
    ですね。






    その大喧嘩とは、

    『花魁の黛(まゆずみ)に入れあげて吉原に通う歳三が、

     黛をひいきにしている、さる大名のご隠居の悋気(りんき)にあい、

     その家来たちに吉原田圃で襲われる』






    という話で、

    それが史実かといえば疑問点も多いのですけど、

    歳三ファンの間では、けっこう有名なお話なのです。







    そのお話を元に描いたのが、

    この「歳三 梅いちりん」なんですね。

    しかも全2巻分、

    この黛との出会いから結末までの話なんですよ







    ここまでふたりを描いたものは、

    今まで見たことがありません。

    ですから興味津々で読みました。





    ここに登場する歳さんは、

    京都時代の「鬼の土方」の姿はなく、

    すこぶる美男で、人から好意を持たれる人物です。

    山南さんとも仲が良い

    (ある人は歳三が嫌いなようですが^^;)







    そしてとても人情味にあふれていて、

    親しみを感じてしまいます。






    天然理心流の師匠や兄弟子には、

    敬意を持って「勇先生」「沖田先生」と呼び、

    接し方がすごく丁寧です。





    まあ、この辺は

    原作者・かれん先生のこだわりなんですけどね。







    最初は黛花魁に会う為の資金稼ぎに、

    薬の行商を始めるという、不純な奴ですが^^;

    その行商を通じていろいろな経験を積んでいきます。







    試衛館道場での稽古は、

    歳三にある種の満足感を生じさせ、

    またどんな強敵にも動じない腕を身につけさせます。







    そして黛花魁との日々は、

    男の覚悟を持たせる出来事へとつながるのです。






    そのどれもがカッコ良くてね、

    いつも以上にじっくり楽しく、読ませて頂きました






    所々に歳三の俳句が読み込まれていたり、

    歳三の横笛のエピソードが織り込まれたりと、

    歳三ファンの心をくすぐるお話も満載です






    そして「吉原田圃(たんぼ)の大喧嘩」で

    忘れてならない人物が、もうひとり






    それは、伊庭八郎さん!





    彼の出番も多いです。

    歳三の「ここぞ」という時に、

    彼もしっかり登場してきますからね。

    歳三&八郎、2人の関係が好きでしたら、

    このコミックは充分満足できますよ。






    また、ここでの総司も、

    今までに描かれなかった総司像です。

    伊庭さんと言葉遣いが似ているのも面白いですけど、

    歳三のことをすごく意識している姿も、

    この先が読みたいと思うほど健気です。





    このコミックは2巻で完結ですけど、

    この先も続きそうな伏線がたくさんあります。

    ですから、是非とも続きを読みたいですね。





    あなたもこのコミックを読んだら、

    同じ思いを持つかもしれません。

    よかったら感想を聞かせて下さいね


    歳三 梅いちりん 上・下巻
    〜新選組吉原異聞〜
    かれん/集英社

    2冊同時発売。
    全巻、黛との艶話^^;


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    [新選組のコミック本] [コメント:2]
  • [2009/07/18/20:49][ ↑ ][ ↓ ]

  • 新選組刃義抄アサギ

    先日よりこちらのブログで

    告知していた漫画本が発売されました。

    もうお読みになりましたか?





    新選組刃義抄(じんぎしょう)アサギ 1
    原作:山村竜也/作画:蜷川ヤエコ






    原作は大河ドラマ「新選組!」で

    時代考証をされていた山村竜也氏です。

    ですから、このお話の時代考証はバッチリですね





    物語は、沖田総司の回想シーンから始まります。





    『京都に来て日の浅い試衛館の仲間たち。

     浪士隊本体から離れ、これからどうしようか…と思案中』





    この辺りはよくあるストーリー展開だな〜

    と思いきや、1話目からもう岡田以蔵と沖田総司の

    うれしい対決シーンがあります。

    もう山村先生ったら、サービス精神旺盛なんだから〜





    剣に自信のある二人の対決は迫力がありますよ。

    どちらが強いか気になるところですよね。

    対決シーンは1巻のなかで2度あります。

    しかも後半は総司がやられているっ!






    天才剣士の彼がやられるなんて、

    今までどの本をみてもありませんでしたよね

     



    試衛館のメンバーたちは、

    チョッと含みのありそうな藤堂さん以下、

    山南さんや井上さんの扱われ方が

    今までにない感じで面白そうです。





    そして、土方さん。






    彼の登場は二話目からですけど、すごく存在感のある人物です。

    迫力がありすぎるといいましょうか。

    近藤先生の印象より強いですね^^;

    それは作画担当の

    蜷川ヤエコ先生
    の絵の魅力もあるのでしょうね






    新選組のことは事実のみならず、漫画本も含め、

    各本についても色々ご存知の山村氏なので、

    どの本にも書かれていないような

    新選組ストーリーを作って頂けることと思います。

    1巻から既に、その予感は充分感じられますしね。





    だからといって、マニアックなファンだけが

    楽しむ本というわけではないですよ。





    この本で初めて新選組を知るという読者のために、

    よりわかりやすく『実録 新選組刃義秘伝』

    という解説文も載せていますので(もちろん解説担当は山村竜也氏^^)

    この物語を読みながら、

    ついでに真の新選組についても深く理解できます。






    巻末の山村氏のあとがきに

    この本を読むことがきっかけで、幕末と新選組を

    好きになってくださる人がいたら嬉しい






    と書かれてありますけど、本当にこの本で

    幕末や新選組に興味を持つ人が増えたらいいなって

    思います





    次回2巻の発売は秋ごろみたいです。

    続きが読みたいと思っている方も少なくないとは思いますけど、

    秋までじっくりお待ち下さいね。

    もっと先が読みたいのなら、ヤングガンガンに連載中です♪


    新選組刃義抄アサギ 1
    原作:山村竜也/作画:蜷川ヤエコ



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    [新選組のコミック本] [コメント:2]
  • [2009/06/26/11:11][ ↑ ][ ↓ ]

  • 市村鉄之助が主役といったら?


    市村鉄之助って誰?


    という方は、そこからお勉強いたしましょう




    市村鉄之助
    について簡単に説明しますと、

    1867(慶応3)年の隊士募集のとき

    兄の辰之助と共に新選組に入隊した少年です。

    このとき彼は14歳だったともいいます。




    箱館戦争のときにも、

    彼は他の隊士と共に死を覚悟して戦い、

    土方歳三につき従っていました。

    でも最期の決戦となる直前、土方自らが命令し、

    日野の佐藤家への遺品を持たせ、

    箱館から脱出させたという人物です。




    そんな実在した市村鉄之助を、

    主人公にした物語(コミック)があるんですよね

    これを読めば、もっと鉄之助についてわかりますよ。

    ただし、ほとんど作り話ですけど。



    PEACE MAKER
    新撰組異聞ピースメーカー
    黒乃奈々絵/エニックス





    有名なコミックなので、ご存知の方は多いですよね

    一時期、深夜のテレビでアニメ放送されました。

    DVDも出ていますよ。




    ストーリーは鉄之助の新選組入隊から始まります。

    先に入隊していた兄の辰之助の後を追うように入隊を志願します。

    ところが、彼はこの物語では15歳(しかもチビ^^;)




    子供扱いされて、

    入隊の試験さえ受けさせてもらえません




    でも彼にはどうしても入隊したい理由があったんですよね。

    彼にはトラウマになるくらいの

    怖い経験をした過去があるのです。





    その過去を克服するためにも、

    なんとか新選組に入隊したいと考えている鉄之助。

    その彼の前に救世主が現れます。それは…?




    と、こんな風に物語は始まっていきますが、

    この物語の最大の魅力は、

    やはりキャラクターの魅力になるでしょう





    この鉄之助は、

    何をしでかすかわからない少年です。

    所々読んでいて、ムカつく位の無鉄砲さ。

    でもそこが彼の魅力でもあるのです。




    そんな彼の親がわりが兄の辰之助。

    気苦労が絶えません^^;





    鉄之助をからかって楽しむのは

    原田左之助、永倉新八、藤堂平助
    たち。

    でも時には親身になってくれる、

    ありがたい先輩たちでもあります。





    沖田総司
    は女性のように優しい容姿なんですよ。

    かわいい位のキャラなのに、剣を取ると化け物に変身!

    そのギャップがたまりません。





    ここでも怖い鬼の土方歳三は、

    いつも鉄之助にムカついていますけど、

    胸には熱いものを持っている、やはりかっこいい人。





    近藤勇
    は純粋、誠実そのもの。

    そして、山崎蒸は忍びの者





    あげればきりがありませんけど、

    どのキャラも物語の中で

    生き生きと描かれていますよ。





    それぞれに悩みや悲しみを背負っていますが、

    その弱さに触れながらも、それを乗り越え、

    ひとりひとりが成長していく様も見られます。

    (落ちてしまう人もいますけど…^^;)







    物語の「キーマン」は鉄之助にかかわる

    もう一人の少年、北村鈴

    言葉の話せない少女、沙夜(さや)

    これからどう関わっていくかと楽しみな存在です。





    PEACE MAKER
    は6巻の池田屋事件直後で、

    一度お話は終わります。

    (ここでの鉄之助は事実とは違い池田屋事件も参加してます)


    でも、その続編もあります。




    続編では、斉藤一が登場しますよ。

    これが霊能者で意外な絡みがあるのですけど、

    じつは作者の都合で、今お話がストップしています。




    「油小路の変」の最中で、

    史実なら伊東甲子太郎が暗殺され、

    高台寺党が壊滅させられるはずなのです。




    なのに、新八が絶体絶命、

    というか新選組自体が絶体絶命の

    面白いところなんですけどね




    6巻まででも充分楽しめますので、

    まずは6巻まで読んでPEACE MAKERを復習しておいて、

    再開を、一緒に待ちましょう



    PEACE MAKER
    新撰組異聞ピースメーカー
    黒乃奈々絵/エニックス

     
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    [新選組のコミック本] [コメント:4]
  • [2009/04/04/11:54][ ↑ ][ ↓ ]

  • 時をかけた少女たち

    ある日のこと…



    サラリと読める新選組関連の文庫本で、

    何かいいものはないかな〜?




    そんな気持ちでインターネットで探してみたとき、

    とても興味を引くものがあったんですよね。




    それで、お取り寄せしてみたんです

    今は便利な時代になりましたよね。





    家に届いてから中身を見てみたら、

    文庫本は文庫本なんですけど小説じゃなくて、漫画でした。

    まあ、こんなこともありますけどね〜




    時をかけた少女たち 〜幕末・新選組編〜
    かやま ゆみ/講談社漫画文庫



    これが、その本です^^;

    漫画でしたけど内容はよかったですよ。





    タイトルに「時をかけた…」とあるので、よくある

    現代人が幕末にタイムスリップした話かと思ったのですが、

    読んでみたら、全く違っていましたね〜




    幕末の時代、志を持った男たちと共に生きた

    5人の女性たちのラブストーリーです。





    その5人の女性とは、

    幾松、深雪太夫、明里、おりょう、照姫
    のことですよ。

    名前を見てわかるように、

    5話のうち2話が新選組のお話です。






    深雪太夫
    は近藤勇の想い人。

    ここではふたりの出会いから描かれています。

    深雪太夫と言えば、妹のお孝の話も有名ですけど、

    この物語にも彼女が登場しています。




    物語での深雪太夫は、病に侵されながらも

    ここぞというときには凛として、

    近藤勇の支えになるステキな女性です

    それゆえ最後がチョッと、もの悲しいですけどね。




    そして明里は、山南敬介の想い人。

    明里といえばもの静かで聡明なイメージの女性ですよね。

    でもここに登場する明里はスゴイですよ〜。





    男性に貢がせたり、同情させてお金を出させたりと、

    割り切って生きているタイプの女性なのです^^;




    その明里が山南と出会い、彼を知るにつれて

    その人柄に惹かれるようになり、

    いつしか山南といることに、安らぎを感じ始めます。





    もちろん最後はご承知の通りですけど、

    悲しいながらも、さわやかさも感じる作品になっています




    新選組のお話はそのふたつですよ。

    でも今回、もうひとつ気にいったお話がありました。

    それが照姫様のお話です




    照姫様とは会津のお姫様で、

    松平容保様の義理の姉にあたる方ですよ。





    照姫様と松平容保様ふたりを題材にした漫画は

    今まで全く見たことがなかったので、とても新鮮でした。




    もちろんふたりが登場するお話といえば、会津戦争です。

    その戦乱の中での、甘く切ない物語なんですよ。

    史実とは、かけはなれた話かもしれませんが、

    なかなかステキな物語なのです(この続きは是非、自身で確かめてみて♪^^)





    他にも「桂小五郎と幾松」

    「坂本龍馬とおりょう」
    のお話があります。

    こちらは幕府側のお話ではありませんので、

    あえて説明はしませんけど(笑)

    どうぞ、手に取ったときお楽しみ下さいね





    1冊の文庫本で5話も入っているので、

    お話はどれも短いです。

    でもそれぞれにドラマがあって、

    心の中に甘く切ない思いが残ります。




    そんな、時をかけた(時代をかけた)少女たちのお話を

    どうぞ読んでみて下さいね




    ちなみに「時をかけた少女たち」は、いくつかシリーズになっていて

    平安・鎌倉・戦国など、各時代に登場した女性達が描かれています。

    自分の好きな時代をチョイスして

    読んでみるのも楽しいかもしれませんね


    こちらが幕末・新選組編です^^
    表紙はたぶん、おりょうさん

    時をかけた少女たち 〜幕末・新選組編〜
    かやま ゆみ/講談社漫画文庫

     
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    [新選組のコミック本] [コメント:2]
  • [2009/03/26/16:14][ ↑ ][ ↓ ]

  • とってもひじかた君

    タイトルを見て「なつかし〜♪」と感じた方は

    古参隊士…もとい、古参ファンの方ですね

    昭和62年頃のコミックですよ〜。





    とってもひじかた君/鈴宮和由





    新選組の直接なお話ではありませんけど、

    壬生高校のケンカ好き(で、すごくすけべ^^;)な、土方歳三君と

    彼を取り巻く、仲間たちの学園ストーリーです。





    と、ここまで書いておわかりになったと思いますが、

    登場する人物や物の名前に、

    新選組にちなんだ名前がつけられている
    のですよ。






    例えば、頭脳明晰、性格温厚な彼の親友は沖田総司(そうし)君。

    この子は土方君に負けず劣らず、ケンカが強いです

    すごい美人の土方君の彼女は、兼定雪緒さん。

    「燃えよ剣」のお雪さんのイメージなのでしょう。(それと刀の兼定ね)

    それから彼の友達、山崎蒸君や永倉新八君(斎藤・原田・藤堂もいます^^)





    先生は、近藤先生芹沢先生だし、

    そしてライバル校は勤皇高校と…ね

    もう、これでもかっていうくらい、新選組づくしなんですよ。
    (他にもありますよ^^)






    ここに登場する土方君は

    カッコいいときと三枚目の時のギャップが激しいのですが、

    読み終わったときはなんとなく、ほのぼのしてくるキャラクターです。

    友達思いの、いい奴ですしね
    (ことに総司君のこととなるとね、怖いくらい)




    登場人物がそれぞれに個性的で、

    魅力あるキャラなので、読んでいても飽きません。

    全6巻ですが、あっという間に読み終えてしまいますね〜






    そして、6巻目の最後にスペシャル版として、

    「そうしくん はーい!」
    があります。

    これを紹介したかったので、今回記事にしたのです♪






    こちらは幕末の沖田総司と土方歳三を思わせるストーリーなんですよ。

    沖田と土方の顔は、

    「とってもひじかた君」のキャラのままなんですけどね。





    ショートストーリーながら、ちょっぴり切ない部分があって

    ここだけでも切り取って一つの作品にして出したいくらいです。
    (短すぎるので無理ですけどね^^;)





    だいぶ前の作品なので、書店にはありません。

    古本屋なら数件探せばあると思います。

    それでもないときは、

    今はインターネットのe−Bookで読めますよ(便利になりましたね^^)

    気になる方は、お試し下さいね。


    こちらはコミック本表紙です^^
    eBook表紙の方がカッコいいかな

    とってもひじかた君/鈴宮和由


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    [新選組のコミック本] [コメント:4]
  • [2009/02/10/11:06][ ↑ ][ ↓ ]

  • 月明星稀 〜さよなら新選組〜

    今日はコミックのお話です。


    最初、この第1巻の表紙を見たとき、

    表紙に描かれた人物は沖田総司だと思っていました。

    でも、それは土方歳三で、

    彼こそがこの物語の主人公だったんです



    月明星稀 〜さよなら新選組〜 全10巻
    盛田賢司/小学館





    月明らかに星稀(まれ)なり




    そんな意味のタイトルだそうですよ。

    副題の「さよなら…」の意味は不明ですけどね…




    土方歳三のゆるぎない信念が

    どうやって培われてきたのか?




    士道を貫き通す土方の姿と、彼がそこまでに至る

    成長の過程を見ることのできる作品です。





    物語のなかで、歳三は多摩にいる頃、

    彼の運命を決定付けるふたりの人物に出会います。





    ひとりは近藤勇

    彼は歳三に真の武士とはなんたるか、

    なんのために剣を振るうのかを説きます。





    そしてもうひとりは、坂本龍馬

    彼は道場剣法と真剣との違いを

    身をもって歳三に教えるのです。





    ある事件がきっかけで

    敵と対峙することになりますが、

    歳三はふたりの教えにより、生き残ります。





    そして鬼へと変わる歳三。





    その後、試衛館のおなじみのメンバーと共に上洛。

    近藤の理想のために、自らの手を汚すことを決意します。

    新選組の鬼の副長の誕生ですね





    ここでの歳三は


    冷静沈着なうえに、ここぞという時の大胆な行動、

    緻密な分析力と、こと細やかな気配り
    (10巻内より引用)





    を持っていると評価されています。

    (でも三枚目の部分もあるから魅力的♪)






    彼の信念には、道は違っていても

    同じ理想に向かう二人の男が描く世界を、

    この目で見てみたいという望みがあるのです。

    信念を持つ人間は強いですよね





    多摩時代の話の部分では、

    沖田総司の少年時代の姿も見られます♪

    彼にまつわる話が、なかなか興味深いです。





    ただ、この物語では

    歳三の顔が美形に描かれているので、

    最初に登場する沖田の顔には、

    とても抵抗がありました(目が細すぎる





    刀を持ったときの彼は

    とてもかっこよく描かれているので、

    その点では気に入っています。

    何よりも強さが感じられますね。





    驚くのは、斎藤一

    ここでは「忍びの者」なんですよ。

    近藤勇を暗殺しようともします。





    他にも新見錦の取り扱い方が

    今までにない描かれ方になっています。

    前記事でもお話しましたよね。



    その時の記事
    ⇒ 新見錦の取り扱い方




    芹沢鴨の権力を笠に着て、甘い汁を吸うという

    従来の新見の取り扱い方ではなく、

    芹沢を勤皇攘夷の魁とするためなら、

    汚いことでもなんでもするという、

    情熱の新見がここには登場しています。






    そのための芹沢の苦悩と悲しみや、

    新見の最期の部分がうまく描かれていて

    楽しむことができますよ。





    新選組の史実のエピソードはあまり使われず、

    龍馬と土方が知り合いという設定でもわかるように

    ほとんどが作者のオリジナルのお話です。




    それが魅力でもあるわけなんですけどね。

    でも、ひとつ問題があるんですよ




    これ10巻もあるんですけど、

    話は途中で終わりなんです。




    10巻目で伊東甲子太郎が登場し始めるのです。

    西本願寺移転問題が出始めた頃、

    もちろんまだ山南さんも健在の時ですよ。





    これからっていうところで終わっているのが、

    とても残念に思います。

    伊東甲子太郎も美形なんですが、チョッと不気味な奴で、

    これからの行動が見ものだったのにね…





    できれば、これからでもいいので

    箱館まで描いてほしいです。




    そんな残念さをあなたも感じるかもしれませんけど、

    少しだけ変わった新選組を見てみたいときには

    読んでみて下さいね。




    ついでながら、各裏表紙に

    豊玉さんの俳句もついてます。

    手に取ったら、それもお楽しみに〜♪

    月明星稀 〜さよなら新選組〜 全10巻
    盛田賢司/小学館

    ほら〜、沖田さんにも見えるでしょ。
    でも土方さんなんですよ〜^^;



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    [新選組のコミック本] [コメント:6]
  • [2008/12/11/12:44][ ↑ ][ ↓ ]

  • 「るろ剣」もう1つの楽しい読み方

    今日はコミックのお話です。


    このコミックはとても有名な本ですし、

    ブームもあったので、読んだ方はもちろん

    本のタイトルだけでも「知っているよ」

    という方は多いでしょうね


    るろうに剣心 全28巻
    和月伸宏/集英社

    (完全版だと全22巻)




    この本の主人公は、緋村剣心(ひむら けんしん)



    幕末の時代には長州藩の桂小五郎の傘下に入り、

    「人斬り抜刀斎」
    として、無敵の飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)を振るい、

    幕府方の要人や護衛者を次々斬殺するという、

    幕府にとっては恐ろしい人物です。




    新選組にとっても、敵ですよね




    その緋村剣心が明治になって、「不殺(ころさず)」の剣である

    逆刃刀(さかばとう=刃とみねが逆になった刀)を持ち、

    自分の目に映る人たちの幸せのために

    幾多の敵と戦うというのが、このお話の要の部分です。

    (その中に剣心の苦悩もあるわけですけど…^^;)




    もちろん剣心を中心に読んで頂くのが、

    本来のかたちではあります。




    でも新選組を好きな方なら、このコミックを読む時には、

    やっぱり新選組で楽しんで頂きたいですね




    このお話は明治11年からなので、

    新選組自体は存在していません。




    でも主人公のからみで、回想シーンに幕末が出てきます。

    そこで新選組も登場するわけです。

    (彼に隊士たちが殺される場面もありますけど…)



    それから、作者の和月伸宏氏が新選組好きなので、

    新選組隊士にちなんだ名前が、登場キャラに出てきます。




    たあいない悪役もいますけど、

    どんなところで出てくるか、

    チェックしながらみるのも楽しいです。




    そしてなによりも嬉しいのは、

    明治を生きたあの新選組幹部が

    お話の重要なサブキャラとして登場しています。





    その幹部とは、藤田五郎。



    つまり、斉藤一ですね!




    斉藤一は、ここでは警視庁の密偵として登場します。

    彼の中には、新選組の頃からの正義

    「悪・即・斬」が存在し、

    その信念の命ずるままに、彼は剣を振るいます。




    土方歳三
    が考案したという必殺の突き技を昇華させ、

    より殺傷力のある「牙突(がとつ)」を武器に

    自分のあげた正義のもと、

    「悪」はすべて排除していくという徹底振り




    それがなかなか、カッコいい♪




    でもこの物語の斉藤は、チョッと陰険で

    性格が悪そうな人物として描かれています。

    ですから、登場当初は新選組ファンから

    抗議の手紙が作者宛にどっさり届いたそうですよ。




    それでも、戦いの場で

    やるときはやってくれるので、

    次第に人気もアップしました。




    この「るろうに剣心」がリアルタイムで

    漫画や、テレビアニメに出ていた頃、

    巷でちょっとした斉藤一ブームがあったのですが、

    それは、この物語のおかげなんですよ。




    剣心とは、もともと敵同士、

    明治になっても反目するところがあるのですが、

    いつかは決着をつけるつもりの斉藤がいます。
    (最終的なお話は本編をご覧下さい^^)





    斉藤は途中からはずっと登場するので、

    ほとんど最後まで楽しめますよ♪




    そしてもうひとつ



    剣心の敵方として登場する、瀬田宗次郎という青年は、

    「燃えよ剣」の沖田総司がモチーフなんです。



    「宗次郎」という名前も

    沖田総司の幼名から取っているのは

    わかりますよね。




    そのとおり瀬田宗次郎は

    いつもニコニコ笑っていて、かわいい顔で、

    そのくせ、剣心に劣らずの剣の天才ぶりです。




    剣心の敵なのに、沖田総司を見ているようで

    どうも憎めないキャラなんですよね




    天才同士の戦いは、ドキドキしながら読めますよ。

    つい、宗次郎を応援している自分に気づくこともあります。




    こんな風に、新選組をいろいろな部分から

    感じて楽しむことができるのが

    「るろうに剣心」のもう1つの読み方です。




    一度読んだことのある方も、そしてまだの方も

    今度「るろうに剣心」を読むときには、

    たっぷり新選組を感じてみて下さいね


    これが斉藤一。この絵だとすこぶる陰険〜^^;

    完全版るろうに剣心 全22巻セット


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    [新選組のコミック本] [コメント:10]
  • [2008/11/01/12:08][ ↑ ][ ↓ ]

  • ひなたの狼 〜新選組綺談〜

    今回はコミックのご紹介です。





    初めてこのコミックを見たとき、

    女性みたいな隊士がいるな〜

    と思っていた人物が土方歳三でした







    だって髪の毛が結っていなかったし、

    体の線が細かったんですもの〜。





    ひなたの狼 〜新選組綺談〜 全5巻
    斎藤 岬/幻冬舎/2004年





    じつは髪の毛を結っていないのは、土方だけじゃないのです。

    近藤勇沖田総司もちょん髷がありません。





    小劇場などの「新選組」のお芝居では、

    演者がかつらをつけずに近藤や土方を演じるのは

    よくあることなんですけど、

    この人物達もみんなそのままの髪型です。





    土方や原田左之助は肩までの長髪。

    近藤や芹沢鴨、沖田総司らはツンツン立毛の短髪。

    清川八郎に至っては、キューピー頭とでもいうのでしょうか





    「清川さん、ちょっと可哀想すぎでは?」

    って思ったくらいです。





    斬新というか、大胆というか、

    すごくフリーな髪型なんですよね。






    もっとも最近の新選組漫画では

    こんな髪型での登場もよく見かけるようになりましたので、

    だんだん慣れてくるのかもしれません。






    さて、ストーリーのほうですが、

    しょっぱなから君菊姐さんの登場です

    ご存知、土方さんの花街での馴染みの女性ですね。

    (ここでは天神という設定です)





    といっても、艶っぽい話ではなく

    血刀を持った土方との出会いなのです。

    なかなか物騒な出だしでしょ^^;






    その後、話は前後して、

    浪士隊が上洛する途中の

    本庄宿あたりの話が出てきます。





    よく知られている新選組のエピソード、

    例えば本庄宿での芹沢の焚き火事件や、

    佐伯又三郎の横恋慕事件や、

    芹沢暗殺事件などのお話と






    斎藤岬先生の作り出すオリジナル部分が

    うまく絡まって進んでいきます。






    女性に見紛う土方歳三なんですが

    読んでみるとそうでもなく、

    時にやさしく、時に冷静で、

    時に情熱的な魅力ある歳三が登場しますよ。







    土方は試衛館の仲間と上洛し

    自分のすべきことを自覚することなく

    漠然と隊をつくっていくのですが、






    それを芹沢鴨にあからさまに指摘され、

    その結果、己が何をすべきかを認識し、

    着々と自分の隊を組織し始めるのです。






    芹沢は土方たちの進行を時には邪魔するのですが、

    永い目でみれば土方の行く道を

    ある意味導びいているようにも見えます。





    新見錦やお梅の描き方は

    今まで見た新選組コミックとは違います。

    どんな描き方かは、読んで確かめてみて下さいね。





    この物語は残念なことに

    芹沢鴨暗殺の話で終わりなんです。

    この後の土方がどのように変貌するのか

    興味はありますよね。






    斎藤岬先生は別のお話として

    この続きを描くつもりではいるようです。






    「ひなたの狼」全5巻
    だけでも

    お話はまとまっていますので、充分楽しめます。

    でもそれで読み足らないと感じたなら

    続きを楽しみに待ちましょうね♪




    ハイ、こちらの表紙が土方さんですよ^^
    ひなたの狼 〜新選組綺談〜 全5巻
    斎藤 岬/幻冬舎



    その他の新選組コミック






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    [新選組のコミック本] [トラックバック:0][コメント:2]
  • [2008/08/29/12:25][ ↑ ][ ↓ ]

  • 修羅の刻 

    5月30日は沖田総司の命日でしたね。

    ⇒ そのときの記事





    ご存知の通り史実では、

    沖田総司は労咳を患い、

    剣士として戦うこともなく、

    ひとりこの世を去っています。





    でも物語くらいは、

    戦って死んでいくのもいいのではないか。

    いいえ、死の直前まで戦わせてあげたい






    そんな総司ファンの心情を

    叶えてくれたコミックがあります。




    修羅の刻 ―陸奥圓明流外伝―  弐・参巻
    川原正敏著/講談社





    全14巻中(初版の頃・1990年)、2・3巻が『風雲幕末編』で

    沖田総司や土方歳三らが登場
    します。(坂本龍馬も^^)

    その3巻で、この総司の戦いを見ることができますよ。





    『修羅の刻(とき)』の2・3巻の主人公は

    残念ながら新選組ではなく、

    陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)という武道を受け継いだ

    陸奥出海(むついずみ)
    という人物です。





    この陸奥出海は陸奥圓明流をかけて、

    強い男と戦うために旅をしています。

    それで強い男である沖田と勝負するわけです。

    いわば沖田の敵ですね





    でもこの陸奥が、敵ながらすごくいい奴なんですよ〜

    一度沖田は試衛館時代に この陸奥に負けるのですが、

    そのとき二人は、再び真剣勝負の約束をするのです。





    総司はその約束を死の間際まで忘れず、

    ひたすら彼を待ち続けるのですが、

    陸奥もその約束を果たすため、

    総司の前に現れます。





    お互い自分のすべてを出し切っての決闘。

    天才剣士、沖田の技に舌を巻く陸奥。

    それは総司も同様で…そして向かえる結末。





    読み上げたとき、

    なんともいえない感情がこみ上げてくるのです。

    いい本だな。。。






    この修羅の刻(風雲幕末編)

    実は数年前にアニメ放映もされました。

    内容はほとんど原作に忠実でしたね。

    今はDVD化されて市販されています。






    ちなみに2巻は

    坂本龍馬と陸奥との出会い&戦い編。

    沖田の試衛館時代や龍馬暗殺の話は

    こちらの巻に出てきます。






    そして3巻の後半には、

    なんと土方と陸奥との戦いがあるのです。

    (土方も強い男ですからね^^;)

    こちらの戦いも なかなか迫力がありますよ。






    陸奥が、総司と歳三の剣の違いを

    比較しているところが面白いです。

    「うん、そうそう」ってうなずけるかも…





    この2冊の中に、

    新選組ファンを満足させる要素がいっぱいです。






    『修羅の刻 弐・参巻』のコミックはもしかしたら

    もう書店にないかもしれませんが、

    古本屋でもみかけた時には、

    どうぞ手にとってみて下さいね。




    感想を聞かせて欲しいです







    修羅の刻/川原正敏・作

    こちらはDVDです。表紙は土方歳三^^






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  • [2008/06/02/11:58][ ↑ ][ ↓ ]

  • 無 頼

    今日はコミックのお話です



    無頼/岩崎 陽子著・角川書店





    題名の由来は『無頼漢』の意味だと思うのですが、

    絵柄は少女コミックらしく とても繊細なタッチです。

    題名と絵柄にすごくギャップがありますね。






    でも、なにより驚くのは美形キャラの多さですよ(笑)

    それは半端じゃありません!

    土方さんが美形なのはもちろんのこと、試衛館メンバーも

    芹沢鴨や新見錦もほとんどが端整な顔立ちなのです。





    そのため最初に読んだ時は、

    誰が誰だか識別するのにとても苦労しました。

    途中、疲れるので読むのをやめようかと思ったくらいです






    それでもやめなかったのは、登場する彼らが

    すごく魅力的に描かれていたからでしょうね。





    主人公は 斉藤一
    (もちろん美形^^)





    ここに登場する斉藤さんは、真面目すぎるほどまじめで

    そのため いつも貧乏くじを引いてしまう青年です。

    というより、試衛館連中が要領よすぎるのかもしれません。





    でも気が弱いわけではなく、いつでも置かれた状況に

    ためらうことなく、果敢に立ち向かっていきます。

    どちらかというと一匹狼という感じですね






    その、人と深く関わりたがらない斉藤が、

    試衛館の連中とともに怪事件に巻き込まれるうちに

    いつしか彼らといるのが心地よくなって

    同じ方向に歩き始めていくのです。





    特に沖田総司とは剣でも、行動でもすごく気があうのですが、

    信頼しあうまでには誤解があったり、敬遠したり

    本気でけんかしたりと紆余曲折があるわけです





    また土方とも誤解があるのですが、

    だんだんと土方の真の部分がわかってくるに従い、

    最後まで彼の生き様を見てみたいと斉藤は思い始めます。
    (土方さんがまたいいキャラなんです^^)





    他の試衛館メンバーとの絡みも小気味よく

    彼らの台詞や行動が場を盛り上げてくれてますよ。

    その辺は読んで実際に感じてくださいね。





    オカルト大好きな作者の岩崎陽子先生は、

    新選組での有名な史実とオカルトを上手くミックスし、

    他では見ないオリジナリティーあふれる新選組を作り上げています。

    ですから新選組を知らない方でも、充分楽しめる作品になっていますよ





    ストーリー的には、芹沢鴨暗殺あたりまで。

    そして斉藤の未来の奥方、時尾どのも登場します(笑)






    ちなみに、無頼には続編『無頼/魔都覚醒』があって、

    池田屋騒動あたりが描かれています。





    こちらは沖田総司がすごくカッコいいです


    『静寂でいながら激しさもあわせ持つ、桜花(はな)のような剣』



    をみせてくれますよ(笑)





    沖田は己の病に気付き、

    斉藤は沖田の命があとわずかなことを知ってしまいます。





    このあとの彼らの生き様がどうなったか。

    じつはそこまでで、今物語は止まっています。

    その先が読みたいと思っているのですけどね。

    再開して欲しいところです。






    無頼/岩崎 陽子著・角川書店

    こちらは文庫本3巻。沖田と斉藤が表紙です^^





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  • [2008/04/11/13:41][ ↑ ][ ↓ ]

  • 凍鉄の花(こおてつのはな)

    「北走新選組」というコミックは

    私のお気に入りの新選組コミックの1冊です。

    以前にもご紹介しましたよね♪

    → 過去記事 『北走新選組』




    その作者、菅野 文先生には

    実はもう1冊 新選組コミックがあるのです



    凍鉄の花(こおてつのはな)
    菅野 文/白泉社







    「北走新選組」が近藤と別れてからの

    土方が描かれているとすると、





    「凍鉄の花」は歳三の多摩時代、

    そして京都時代がメインに描かれています。





    ですから「北走…」には登場しなかった

    沖田総司が出てきます。





    私がいつものように

    「沖田さん」と親しげに書かないのは、

    この沖田が土方さんと敵対しているから。






    異色の沖田なのですっ






    「北走…」の時にも感じたのですが、

    筆者はかなり新選組を理解されている方ですよね。

    そうじゃなければこんな描写で

    普通描かないよなって思うところが沢山あります。





    例えばこのお話

    「沖田勝次郎」「沖田総司」「大伝馬町」

    「お琴」「芹沢鴨」


    がキーワードになります





    新選組を知っている方なら

    これらのキーワードを見れば

    その関連する話が思い浮かぶと思いますけど。





    それが全部今までにない設定で

    あなたの思いはことごとく破壊されます(笑)





    しかもそれぞれがうまい場面展開で

    自然とつながってくるから心憎いですよね!





    さすがに「土方と沖田が敵対する」という

    かなり無理な設定には、筆者自身も苦労されたようですけど、

    (私も実は少なからず抵抗がありました)

    まあ最後がうまく終わっていたから良いかなっとも…^^;





    菅野先生は「北走新選組」と「凍鉄の花」は

    別次元の新選組として読んで下さいって話されていますが、



     「凍鉄…」   「北走…」
       ↓       ↓

    多摩時代の歳三と、箱館時代の

    「隊士たちに赤子が母を慕うがごとく慕われる」

    歳三はやはりダブってみえます。




    多摩時代には、

    あんなに心やさしく感受性の豊かだった青年が、

    どうして「鬼」へと変貌できたのか?






    ぜひ菅野ワールドの新選組に触れて

    歳三のその理由を確かめてみて下さい






    凍鉄の花(こおてつのはな)
    菅野 文/白泉社




    その他の新選組コミック


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  • [2008/02/26/12:38][ ↑ ][ ↓ ]

  • 冗談新選組

    絶版になった新選組本で、

    すばらしいものはたくさんあります。



    「噂で聞いたけど絶版で読めないよ」


    というのは、とても残念なことですよね。

    私にも経験がありますよ。




    でも、中には復刻する本もあります

    今日はそんなコミック本のご紹介です。




    冗談新選組/みなもと太郎著




    知っている方は「懐かしい」と思うでしょうね。

    知らない方は是非読んで下さいな




    とてもなじみがあって、

    どこか親しみのあるキャラクターたちなのです。





    みなもと太郎氏は

    子供雑誌にも連載していたこともあり、

    そんな点からもなじみがあるのかもしれません。




    主人公は、土方さんです。



    土方キャラの顔はまともな顔なのですが、

    近藤は横長、芹沢は縦長、

    沖田にいたっては もう表現できません。


    最初に見たときは、かなりショックでしたよ(笑)





    たぶん初めて見る方は

    同じショックを受けると思いますよ。




    でもみなもと氏のコミックには

    よく登場する顔なので、

    そういうものだと納得してください




    ストーリーは日野時代、京都時代、

    そして鳥羽・伏見戦から流山まで。




    大雑把に分かれているものの

    氏のアレンジで小気味よく進行し面白いです。




    例えば、貧乏で所得税を支払えない試衛館に

    税務署員が脱税調査にやってきたり、

    その税務署員が京都で鞍馬天狗になって

    再登場したりします。





    多少「燃えよ剣風(?)」みたいな

    ところもありますが(わざとね)

    そんなところも私の好きなところです。




    昭和50年頃に出版されたものですが、

    大河ドラマ「新選組!」放映の頃に

    再販されました。





    そのせいか再販本には

    三谷幸喜との対談が載っています。





    冗談…というくらいですから、

    シリアスを求める方にはおすすめできませんが、

    チョッとお茶のひと時に読むのはいいかもしれません。




    すぐに読めてしまいますので、

    どうぞ軽い気持ちで読んでみて下さい。






    冗談新選組/みなもと太郎著



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  • [2007/12/05/10:14][ ↑ ][ ↓ ]

  • 北の獅子 〜真説・土方歳三伝〜

    近藤勇と別離れた後の土方歳三を

    くわしく知らない方も多いようですが、

    これを読むとよくわかると思いますよ。


    北の獅子 〜真説・土方歳三伝〜 全3巻
    神田たけ志/潮出版社





    コミック本なので読みやすいです。

    もちろんノンフィクションではありませんが、

    流れをつかむのにはわかりやすいと思います。




    でもこの本

    笑うところは一切ありません
    ^^;




    シリアス一色です。

    重くてイヤになるかもしれません





    ルンちゃんは3冊一気に読みましたが、

    読み終わった時、重い気持になりました

    でもしばらくして また読んだときは

    土方さんの渋さが心地よかったです




    そして3回目以降は、

    土方さんの心の内が察せられて

    なかなか良い本だと思うようになりました。




    ですから、一度だけではなく

    何度も読み返してみて欲しいです。




    ここに登場する人物、

    土方さんは似ているとは思いませんが、

    他の人物はかなり現存している写真に似せて

    描かれています






    特に伊庭八郎や中嶋三郎助の絵は

    そっくりですョ(笑)

    それを見るだけでも楽しめます。




    近藤を失くした土方は

    死地を求めて戦います。




    でもその心の奥底には

    秘めた思いが隠されているのです。





    その思いが同郷の多摩人の心に共鳴します。

    もちろん同郷じゃなくても

    わかってもらえると思いますけど





    共鳴できるか試してみたい方は

    どうぞ読んでみてくださいね。


    071126


    北の獅子 〜真説・土方歳三伝〜 全3巻
    神田たけ志/潮出版社





    その他の土方歳三 コミック


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  • [2007/11/24/10:06][ ↑ ][ ↓ ]

  • 天まであがれ!

    本日はコミック本のお話です。



    きょうご紹介するコミック本は

    実は私の中では特別な存在なのです。



    私には超特別本が2種類あります。

    ひとつは「新選組」が歴史に実在する集団だということを教えてくれて、

    私を新選組世界に誘った本。
    ↓ ↓
    こちらです





    そしてもうひとつが、

    新選組という存在を知るきっかけとなったこちらの本です。




    「天まであがれ!」/木原 敏江



    最初にコミック化されたのが 昭和51年。
    070909

    こちらが最初





    次に豪華本になって再登場したのが 平成元年。
    070910

    豪華本。りっぱです^^





    そして文庫本になったのが 平成11年です。
    070908

    お手軽な文庫サイズ。
    ルンちゃんは全部持ってます。
    特別な存在なもので〜^^




    さてストーリーですが、

    新選組に女性が入隊するという定番のお話です。




    ですが、この「天まであがれ!」が

    「女性が入隊する」という定番を作り出した

    いわば草分け的存在なのです。

    (知っていました?)



    『沖田総司を慕う「こより(本名は頼子)」が、

    会津の姫様の容姫に誘われ、新選組に入隊します。

    しかし、歴史の歯車はこよりのおいたちによって

    いやおうなく二人の運命にのしかかり…』





    詳しく書くと、読むときの楽しみがなくなるので

    このくらいにしておきますね。




    この物語は「週刊マーガレット」に連載され、

    30週で終わりました。

    当初はもっと続く予定でしたが、

    諸事情で約7ヶ月で終わってしまいました。

    でもそんな風には感じないくらい

    お話はよくまとまっていますよ。





    ストーリーは多摩時代から始まります。

    その出だしから私は好きです。

    でもこの作品の良いのは、

    途中に出てくるちょっとした詩の部分に

    なんともいえぬ世界があることです。





    特に土方と総司の別れのシーンは

    何度読んでも涙が出てきて止まりません。





    新選組ファンの間では

    「不朽の名作」
    ともいわれ、

    今 活躍中の新選組研究家の諸先生方も、

    それぞれに胸熱くなる思い出を

    お持ちのようです(笑)





    ちなみに私は学生時代、友人達にこの本を貸して

    新選組普及活動に努めました(笑)

    結果ファンになった人もいますし、

    ファンにならないまでも、

    新選組に好意を持ってくれた人は

    かなり増えましたよ〜




    今 手に入れることは難しいかもしれませんが、

    もし見かけることがあったら、

    是非手にとって読んでくださいね。


    ※容姫さまは土方さんが好きでした^^
     その後日談のお話が、木原敏江先生の代表作
     「摩利と新吾」のなかの「しのぶれど」に
     載っています →
    こちら


    もしかしたらここにあるかも
    売切れご容赦 → 
    こちら


    その他の新選組コミック



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  • [2007/09/10/12:17][ ↑ ][ ↓ ]

  • 風光る

    この作品はご存知の方も多いと思います。

    現在も連載中の漫画です。



    風光る/渡辺 多恵子・小学館





    実はこの本についての反応は両極端で、

    私の周りでも「好き」と「きらい」の人が

    はっきり分かれています。




    ですから 紹介するのはどうかしらとも思いましたが、

    私は好きなので載せました




    コミックで新選組を扱った物のなかでは

    ここまで長編なものはありません。


    現在22巻目で、まだまだ終わりそうにはありません(笑)

    それだけ圧倒的な支持を得ているということですよね。




    今まで新選組の作品のなかには

    連載が始まっても思ったより人気が伸びず話の途中で終了したり、

    当初の予定より大幅に短縮されて終わってしまったりというものが

    たくさんありました。

    その中でこんなに続いているものは他にありませんので

    それだけでもこの作品の底力がわかるというものです。




    主人公は「神谷清三郎」こと「富永セイ」

    実は女性なのです。その彼女が新選組という男の集団の中で

    成長していく様子が描かれています。




    女性が新選組に入隊する話は、新選組作品の中では定番なのですが、

    作者にはそれなりの「こだわり」があるようです。

    それはここでは書きませんが、なかなか面白いですよ。




    セイの好きな人は沖田総司さんで、このお話の総司さんは

    剣を持つと武士(もののふ)として一点の迷いもなくりりしいのですが、

    恋にはものすごくうとい青年です。





    脇キャラで見逃せないのは斉藤一さん。


    総司さんと同年齢で書かれていますが、総司よりすごく大人で

    それゆえ胸の中で葛藤する様子がたまりません。

    他のキャラもそれぞれ個性的で楽しいキャラです。




    ただ登場する人物がみんな良い人なのです。

    芹沢鴨・谷三十郎・伊東甲子太郎など

    すべて憎めない人物で描かれています。

    それに慣れていないと、とても違和感があるかもしれません。




    オリジナルな部分がかなり入っていて

    物語はゆっくり進行していますが、

    いよいよ甲子太郎が動き出し、

    話も新選組の落日の部分に突入します。




    今まではの部分でどちらかといえば

    明るい楽しいお話でしたが、

    そのの部分をどのように表現していくのか

    今後のほうが面白いかもしれませんね





    沖田総司とセイの恋のゆくえは?

    そして斉藤は?




    気になる方はどうぞご覧ください。






    他の新選組コミックも見たい?


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  • [2007/08/09/11:04][ ↑ ][ ↓ ]

  • 俺の新選組

    きょうは久しぶり コミックのお話です。




    子どもの頃の私は、男性コミックがあまり好きではありませんでした。

    「ベルばら」に代表される目の中に星がいっぱいつまっているような(笑)

    そんな少女コミックに馴染んでいましたから、

    絵に陰影のある 

    筋肉隆々な劇画タッチのものは好きではなかったのです。




    でも新選組の漫画は男性コミックの中にも沢山ありますよね

    やはり新選組物を読みたい気持ちが勝って

    結局いろいろ読んでしまいました。




    そんな中でいくつかお気に入り作品が登場し、

    私の蔵書の中に加わっています。

    その中のひとつがこちらです。




    俺の新選組/望月 三起也





    この作品の土方は月代を剃った姿ですが、なかなかりりしいですよ。

    一見 冷徹な感じのする彼ですが、実は胸に熱いものを持っていて

    人情味のあるステキなキャラです。




    かわいい美形キャラは、沖田さんかな〜と思うと

    実は原田佐之助さんで、この原田さんが主役のように

    思えるストーリーにもなっています。

    (見方によっては土方さんと2人主役)





    ストーリーは試衛館時代から芹沢暗殺までですが、

    オリジナルな部分が多く、全巻楽しく読むことができます。

    ただ、土方を狙う謎の暗殺集団が登場するのですが、

    最後まで正体が何者かがわからず終わってしまったのは残念。

    本当はもっと話が続くはずだったのかもしれませんね。

    最期(函館)まで進めてほしかったです。





    登場するメンバーがみんな人間味あふれ、

    多少顔が崩れたキャラでもゆるせます。

    (山南さんや藤堂さんのファンは見ない方がいいかも





    もちろん沖田さんも出ていますよ〜。

    土方さんを上手く補佐して、これもまた見所です




    発売当初は全5巻で出ていましたが、

    2003年、出版社が変わって新たに全4巻で発売されています。

    男性コミックに抵抗がない方は読んでみてくださいね。

    また違った新選組が見られますよ。





    ところで、望月三起也先生には

    「ダンダラ新選組」という作品もあります。




    こちらはもっと古い作品ですが、

    残念ながら読んだことはありません。

    ずっと探しているのですが今だ見つからず、

    私の中では「幻のコミック」になっています。




    いつか必ず手に入れたいと思っています。




    結構好きで何度も読み返して楽しんでいます♪(^^)



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  • [2007/07/14/10:20][ ↑ ][ ↓ ]

  • 手塚治虫の「新選組」

    新選組を描きそうもないような 著名な方が

    実は新選組が大好きで、作品も書いていた



    などということが 結構あります。




    「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」でおなじみの

    手塚治虫先生も新選組を描いているのです♪



    新選組/手塚治虫



    昭和38年の作品で、深草丘十郎という架空の人物が主役です。




    父の敵を打つ為新選組に入り(どこかで聞いた設定だな〜)

    新選組での生活に疑問を感じ、

    親友が敵の間者であることを知って

    彼のとった行動は…?



    ストーリーはいたってシンプルで、

    また土方や沖田がちょっといじわるめなのですが

    あの巨匠が新選組を描いていたことが

    とても嬉しくもありました。





    ところでこの「新選組」には個人的な思い入れがあります。



    この本は今まで何度か再版されているのですが、

    数年前にこの初版本を偶然見つけたのです!



    再版本を既に持っていたので 特に必要はなかったのですが、

    どういうものか気になって…



    1年以上迷いに迷った末 

    とうとう買ってしまいました(笑)



    行くたびにケースに飾られていたその本を見て

    「これはもう私の所に来たいのね〜」

    なんて思ってしまったわけですね。




    そんなアナログな本でしたが、

    最近ではe−Bookでも見られるようになりました。

    ずいぶん変わったものですね。



    e−Bookの「新選組」は経験ありませんが、

    機会があったら 体験してみようと思います。





    ↑ ↑ ↑
    こちらがe−Bookです♪


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  • [2007/04/18/15:49][ ↑ ][ ↓ ]

  • 北走新選組

    コミックスのお話です。


    新選組が好きになってから今日まで

    新選組関連本をかたっぱしから読みまくりましたが、←まだ読んでないのもある

    コミックスもたくさん読みました(笑)



    最近(と言ってもずいぶん前)読んだ中で

    特に面白かったのは こちらです。


    北走新選組 / 菅野 文著・白泉社



    2004年 新刊本として登場しました。

    3編収録の中のひとつ「散る緋」の主人公は相馬主計(そうまかずえ)さん。


    相馬主計さんのことを簡単にご説明しますと
    笠間藩士の息子として誕生し、

    慶応3年頃新選組に入隊したといわれていますが

    定かではありません。

    彼の名が度々出てくるのは 近藤勇の板橋投降以後。



    土方の命で近藤助命嘆願書を板橋の総督府に届け、

    そのまま捕縛されてしまいます。

    近藤処刑後釈放され、各地を転戦し箱館に渡ります。



    土方が戦死すると、箱館奉行永井玄蕃(げんば)の命令で

    新選組の終戦処理を担当することになります。


    最後の新選組隊長として新島の流刑にも服し、

    明治5年に放免となり東京に戻りますが、

    明治8年 ある日突然切腹してしまうのです。


    なぜ切腹したのか?

    その理由はわかっていません。



    「散る緋」では、史実を忠実に再現しながらも 作者なりの解釈で

    相馬主計の切腹に至るまでの行程が描かれています。



    取り上げる題材も 展開する場面も、今までの新選組本にないものだったので

    とても斬新で、またストーリーも面白く なるほどと関心してしまいました。



    他の収録作品

    「碧に還る」は野村利三郎を主人公に←これも珍しい!

    「殉白」は土方をメインに描かれていて、

    これらも同様に面白い作品となっています。




    しかし新選組本って多いですよね〜。

    特にコミックスはすごいです。

    気がつくと知らない本がいっぱい出ていて

    追いつきません。



    でもどの作家さんにもいえることですが、

    みなさん新選組がほんっとに好きっ!なのですね!



    それが切々と伝わってくるのです




     ↑ ↑ ↑
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    [新選組のコミック本] [トラックバック:0][コメント:0]
  • [2007/03/27/14:49][ ↑ ][ ↓ ]

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    今月のご紹介本


    ダンダラ新選組
    望月三起也/ぶんか社
     

    幻のコミックが
    文庫本になって帰ってきたっ!!

    永年捜し求めていたあなた、
    待っていた甲斐がありましたね♪
    どうぞ念願を叶えて下さい。
    私もホントに嬉しいです^^

    詳細はこちら^^
    ⇒ 過去記事

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    ◇誠だるま → 関連の過去記事


    ◇新選組の羊羹 → 過去記事

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