土方家の「土用の丑の日」

  • 2008/07/24(木) 11:25:17


今日は「土用の丑の日」ですね






この日にうなぎを食べるという習慣は

江戸時代にできたそうです。





なんでも平賀源内が近所のうなぎ屋から

夏はうなぎを食べる人が減って商売が成り立たない。

何かよい方法はないかと持ちかけられたところ、







思いついて今日うなぎを食べるといいよという意味で、

「本日土用丑の日」の看板を店頭に掲げたら

大繁盛したのがきっかけだそうです。






それが今に至り、

平成の時代でも暑い盛りに

うなぎを食べてるわけですね。






まあ、それはさておいて……







新選組好きが「土用の丑の日」と聞いたら、

土方さんの牛革草採取のことを

思い浮かべる人が少なくないと思います♪






土方家に伝わる「石田散薬」の原料牛革草(ぎゅうかくそう)は

この時期、川べりに群生しています。






ちなみにこちらは、我が家の牛革草


08年の牛革草
08年の牛革草 posted by (C)ルンちゃん





今年の牛ちゃんは色素が濃いのか、

特徴の模様がはっきりと浮き出ていますよ。







さて、昔の土方家では「土用の丑の日」に

この牛革草の採取がありました。







なんでも年中行事の大仕事だったそうで、

その日は晴れでも雨でも集落の人が総出で

採取の手伝いをしたそうです。







その刈り取り作業の総指揮を取ったのが、

若き日の土方歳三






村人たちを適所に配置し、

効率良く作業させたそうですよ。






その時の経験の賜物か、それとも天賦の才か。

新選組や箱館戦争等での、土方さんのずば抜けた指揮力は

皆さんもご承知の通りです






石田散薬の製造は代々家長の仕事で、

しかも作業は秘密室にて行われ、他見できないものでした。

作業方法も家長から家長への伝授というもので、

秘伝であったわけです。






今、公表されている(?)製造方法は、

4キロ弱の牛革草を目方が十分の一になるまで

天日で乾燥させ、鉄鍋に入れて黒焼きにします。






清酒1合をまんべんなく散布し、

再び乾燥させてから薬研にかけ、

粉末にするというものです。






これを百等分にして

100包(1包約4グラム)の石田散薬のできあがり♪






うちみやくじき、擦り傷に効能があるとわれて

なぜかお酒と一緒に飲みます。

薬なのにお酒と飲めるのですから、

酒好きの人には重宝がられたかもしれません







ただし実際の効能は、昭和23年頃の薬事法改正に伴う

製造許可申請時の成分検査では、

「効能なし」との結果が出て、薬としては許可されませんでした。







最近の成分検査では、

牛革草自体にはイソラムネチンという

抗酸化作用の高い物質が含まれているそうですけど、

石田散薬としての有効成分は、やはり検出できなかったみたいです。







虫たちにとっては、けっこう美味しい葉っぱなのか、

注意しないと、虫食いだらけの牛革草になってしまいますよ

うちの牛革草も何度 虫にやられたことか。






そんなわけで「土用の丑の日」は

牛革草の採取日なので、

私も我が家の牛革草を採取してみました。





牛革草採取♪
牛革草採取♪ posted by (C)ルンちゃん
これで一包くらいには、なるかしら?






一度、石田散薬を作ってみたいと思っていたので、

今年は挑戦してみるつもりです。

ちなみに、こちらは室内で栽培した牛革草で、

虫食いはないのでご安心下さい






では、また乾燥したら

ブログに載せますのでお楽しみに〜




参考書籍:「臨時増刊・歴史と旅/S55」
     「歴史読本.H6.8月号」


参考サイト: 新撰組と薬剤師






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