多摩人(たまびと)漫遊記 〜新選組のチョッと話〜


人生大半を新選組に費やす筆者が、史跡巡りや新選組で得た様々な事柄を綴る。他に街道歩きや旅の話もしてます♪
こんにちは、ルンちゃんです♪

(写真=幕府のイヌ?)
新選組大好き歴が永〜いだけの私ですが、いっしょにお話しましょう!

 
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あなたに質問です

平成24年5月14日までに
235名の方々にお返事を
いただきました。コメントも
ありがとうございます(^ー^)
引き続きよろしくお願いします。



今まで行ったアンケートは
こちらです^^ ⇒アンケート集

1.あなたが今一番行きたい、
  新選組関連史跡の場所は?


2.あなたが真っ先に会いたい
  新選組幹部は誰ですか?


3.試衛館メンバー以外で
  あなたの好きな新選組隊士を
  教えて下さい


4.歴代の土方歳三
  あなたのお気に入りは?


マンガで読むニュース



『今日は何の日?』カレンダー

新選組の事件をカレンダーに
してみました。気になる事件を
チェックしてみて下さいね。

 誠新選組の気になるあの日

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キーワードを入れてみて下さいネ
それでもわからないときは
どうぞお気軽にコメントくださいね〜(^^)
ご好評頂いてます^^


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最近の過去記事はこちらです^^

「一刀斎夢録」を読んで

浅田次郎氏の描いた斎藤一。

タイトルは「一刀斎夢録」





実は1年程前に、すでに読み終えていたのですけど、

ちょうど記事アップしようと思っていた時、

あの「3.11」がありました。






内容がすごく重いお話なので

アップする機会を逃していましたが、

最近になっていろいろなところで

この本のことを聞くようになり、

私も記事にすることにしましたよ。






この本は、浅田次郎氏の新選組三部作。

その最後の作品ということでしょうか。

浅田氏の描く新選組物語の特徴は、

子母沢寛著の「新選組始末記」などにあるような

聞き書きスタイルを取り入れているところですね。







この物語では、メインは斎藤一本人が、

梶原稔(かじわら みのり)という近衛師団中尉に

自らの過去を話しているという形を取っています。






斎藤一が自らの過去を語る?





それが私の中の斎藤一のイメージと一致しなくて、

最初からチョッと違和感がありました。

斎藤一といえば寡黙で、明治になってからも

自らを語らずという感じでしたから…






でも物語の構成上それは必要なことで、

また「なぜ自らの過去を語るのか?」は

物語の中でも斎藤自身が語っています。






この物語の中では、斎藤一は自らを正当化することもなく、

反対にいかに卑劣な冷たい人間だったかを語ります。

剣を持つものが彼の話を聞くことで嫌気が差し、

剣を放棄することを恐れて、

梶原に剣を放棄しないことを約束させるほどです。






この物語では「龍馬暗殺」の実行犯も彼なんですよ。

斎藤一が関わったすべての事件について語っていますが、

どれも明るい話題ではありません。






そんな中でチョッと嬉しいのは、

斎藤が土方を高く評価しているところでしょうか。

彼の命令ならどんなことでもしてしまうくらい、

彼については絶大なる信頼を置いているようです。





また沖田総司についても剣の腕前を認めていて、

沖田ファンにとっては、嬉しくなる場面でもあります。





この物語でのキーマンは、市村鉄之助。

彼は土方歳三の遺品を、

日野の佐藤彦五郎(歳三の義兄)に届けるために、

土方の命令で戦地の箱館を脱出したことで有名ですよね。






この物語では、斎藤一のただ1人の弟子として

登場しています。

時には斎藤にボコボコに殴られ、蹴られながらも、

健気に彼に付き従う姿が痛々しいです。






斎藤一に対峙し、

まるで鏡に映ったもうひとりの斎藤のように

(この物語では斎藤は左利きなので)

狂いなく斎藤の剣技を模写していきます。





そんな二人の、必然とも偶然とも思える再会。

斎藤はある決意をして、

再会した鉄之助に会いに行くのですが、

お互いの裏の裏をかいた結末に、

心苦しくもなっていきます。






浅田次郎氏の描く新選組物語は、どの作品も

哀愁や悲しい愛情が感じられます。

心悲しく感じる部分は

共感を与えることにもなるのでしょうが、

今回に限っては、この結末には辛すぎるものがありました。






もちろんこれは私の感想で、

感じるものは人それぞれだと思います。

でも、命にかかわる辛いことを体験したばかりで

まだその傷が癒されていない場合には、

この本を読むのはキツイかもしれません。






さて、重い結末の話で終わるのは不本意なので、

最後はチョッと軽い話題で閉めたいと思います。

「一刀斎夢録」の一刀斎とはなんのことでしょう?





一刀斎の「一」の部分を「はじめ」と読んで、

逆に並べると「斎刀一(さいとうはじめ)」

警視庁での斎藤一の隠語なんだそうですよ。





そこだけ「なるほど〜」と思いました。


一刀斎夢録 上下巻
浅田次郎著



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[新選組の本] [コメント:2]
  • [2012/02/21/10:48][ ↑ ][ ↓ ]

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    斉藤一、晩年の写真

    人づてに

    斎藤一の晩年の写真が、今度の菊地明先生の本に載るらしい』


    ということを聞いていたので、発売日を心待ちにしていました。




    8月20日(発売日)になったので、早速お取り寄せ。

    今日 読み終わりましたよ





    その本の名は、

    新選組組長・斉藤一
    菊地明著/PHP研究所


    一冊、まるまる斉藤一の本ですよ。





    本が届いて「よし、読もう!」と思う前に私がしたことは、

    お察しのとおり斉藤一の写真探しです

    読んでいるうちには必ず見つかるでしょうけど、

    やはり気になりますものね。





    でも、すぐ見つかると思っていたのに

    なかなかありませんでした。

    根気よく探してやっと見つけましたよ、あとがきに。





    斉藤一の写真といえば、

    西南戦争凱旋時の警察の集合写真が有名ですよね。

    (この本の表紙にもなっています

    でもあの写真が斉藤一だという、確たる証拠はないそうです。





    この本に載せられた写真は、一の晩年の頃のものですが、

    身内の結婚式の集合写真というもので、

    名前がしっかり書かれているそうなんです。





    未公開の写真があるっていうことは

    以前から聞いていたので、

    それがこの写真なんだと納得しました。





    ただ写真のそのお顔は、かなりご高齢なお顔でしたし、

    輪郭がぼやけてもいるようですので、

    警察の写真の人と似ているといえば似てるし、

    似てないといえば似てないし…

    私には判断がつきかねませんでしたよ

    (でも本人の名前入りですからね)





    ですから、もしあなたも気になるようでしたら、

    書店で確認してみて下さいね。





    さて本の内容のほうはといえば、

    今まで「謎」とされてきた斉藤一について、

    いろいろな史料(新史料も含む)を踏まえて、

    かなり具体的に書いてあります。





    彼の「出生について」や「試衛館門人説」

    「一は左利きだったか?」とか

    「龍馬暗殺にかかわったのか?」など、

    面白い話もたくさん登場しています。





    私が興味を持ったのは、会津戦争での彼の足跡や、

    斗南を経て東京に戻ってからの生活など。

    特に会津戦争部分では、まだ空白の部分もありますが、

    読み進めていくにしたがい、彼とシンクロして

    一緒に歩いている気分にさえなってきましたよ。





    今まで出版された斉藤一の本の中でも、

    かなり詳しく書かれている本ですので、

    彼について、深く知りたいと思っていたなら、

    読んでみると面白いです。

    よかったら読んでみて下さいね〜


    追記…記事アップの時「未公開」と書きましたが、
       既に公開はされていたようです。
       (あまり知られてはいないようですが)
       文字訂正致しました。ご了承下さい。(9/12)


    新選組組長・斉藤一
    菊地明著/PHP研究所

    本の表紙にもなっている
    この写真には見覚えありますよね^^



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    [新選組の本] [コメント:2]
  • [2011/09/11/00:14][ ↑ ][ ↓ ]

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    久しぶりに読んだ、長編新選組小説


    昭和27年ごろに、新選組の

    3部作の映画があったらしいです。

    主人公を片岡千恵蔵が演じていて、

    なかなかに見ごたえがあったようですよ。





    その映画は、今はもう見ることはできそうにもありませんけど、

    原作本は市場に出回っています。

    偶然にも我が家にあったので、読み直してみました





    長編小説というくらいですから、すごく長い物語でしたよ。

    これは昭和25から26年に新聞掲載されていたそうです。

    どっぷり新選組に浸かりたいというなら、

    このくらい読むことができればいいですね



    新選組 村上元三著




    我が家にあったのは、

    東京文藝社から出版されたものですが、

    今は文庫本が出ているそうです。





    主人公は秋葉守之助という架空の人物です。

    彼は幕臣の家に生まれながらも妾腹の子ということで、

    母違いの兄に小さい頃からいじめられ、父亡き後は

    家にいづらくなり家を飛び出します。

    その後は何をするともなく、浮き草のような生活をしています。





    それでも若いときには向学心に燃え、

    長崎に修行にも行って、新式銃の撃ち方や

    外国語を身につけてもいるのです。

    後に江戸へ戻るのですが、

    新知識を役立てることなく暮らしているんですね。





    そんな彼が、江戸で春駒屋おくらという芸人に出会い、

    新選組を結成する前の近藤勇や土方歳三に出会うことで、

    物語が始まります。





    守之助には好きな女性がいて、その彼女との関わりで

    江戸にいられなくなり命も狙われます。

    彼女は全編で登場し、そのため時には

    恋愛小説を読んでいるようにも感じるのですが…^^;

    でも彼女がいないと物語が動かないので、これはしかたないか。





    京都に行った守之助は、

    ある人物のいいつけで新選組に入隊します。

    始終当事者ではなく、第三者的視線で

    新選組内外で起こった事件を見ていますが、

    近藤勇という人物に接していくうち、新選組に興味を覚え、

    離れられなくなっていくのです。






    第三者のつもりでも、自分の意思とは関係なく

    守之助は新選組の事件にことごとく関わっていきます。

    危険な目に何度もあいながら、

    いつも窮地を脱することができるのは

    この物語の主人公だからでしょう。

    (土方からも命を狙われますけどね^^;)





    こうして守之助を通して新選組史が語られているのが

    この本の特徴です。

    近藤勇や土方歳三の最期も、

    守之助によって見届けられています。

    土方の死亡日時が史実とは違っていたりしますが、

    それは物語の場を盛り上げるためと思って

    読んでいただければいいでしょう





    あっ、そうそう。

    肝心なことを書き忘れていました。

    この本での近藤勇は、

    実直でいい感じに描かれていましたよ。

    沖田総司も剣士らしい、いい青年でした。





    反対に土方歳三は猜疑心が強くて自信家で、

    鬼の土方全開です。

    でも後半に行くにしたがい、変わっていき

    多少好感の持てる土方になっていました。





    最期の場面では土方の思いも感じられますよ。

    長い物語で大変かもしれませんけど、

    あなたが読もうと思ったときにも、

    最後までじっくり読んで頂けたらと思います



    新選組 村上元三著
    今は、三部作の文庫本で出ています^^




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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2011/07/16/12:22][ ↑ ][ ↓ ]

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    月下と花天


    近藤勇の妹が登場する小説

    「恋する新選組」
    を書かれた 越水利江子氏。




    彼女は児童文学作家で、

    数年前の「総司忌」の講演会で

    ご自身の新選組話をされていましたよ




    講演会のときに「恋する新選組」以外にも

    新選組を題材にした小説を書いていたという話があって、

    どんな本だろう?と気になっていました。




    その本をインターネットでみつけて

    手に入れたので、早速読んでみました

    それが、こちらの本ですよ。




    月下花伝 〜時の橋を駆けて〜
    越水利江子著/大日本図書



    花天新選組 〜君よいつの日か会おう〜
    越水利江子著/大日本図書




    はい、この2冊です。

    『大日本図書』というと、

    学校で使う教科書を連想しますね。




    「教科書ばかり出版している会社」と思っていましたが、

    こういった本も出版しているんですね。

    「児童文学」の絡みなのでしょう




    どちらもハードカバーで表紙のイラストがステキです。

    イラストから見ても女性向けですよね。




    「総司忌」で聞いたお話ですと、

    この2冊はどちらを先に読んでもいいとのことでしたが、

    一応「月下花伝」の方が最初のお話です。




    主人公の月倉秋飛(あきひ)は、姉と共に、

    龍月館という剣道場を営んでいた祖父に育てられていました。

    でも祖父が急死し、高校を退学して仕事に出ることにしたのです。




    その仕事場が京都太秦の撮影所。

    秋飛は「女優になりたい」と、そこで仕事を始めます。

    とはいっても彼女の役はといえば、エキストラの仕事ばかり




    それでもある日、

    彼女が剣術に通じていることをスタッフが知り、

    人気俳優の殺陣の吹き替えの仕事が入ったのでした。 




    こんな風に話すと、新選組との接点が

    全くないような小説なんですけど、

    じつは総司が秋飛の前に現われるのです。




    つまり「過去の人が未来に来る」

    という話になるんですね〜。

    でもこの話の場合は、総司の意思だけが

    未来に来るという感じなんですけどね。




    それで「花天新選組」では、

    現代人の秋飛が過去の総司のいる世界に行く、

    という逆の話になっています。




    こちらも意思だけが過去に行くので、

    過去の部分では秋飛本人の身体は登場しません。

    じゃあ、どうなっているかといえば、

    ネタばらしになるので、そこはヒミツです。
    (読もうと思っている方に悪いので^^;)





    あとは定番の「新選組で生活する」

    というお話になるわけですが、この小説では

    「総司の最期」の部分まで書かれています。




    時空間超えの話で、ここまで書かれることは

    滅多にないんですけどね。




    発想的には面白い部分もいくつかありましたけど、

    所々に説明不足の感があり、読み終わった後に

    未消化な気持ちが残ってしまいました




    一応、SF小説だろうと思うので、不足の部分は

    自分で想像すればいいか、とも思うんですけど、

    それにしても、このモヤモヤはなんだろう?




    もしあなたがこの2冊を読んだときに、

    同じような思いを感じたら、どうぞ教えて下さいね。




    文字も大きく、小中学生の少女向けかもしれません。

    総司が好きな女の子に読んで欲しいと思います




    個人的には「恋する新選組」の方が好きです。

    でもどちらが好きかは、全部読んでみないと比べられないので、

    一応読んでよかったと思っています。


    ほら、表紙がキレイでしょ^^

     

    月下花伝 〜時の橋を駆けて〜
    越水利江子著/大日本図書


    花天新選組 〜君よいつの日か会おう〜
    越水利江子著/大日本図書




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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2011/04/27/23:28][ ↑ ][ ↓ ]

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    新・新選組三部作



    新選組ファンの間で新選組三部作といえば、

    子母澤 寛著の

    ・新選組始末記
    ・新選組遺聞
    ・新選組物語
     

    のことを言うんですけどね





    最近、それとは別に新しい「新選組三部作」

    というのがあるみたいです。それはなにかといえば、

    浅田 次郎氏の

    ・壬生義士伝
    ・輪違屋糸里
    ・一刀斎夢録


    のことだそうですよ。





    「壬生義士伝」
    といえば、

    主人公は新選組隊士の吉村貫一郎で、

    「家族のために新選組に出稼ぎに来ていた人」

    として新選組ファンの間ではみんな知っていっていますけど、

    はっきりいって、そんなには興味を持たれなかった人でした。







    ですから、本が出版されたときも

    「あの吉村貫一郎の話なんだ〜」くらいで、

    あまり私の周辺でも騒がれていませんでしたね。

    私自身も「そのうち読んでみよう」くらいで、

    実際に読んだのは だいぶ経ってからでしたよ。






    でもその後、テレビで長編ドラマ化されたり、

    映画化されたりして一躍有名になっていましたっけ






    「輪違屋糸里」
    は芹沢鴨暗殺の話の中に

    一瞬だけ登場する島原芸妓・糸里の話でしたね。

    史実では暗殺現場にいただけの人だったのに、

    よくもあれだけ話を膨らませられるものだなあ、

    小説家ってスゴイな、なんて思ったものです。






    それでも読んだのはテレビドラマ化されてから

    という遅いもので、しかも文庫本になってからでしたよ。

    つまり私の中では浅田次郎氏の新選組本は、今まで

    「そのうち読もう」くらいのものだったんですよね。






    でも、「一刀斎夢録」は別っ!

    すごく読みたいっ!!







    だって主人公が斎藤一なんですよ!

    しかも戊辰戦争後、明治時代、

    警視庁抜刀隊として西南戦争に行き、

    そこでかつての新選組隊士と再会するという話。






    これは、すぐに読みたいと思う題材ですよ






    「一刀斎夢録」は「週刊文春」で

    2008年10月から2010年6月まで連載されていた小説です。

    この1月に新刊本として書店に登場しました

    連載だと毎回の発売を待たなければいけませんけど、

    これでまとめて読めるわけです。







    先日別件で書店に行ったら、

    ちょうど小冊子が置いてあって、

    表紙に土方さんが載っていたのでしっかり貰ってきました。

    その小冊子が「一刀斎夢録」刊行記念の小冊子だったんです。






    まだ小説の中身は読んでないのでよくはわかりませんけど、

    その冊子によれば、明治になってからの斎藤一の話が出てくるようです。

    しかも西南戦争で再会するのは、

    土方歳三が形見を託した少年です。

    (もちろん名前はわかりますよね






    彼が佐藤家を立ち去ってからの話は、

    史実でも定かではないようですが、

    「西南戦争に参戦した」という噂もありますよね。






    その部分を浅田次郎氏が

    どのような展開で描いているのかが、

    すごく興味のあるところです






    「今読んでいるところ」という人は、

    けっこういらっしゃるみたいなので、

    私も近日中にその仲間に入るつもりです。

    面白かったら、また感想を書きますね。


    一刀斎夢録(上)
    浅田次郎著/文藝春秋

    上・下巻で刊行
    上巻の表紙はこんな感じですよ



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    [新選組の本] [コメント:4]
  • [2011/01/28/10:44][ ↑ ][ ↓ ]

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    池田屋跡、その前は何屋さん?

    元治元年6月5日、

    「池田屋騒動」と呼ばれる事件のあった池田屋は、

    その後買い取られ、佐々木旅館と改名され営業されました。

    でも昭和の初めの頃に老朽化で取り壊されたとか。






    平成の現代ではその場所に、

    居酒屋さんが建てられていますよね。

    幕末をイメージさせるモニュメントで飾られ、

    幕末ファンには楽しい限りです。






    ちなみにその居酒屋ができる前は、

    パチンコ店でしたよ。知っていましたか?

    その前がケ○○ッキーフライドチキンのお店でしたね






    それじゃあ、その前は

    いったい何屋さんだったでしょうか?







    答え。

    私の記憶では、確か雑居ビルでしたね。

    その証拠がこちらの本に載っています




    写真で見る 
    みんなが好きな京都今昔物語
    結喜しはや著/新人物往来社







    この本の168ページ下部にある写真がそれで、

    「池田屋ビル」と呼ばれていました。

    そのビルには、いくつかの飲食店が入っていて、

    階段を上がっていくと「トリトン」というお店もありましたよ。

    そのお店の名前が、この写真の中にもありますね。







    もうだいぶ前のことになりますけど、覚えているものですね〜。

    この写真を見ていたら当時が懐かしくなりましたよ。







    ところで、この本は何かというと、

    幕末から明治・大正・昭和に撮影された写真をメインとして、

    京都の名所・旧跡、幕末の歴史をたどることができる、

    京都や幕末が大好きな人には、とても楽しめる本なのです。







    例えば今でこそ修学旅行生が多数訪れる二条城も、

    明治や大正の頃ではその周辺の様子は違いますし、

    玉砂利の敷かれた通し矢で有名な三十三間堂

    昔はお堂の周りは土がむき出しのままでした。






    実はですね〜、私は新選組が好きなので

    何度も京都を訪問しているんですけどね。

    その都度、現地では幕末の面影を追って

    遠い昔をイメージして楽しんでいたんです







    でもこの本に載っている写真を見たら、

    思い描いていたものがことごとく、

    吹っ飛んでしまいました^^;






    だって新選組が一時警備をしていた二条城に

    お堀はなかったみたいだし、

    安藤早太郎さんが通し矢をした三十三間堂も

    思い描いていたよりずっと、

    町の人に親しみ易い感じでしたからねっ。







    イメージがかなり違う…







    「百聞は一見にしかず」


    とはよくいったもので、写真1枚でも

    当時の様子がすごくわかるんですよ。







    しかもこの本の著者は、京都生まれの幕末維新研究家、

    そして紀行作家でもある結喜しはや氏です。

    彼女は新選組好きでもあるんです






    つまり地元民なので、

    京都の裏話(?)も知っているし、

    新選組好きなので、新選組(&幕末)好きな人が

    知りたいような事柄もよくわかっているわけです。






    そんな地元民と新選組好きの強さを備え、

    写真を交えて、細かく解説しているのが

    この本なんですよ。






    ちなみに私が個人的に興味を持ったのは、

    やはり新選組についての項でしょうか。

    現存しているほうじゃなく、昭和まであったという

    芹沢鴨の初代の墓の写真(初公開写真)も載っているので、

    あなたも新選組ファンなら、ここは見る価値大いにありですよ。






    「京都大好き」というなら、

    ここに出てくる名所旧跡の数々を見て下さい。

    渡月橋の昔の様子なんか、きっと驚くことでしょうね






    というわけで、私もしばらくこの本を読みながら

    自分のつくったイメージを想像し直すつもりです。

    京都にも、また行きたいですね〜。


    写真で見る 
    みんなが好きな京都今昔物語
    結喜しはや著/新人物往来社

    京都旅行の時に持っていっても
    いいですね〜^^


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  • [2010/11/29/14:51][ ↑ ][ ↓ ]

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    近藤勇の妹が出てくる物語



    この連休中に、今年の「総司忌」で講師をされた

    越水 利江子先生の小説を読んでみました。

    それが、こちらの本ですよ





    恋する新選組 全3巻
    越水 利江子著/角川つばさ文庫





    全3巻とも表紙が可愛いらしくて、

    主人公の宮川 空(そら)ちゃんと沖田総司が載ってます。





    「宮川」と聞いてピンとくるかもしれませんけど、

    この空ちゃん、じつは近藤勇の妹なんです

    といってももちろん小説の中のお話で、

    実際には近藤勇には妹はいません。





    でも考えたもので、

    妹といっても空は「捨て子」という設定なんです。

    宮川三兄弟のもと、のびのびと育てられた女の子なんですね。

    兄たちと一緒に剣術もしていますよ〜






    内容をチョッとだけお話しますと、

    勝兄ぃが近藤周斎の養子になって近藤勇と名乗り、

    試衛館に移ってから数年後のこと。

    13歳になった空は勝兄ぃのような立派な剣士になる!

    と誓って宮川家を出て、試衛館にやってきます。






    そこで、試衛館メンバーに会うわけですね





    そして土方さんがらみの女性問題(?)に巻き込まれ、

    試衛館のメンバーがひと暴れ。そんな風にいろいろと騒動のある

    試衛館ですけど、彼女にとっては楽しいものでした。





    でもある日、彼らは空を残して黙って京都へと旅立ちます。

    もちろん彼女はそのまま待ち続けるつもりは毛頭なく、

    彼らを追って京へと向かうのでありました。





    これ以上お話を説明すると、

    読むとき面白くないので書きませんけど、

    もうひとつだけいっておくと、

    意外な人物らとも仲良しになりますよ






    この「恋する新選組」は小学校上級生から読める

    少しやさしめの新選組本です。

    角川つばさ文庫は十代はじめの年齢層の子供達に、

    読書するきっかけにしてもらおうと作った文庫なんですね。





    ですから読みやすさは抜群です。

    血なまぐさい部分は少なく、またあってもさらりと描かれていて、

    初めて新選組に接する方でも抵抗なく読めます。





    もちろん新選組のことをよく知っていて

    「新選組はこんなにきれいじゃない!」

    なんて怒る人もいるかもしれませんので、

    史実を大切にしているなら、この本は

    おすすめできませんけどね。






    越水利江子先生も新選組は大好きなので、

    チョッとした隊士らのエピソードが盛り込まれているところに

    ファンを喜ばせるところがあって楽しめますよ。

    (例えば歳さんの沢庵好きとかね…)







    子供達の読書離れが叫ばれている昨今、

    読解力(国語力)の養成の意味も兼ねて、

    どうぞお子さんに紹介してみて下さいね。

    特に女の子におすすめしときます。






    そしてついでに、この本からスタートして

    新選組にも興味を持ってもらいましょう。

    もちろん大人も楽しめますよ。

    よかったら親子で読んでみて下さいね





    越水利江子先生の新選組を題材にした小説は

    他にもあるので、また機会をみつけて

    読んでみたいです



    恋する新選組 全3巻
    越水 利江子著/角川つばさ文庫

    こちらが空ちゃん、可愛いでしょ^^



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    新選組ファンを作ろう♪



    昨年の10月23日付けで、ご紹介した本が

    やーっと出ましたよ

    どんな記事だったか覚えていますか?

    こちらです ⇒ 過去記事







    朝日ジュニアシリーズの「マンガ日本史」です。

    50人の人物にスポットをあてて、

    その人物を通して時代を読み解くというものです。






    35人目の人物は、江戸時代最後の侍。

    箱館戦争で己の信ずるままに戦いぬいた男の登場。






    そうです。土方歳三です

    マンガ日本史 第35号
    土方歳三







    や〜長かったですね。10月に刊行されて35週目、

    やっと土方さんが登場しましたよ。

    しばらく忘れていたのですけど、ふっと思い出して、

    そろそろ登場では?と思っていたところ書店にありました。








    表紙を見ればすぐわかりますよ。

    土方さんらしい、カッコいいイラストが

    ババーン!
    と載っていますからね







    さて、中身の方ですけど、

    学習指導要領に対応している内容だそうですよ。

    「そうです」というのも、どの辺りが指導要領なのか

    はっきりとはわからないもので…^^;







    箱館戦争がメインで載っているので、たぶん

    「江戸時代の最後」という部分で

    教科書に準拠しているという事かもしれませんね。







    でも教科書などに比べると、旧幕府軍

    (というより土方さんかな^^)については丁寧に描かれていますよ。

    エピソードも何気に入ってます。

    ですから、意外と好感が持てる内容になっています。







    朝日ジュニアシリーズというくらいですから、

    お子さん対象の本なんでしょうけど、

    これならどんどん読んでもらいたいくらいです







    オールカラー。マンガ日本史なので

    35ページ中26ページがマンガですけど、

    その部分ももちろんフルカラーです。







    絵は碧也(あおまた)ぴんくという方が描いていますが、

    なかなか魅力的な土方さんに仕上がっていて、

    すべてがカラーの土方さんなので、ステキですよ♪







    ただしお子さん向けなので、箱館戦争について

    すごく詳しく載っているわけではありません。

    物足りなさを感じるかもしれませんので、

    その辺はご注意下さいね。






    お子さんに興味を持ってもらうキッカケにするなら、

    このくらいで充分かもしれません







    あとはあなた自身がお子さんの語り部になって、

    箱館戦争について熱く語ってあげるといいですね

    そして正しく新選組を理解してもらって、

    新しい新選組ファンを作って欲しいです

    (よろしくお願いします^^)







    この本、意外と人気なのか書店にないかもしれません。

    私も数件探して、やっと1冊見つけたくらいですからね。

    でも諦めずに探してみて下さいね〜


    土方さんのイラストが表紙ですよ^^



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    京都に行く予定はないんですけど^^;



    今年の夏休みは、

    函館へ行こうと計画を立てている最中です。





    今日は一緒に旅する予定の友人Kちゃんと会い、

    史跡めぐりの大まかなコースを決めて、

    ホテルや飛行機の手配もしてきました。





    一気に函館モード突入です♪





    行きたいお店もチェックして、

    あとは細かい部分を調べるだけですよ





    ついでに函館の最新情報を得ようと思い、

    書店に行ってガイド雑誌を物色してみました。

    最新本もいろいろありますよね。

    そこでふたり、すごく気になる本を見つけて購入したのです。

    …京都の本^^;






    京都の本?

    函館の情報を得ようとしたのに?






    だって、面白そうだったんですもの〜

    ふたり一緒に興味をそそられてしまったのが、こちらの本ですよ。


    龍馬&新選組 京都幕末案内









    京都のガイド雑誌ですけど、

    「幕末案内」っていうくらいなので

    幕末史跡メインで載っています。






    長州・薩摩藩邸跡などの名だたる史跡はもちろんのこと、

    戊辰戦争の東軍側の墓地など、

    普通のガイド雑誌ではチョッと案内されていないような、

    あまり有名じゃない場所まで載っているのが特徴なんですね






    これなら京都めぐり初心者でも、

    また一通りメインの史跡めぐりをした人でも楽しめそうですよ。

    モデルコースもあるので、実際に行くときにも

    無駄なく史跡めぐりができそうです。






    他にも、池田屋跡の居酒屋などの気になるお店も満載ですし、

    漫画まで載ってたんですよ。(おみやげも^^)






    こんな感じの本なので、

    京都に行く予定はしばらくないのですけど

    買ってしまったというわけです






    函館・京都・会津。

    行きたい所は沢山ありますね。

    いつか京都・会津に再び行くときまで、これらの本で楽しんでおきます。






    あっ、それで 話は戻りますが

    函館のガイド雑誌の方ですけど、そちらもしっかり手に入れましたよ

    Kちゃんが1冊購入したので、

    函館に行くとき飛行機の中で読ませてもらうつもりです


    龍馬&新選組 京都幕末案内

    これなんですよ〜。
    書店で見かけたら、中身覗いてみて下さいね^^



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  • [2010/06/27/23:33][ ↑ ][ ↓ ]

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    探偵沖田総司?


    ひさしぶり、新選組小説のお話です。

    文庫本になっている沖田総司の物語ですよ




    沖田総司・魔道剣
    加野厚志/廣済堂文庫





    実はこの小説、数冊のシリーズ本になっていて

    「魔道剣」は4冊目にあたる作品です。

    ちなみに、このシリーズを並べてみますと、

    1.沖田総司・暗殺剣
    2.沖田総司・非情剣
    3.沖田総司・魔道剣
    4.沖田総司・獣王剣




    という順番になっています。





    一応、新選組史の流れに沿って本は刊行されていますが、

    どの本も1冊で話は完結されているので、

    どこから読んでも楽しむことはできます





    と言っている私も、じつは

    この「魔道剣」から読み始めました





    さて「魔道剣」のお話ですが、

    この本だと沖田総司は京都に来て

    1年くらい過ぎた頃になっています。





    京洛に、残虐な殺人が徘徊する日々。

    しかもその殺人鬼は、

    姿・形が総司にそっくりな偽総司でした。






    殺人鬼は、総司の太刀筋や必殺の三段突きまでも

    彼同様に操るという不気味な人物。

    そして殺人を繰り返すその男の最終目的は

    なんと、沖田総司本人の命だったのです。






    鏡に自らを映し出されたような錯覚に陥り、

    魔物のいう〈十死一生日〉の呪いを祓うことができず、

    破滅の日を待つばかりの総司。





    解決の糸口がつかめず、

    「誰が犯人なのか」を見極めることができず、

    周りのものがすべて犯人に思え、

    疑心暗鬼に取りつかれる総司。





    そんな総司が果たして殺人鬼の正体を暴き

    その魔物を、討ち取ることができるのでしょうか?





    という風に物語りは進んでいきますが、

    この小説を読んでいると、総司のように

    すべてが怪しい人物に思えてきてしまいます

    (すべての人が怪しい要素を持っているからですが)






    ここに登場する「沖田総司」は、

    よくある新選組小説で登場するような

    剣一筋の人物なので、頭の切れる人物

    というわけじゃありません^^;






    その総司が、探偵のように殺人鬼の正体を

    暴かなければならないので、犯人探しは大変です^^;





    それで、彼の代わりとなる人物が必要なわけですね。

    もちろん彼のブレーンというべき存在が一人いるんですよ。

    そう記すと「土方歳三でしょ?」

    って思うかもしれませんが、違いますよ






    それは京洛の烏丸神社の姫巫女、

    千里眼の霊力をもつ烏丸龍子(からすま りゅうこ)という、

    このシリーズには必ず登場する女性です。






    彼女は背が高くて凛として、

    甘い伽羅の香り漂う美しい女性です。

    (これはステキなのですが^^;)





    誰にも媚びず、他人に厳しい。






    でも自分には甘くて、そしてなにより

    お金が大好き(やれやれ^^;)






    この女性を総司はすごく好きみたいです。

    本当は「いい鴨」にされているのに、それさえ快く思っていて

    烏丸神社の氏子にまでされて、下働きをさせられても、

    それがうれしいんだとか。






    そんな風に総司をこき使う龍子は、

    総司に厳しい言葉を投げつけることも度々ですが、

    彼の窮地にはいつでも救いを差し伸べる

    頼もしさも持っているのです。





    彼女と総司の会話はテンポよく、

    魔物との切迫した死闘の合間の

    緊張の緩和剤にもなっていますよ。





    今まで経験したことのない、総司と姫巫女との関係。

    その辺も楽しみながら読んでみるといいかもしれません。




    そしてもちろん魔物の正体。

    あなたは最初から魔物が誰だか、わかるでしょうか?

    私や総司のように振り回されないよう、

    注意しながら読み進めてみて下さいね。

    加野厚志の沖田総司シリーズ本

                                    

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    最新の新選組本

    大河ドラマ「龍馬伝」の影響からか、

    多少の幕末ブームが来ているようですね。





    それに便乗してか(?)

    新しい新選組本
    も幾つか出版されています





    先日、久しぶりに書店を覗いてみたら、

    そんな新選組本をみかけましたよ。

    例えばこちら

    新選組と土方歳三

    2008年に同じ双葉社から

    「CG日本史シリーズ 新選組」
    というのが出版されましたけど、

    それと同様にCG画像が沢山載っている本です。






    あのときの本よりは分厚くなっているので、

    読み応えはありますね。

    ただし一部、前に掲載されたCG画像も使っていますので

    「CG日本史…」を持っているなら、ダブリの部分もありますよ






    まあ以前の本をお持ちなら、二つを並べてみて

    ダブリを探すのも面白いかもしれません。

    この本の「もうひとつの楽しみ方」ともいえますね^^;






    多摩から京都、会津、東北、箱館までの新選組史を、

    写真やCG画像をふんだんに満載して紹介していますので、

    目で楽しみたいという方には最適です

    また、土方歳三のご子孫の特別寄稿もありますよ。






    お次はこちら。

    図説新選組幕末斬闘賦


    学研から出版された本で、

    私はこちらのほうに興味がありましたね。






    ただしこの本も、

    以前出版された本と同じイラストが

    入っていましたよ〜






    面白かったのは、

    和泉守兼定などの刀がすべてバラされ(分解され)、

    各部位の名称入りで掲載されていたところです。






    刀についてよく知らない人には

    とてもありがたいですよね。

    この部分は従来とは違う載せ方で、必見の価値ありです。






    執筆は、菊地明・山村竜也・横田淳・星亮一氏ら、という

    新選組研究では名の知れた方々です。

    内容の方はイラストと違い、

    最新情報が載せられていると思って購入しましたが、

    これから読むので、まだその辺りは確認していません。






    そしてもうひとつ

    歴史スペシャル 2010年 04月号 [雑誌]

    これは月刊誌の中の特集として

    掲載されています。





    表紙はよかったのですけど、

    あくまでも特集なので、掲載量は全体の半分ほどです。

    近藤勇と土方歳三の滅びの美学として、

    池田屋事件の真相や坂本龍馬のこと、

    隊士名鑑などが載っているようです。






    私はこの3冊のうち、最初の2冊を購入しましたが、

    まだ全部は読んでいません。

    春の宵に少しずつ読みながら、楽しむつもりです






    どの本も今現在、書店に並んでいるものですから、

    あなたも書店で見ることがあったら、

    チョッと手にとって、中身を確認してみて下さいね


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    これらが真実なら


    永年「新選組好き」状態に漬かっていると、

    隊士のいろいろなエピソードに触れることができます





    土方歳三さんが、実は伊庭八郎と仲が良かったとか、

    黛花魁にいれあげて、さる大名のご隠居に

    吉原田圃で危うく命を取られそうになったとか^^;






    歳さんが、清河八郎の刀「四字がんまく」の

    試斬をしたという話もありましたね〜。





    そんな話をいつともなく聞いて、自分の記憶にも

    いつの間にやらこびりつけているんですけど、

    それじゃあ、その話の出処は?

    なんていうと全く知らないなんてこともあります。





    私も昔はそうでしたよ






    ちなみに、

    今私が話した土方さんのエピソードですけど、

    あなたはその出処を知っていますか?






    今のお話は、すべてこちらの本に載っています。

    つまりこちらが出処なんですね






    新選組剣豪秘話

    流泉小史著/新人物往来社







    伊庭八郎との交友関係や吉原田圃の大喧嘩、

    そして清河の四字がんまくの話は、

    新選組ファンの間では、

    けっこう知られているお話なんです。






    ただし、それが真実かというと

    実ははっきりとはしていません^^;







    なにしろ、他の史料からは同じ話が全く出てこないんです。

    ですから研究家さん達は、この話は知っていても、

    あまり話題には出さないみたいですよ。






    新選組剣豪秘話の著者・流泉小史氏は

    自らの環境もあって、幕府びいきの人のようです。

    岩手の生まれでもあります。






    福地桜痴とも親交があつく(弟子だとか)、

    そんな話もあって、このエピソードが

    真実にも思えてくるんでよね…^^;






    福地桜痴という人は明治時代のジャーナリストで、

    幕末の頃は、幕府の使節として

    ヨーロッパを視察したこともあります。






    明治の時代になった時、

    「政権が江戸幕府から、

     薩長を中心とした幕府が生まれただけだ






    と言って政府側に逮捕されたりもしますが、

    その後、岩倉遣欧使節団にもお供しています。






    そんな福地桜痴は、近藤勇たちが上洛する前、

    試衛館道場を訪問したことがあるそうです。

    (本に載ってます^^)福地桜痴の自宅が、

    試衛館の近くだったらしいんですね。






    試衛館の間取りにも詳しく、土方歳三の様子なども、

    とても具体的に書かれていて

    すごく真実味があるんですよ。

    どの話もとても興味深いのです






    もしこれらが真実なら、新選組史(試衛館史)に

    より深みを与えてくれるものになるでしょうね。

    本には、歳三と伊庭八郎の試衛館時代の様子も、

    語られています。






    それらが真実なら、

    五稜郭で歳三と伊庭八郎が会話したシーンも

    よりリアルに想像できますよね






    ですから個人的には、

    この話が史実だと証明されるような史料が

    是非見つかってほしいものだと、

    密かに願っているのです






    この本の中には、他にも芹沢鴨や清河八郎、

    そして流泉小史氏が賞賛してやまない、

    小栗上野介の話が載せられています。






    今は絶版にはなっていますけど、

    あなたが何かきっかけを得て読むことができたなら、

    有名なエピソードの出処として、

    しっかり読んで欲しいです


    rwn3.bana
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    新選組密偵 山崎烝


    土方歳三
    沖田総司を題材とした小説は

    世の中に数え切れないほどありますよね




    でも、今回お話しする物語は、

    けっこう有名な隊士でいながら、主役としては

    あまり上げられたことのない人が主役の小説なんですよ。





    新選組密偵 山崎烝
    島津孝子著/廣済堂文庫





    はい、そうです。

    タイトルの通り、山崎烝が今回の主役です





    こちらは1997(平成9)年に

    新人物往来社から一度刊行されています。

    その後2002(平成14)年に、

    加筆・改筆・再編成して文庫化されたのが、この本ですよ。






    ここでの山崎烝は、本名として「林」姓を名乗っています。

    でも土方の命令で「山崎」に変名するんですね。






    しかも烝は「ジョウ」と読むので、

    「ススム」読みしている人にとっては、

    少々読みづらいかもしれません






    そして、この山崎には妻がいます。

    この奥さんが彼を「烝(ジョウ)」と呼ぶんですよね。

    妻の存在といい、「ジョウ」読みといい、

    イメージがだいぶ違っています。






    これまでの小説の中の山崎烝といえば、

    土方が絶大な信頼を寄せていて、

    山崎も土方のことを尊敬し、土方の影のように働く男

    というイメージですよね。






    でもここでの山崎は、土方に不信感を抱き、

    ときには持論をぶつけて、土方に抗議します。

    もちろん相手の方が立場が上だし、

    一癖も二癖もある土方なので、いつも論破されて

    従うだけなんですけどね






    最初のうちは、黙々と

    密偵の仕事をこなしていきます。

    彼の仕事の数々がここでは読みどころでしょう。






    どんな使命を帯びて彼が行動するのか、

    最初はわからなかったりもするので

    その辺りを読み取るのが面白いですね。





    でも山崎は医師・松本良順を通して、

    次第に西洋医学に目覚めていきます。






    次々と仲間を失っていくうちに、

    医学への道に進みたいと思うのですが、

    けっきょく土方の指示に従い、密偵の仕事は続きます。






    その密偵の仕事は澱(おり)になって、

    山崎の身体を蝕んでいきますが、

    あることから土方の本心を感じ取り、

    決意を新たにするのです。






    物語の大まかな流れは史実通りですけど、

    土方と山崎の関係でもわかる通り、

    作者のオリジナルな部分が全面に出ているので、

    次の場面が全くわからず、そこが楽しみではあります。





    ただ、今までにない土方と山崎の関係なので、

    ふたりの関係に期待しすぎると

    チョッと物足りなく思うかもしれません。






    でもそんな思いで読み進んでいくと

    物語終盤での土方の言葉に、

    少しだけ感銘を受けたりしてしまいます。





    その一言で、

    土方の彼に対する思いがわかる場面ですので

    最後まで諦めず読み進めてほしいところです



    新選組密偵 山崎烝
    島津孝子著/廣済堂文庫



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    [新選組の本] [コメント:2]
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    歳三奔る

    このところ、甲府づいているルンちゃんです。

    今日もそれに関連しているといえば、

    いえる話かもしれません




    じつは最近読んだ新選組本なんですけど、

    視点がチョッと面白かったんですよね。






    題名から察すると、

    土方歳三が主人公のように思えますが、

    近藤勇と土方歳三の両方が主人公のようにも思えます。






    書き出しは、

    近藤が墨染で高台寺党に撃たれる少し前から。

    でもメインは甲陽鎮撫隊のお話なんですよ

    それが、こちらの本です。






    歳三奔(はし)る 〜新選組最後の戦い〜
    江宮 隆之著/祥伝社文庫








    よくある新選組物語は、近藤たち試衛館の連中が

    上洛して新選組として活躍し、斜陽を向かえた後に

    函館で土方が戦死するところで終わります。






    または、池田屋事件前後から

    歳三戦死までが一般的なんですよね。






    でもこの物語は、

    甲府城の重要性について、まずしっかりと書かれていて、

    それにより近藤が、甲府城に興味を抱き始めるという

    心情の流れから描かれているのです。







    甲陽鎮撫隊が突発的なものではなく、

    近藤なりに情報を集め、ほぼ決まってからも

    土方が「本当のところ」の部分を

    勝海舟に確かめに行くと言う、

    すごく丁寧な描き方をしているんですよね。






    そして甲陽鎮撫隊を結成し、

    江戸から甲府に向けての隊の進行、

    新政府軍の動き、そして決戦の様子も、

    こと細かく書かれています。






    じつは著者の江宮隆之氏は山梨県のご出身で、

    土地がら得た細かな情報と、

    豊富な資料を参考にしながら、

    独自の視点で新選組と甲府城をつないでいるのです。

    (地元人が書く地元話はやっぱり説得力が違う^^)







    それが「なるほど〜」と思わせるような、

    「本当にそうだったのかも」と感じさせるような

    物語になっていて、けっこう面白かったんですよね






    ここで登場する近藤と土方は、

    「ふたりがいればなんでもできる。

     反対にどちらかが欠けると駄目だ」


    とお互いに思っています。






    鳥羽伏見の戦いでは怪我のため近藤が、

    甲府の戦いでは援軍を頼みに行き不在だった土方が、

    欠けていたために負けたというわけです。






    この物語の近藤は、

    土方のいいなりになっているような人物ではなく、

    言うべきところではビシッと言い、

    ぐいぐいみんなを引っ張っていく、

    頼もしい人物として描かれていますよ。





    それゆえ土方も、近藤には一目置いていて、

    でしゃばるような行動は取っていません。

    (いつでも近藤に丁寧語で話します^^)







    甲府城への進軍が何故遅れてしまったのか?

    近藤なりの理由があるのですけど、

    その誤算ゆえの後悔と、戦意喪失が

    後の近藤の運命を決定づけます。





    その後は史実通りの展開ですけど、

    やはり読み応えがあるのは

    甲陽鎮撫隊の部分になるでしょう。





    もし甲陽鎮撫隊について、いまひとつ

    よくわからないとあなたが思っているのなら、

    このお話はフィクションではありますけど、

    きっと、「なるほど〜」と思ってもらえることでしょう





    どうぞ甲陽鎮撫隊の物語を

    楽しんでみて下さいね


    歳三奔る 〜新選組最後の戦い〜
    江宮 隆之著/祥伝社文庫

    お手軽文庫本ですよ〜^^




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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2009/10/13/10:03][ ↑ ][ ↓ ]

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    「ふぃーるどわーく 甲州」

    先日のこと。

    歳月堂さんから、新刊本のお知らせを頂きました





    歳月堂さんは、新選組の史跡めぐりにはかかせないガイド本

    「ふぃーるどわーく」シリーズを発行している

    新選組研究サークルです。


    詳しくは過去記事
    ⇒ 史跡めぐりに「ふぃーるどわーく」





    あなたが土方歳三資料館に行かれたことがあるなら、

    そこで販売されている「ふぃーるどわーく 多摩」を

    ご覧になったこともあるでしょう






    その新刊本が

    「ふぃーるどわーく 甲州」
     なんですよ♪





    今回の「ふぃーるどわーく 甲州」は、

    甲陽鎮撫隊の進んだ、甲州街道をメインに書かれています。





    ちなみに、この甲州街道、

    街道歩きの仲間うちでは、すっごく人気のある場所で、

    1度ならず何度も歩く人がいる街道なんですよ。





    その理由はまず、

    東海道や中仙道より距離が短いことがあげられます






    また新宿のような都会も歩けば、小仏峠や笹子峠のような

    起伏の激しい峠道も通るという、

    変化に富んでいるところが面白いみたいです





    そしてなにより、沿道から少しそれるだけで、

    ワイナリーや酒蔵、お饅頭やぶどうなど、

    美味しいものにありつけるところが魅力なんですよね
    (多分に私の感想が入ってしまいました^^;補足終わり)





    「ふぃーるどわーく 甲州」
    ではその街道のうち、

    小仏・駒木野関所跡のある裏高尾から

    甲陽鎮撫隊の戦った勝沼柏尾までの行程が、

    写真入りで細かく解説されています。






    また、甲州ゆかりの新選組隊士の墓や、

    ゆかりの場所など、意外と知られていない場所についても

    詳しく紹介されていますよ。





    そしていつものシリーズのように、

    各場所の最寄駅やバス停はもちろん、

    バスの系統や時刻表まで記載されているので、

    これ1冊持っていけば、

    甲州の新選組史跡をめぐることができます






    観光のガイドブックは、書店でも売っていますけど、

    ここまで新選組をメインとしたガイドブックは、

    どこにも売っていません。






    今の季節ならぶどうも食べられますので、

    どうぞこの本1冊持って、

    甲州へおでかけになってみて下さいね





    私も歳月堂さんからお知らせをもらってすぐ、

    「ふぃーるどわーく 甲州」 を購入させて頂きました。

    今ページをめくりながら、甲州路へ思いをはせています




    「ふぃーるどわーく 甲州」歳月堂HP
    こちらが表紙。
    裏表紙は土方さんなんですよ〜♪
    (どんな場面かはお楽しみ^^)




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    [新選組の本] [コメント:1]
  • [2009/10/02/11:07][ ↑ ][ ↓ ]

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    新選組魔道剣

    火坂雅志氏といったら、

    現在放送中の大河ドラマ「天地人」の著者ですよね。




    火坂氏は戦国時代専門の小説家と思っていましたが、

    7月に彼の書いた新選組本をみつけました。それで、

    どんな新選組を描くのだろうと興味が湧いて、即購入




    それがこちらの本ですよ。




    新選組魔道剣
    火坂雅志著/文春文庫





    この本は以前、小説宝石などで公表された

    火坂氏の新選組小説をまとめたものです。

    単行本でも販売されたことがあるようですが、

    今回は文庫本になって、読みやすくなりました。





    火坂氏の描く新選組物語は

    史実に沿って描かれたものというより、

    独自の思い描く隊士たちに、古い都に棲む

    “魔(物)”たちを絡ませた小説という感じです。





    ですから題名も

    『新選組魔道剣』
    なんですね






    7つの作品で、毎回一人の隊士に焦点をあて、

    都の奇妙な話をからませながら、時に哀れにも、

    時に背筋がゾクっとするような話にもなっています。

    (注…新選組隊士以外の話もあります)







    登場する主役の隊士たちは、

    近藤勇土方歳三などお馴染みの隊士もいますが、

    架空の平隊士なども登場しています。

    ついでに、ひとり長州藩側の人もいました。





    創作部分が多いので、

    どんな展開になるのかが、楽しみなところでもあります。






    その中で印象に残ったのは「祇園の女」です。

    これはめずらしく藤堂平助のお話です





    今まで平助がらみのお話ですと、

    「池田屋騒動」「伊東甲子太郎」の登場する話がほとんどでしたが、

    この話は「女」も絡んでくるのです






    縁切り寺で知り合った女性なのですが

    この縁切り寺が伏線になっていて、

    最後のシーンで背中がゾクリとします^^;






    最後の物語は「古疵(ふるきず)」というお話で、

    こちらは、土方さんが主役なんですよ






    京都に来た頃に受けた左脚の疵が、なかなか完治せず、

    次第にその疵が人の顔に見え始め、

    土方を悩ませるのです。





    土方はそれを人面疽では?

    などとも思い、医師の松本良順に診せたりもします。






    魑魅魍魎(ちみもうりょう)の話を嫌いそうな土方さんが、

    迷信を信じるなんて、

    ぜったいありえそうもない話なのですけど…^^;






    でもこの物語では、

    彼の足の疵に土方の背負う「業」をダブらせ、

    その疵を抱えながら戦場へと進む彼の心の葛藤を、

    筆者が表現したかったのだろうとも思えてきます。






    その土方の思いを、

    最後の場面で良順に語らせてもいますしね。





    「勇の腰痛」「祇園の女」「くらくら鞍馬」

    「秘事」「狐憑き」「石段下の闇」「古疵」






    それぞれに面白さはありましたけど、

    司馬遼太郎や、池波正太郎の描く新選組とは

    違った世界があります。

    なので、好みは分かれそうですね





    文庫本なので、さらりと読めます。

    一つ一つは短編なので、通勤や通学の途中ででも、

    機会があったら読んでみて下さいね。

    新選組魔道剣
    火坂雅志著/文春文庫



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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2009/08/29/11:11][ ↑ ][ ↓ ]

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    新選組副長助勤 斎藤一


    明治の世まで生きた数少ない新選組幹部でいながら、

    自らのことを一切語らず、

    謎多き人物として取り上げられるのが斎藤一です。





    それでも今では彼について、

    ずいぶんいろいろなことがわかってきましたよね。

    そんな彼の謎を解き明かしてきたのが、

    赤間倭子先生
    でした。






    彼女は新選組研究家の間で知られた

    斎藤一研究家であり、

    斎藤=赤間と言っても過言ではないくらい、有名な方でしたよ。






    チョッと個人的な話ですけど、私は高校の頃、

    学校帰りに赤間先生の講演会を、

    聞きに行ったことがあります。






    講演会に至る途中、

    スーパー(デパートだったかも)のトイレの中で、

    制服から私服に着替え(おいおい^^;)

    ルンルン気分で会場に出かけたものです。






    そして講演拝聴♪

    それが赤間先生に、初めてお目にかかった日でした。





    女性が語る『新選組講座』は初めての経験でもあり、

    それ故、今でも当時のことは

    昨日のことのように鮮やかに覚えていますよ。






    斎藤一に惚れ抜いて、彼を徹底的に調査し、

    藤田家文書にめぐりあい、取材に取材を重ねた赤間先生。






    その苦心の結果、

    世に送り出したのが、こちらです。






    新選組副長助勤 斎藤一
    赤間倭子著/学研M文庫







    この本は、1998年に

    新人物往来社から出版されました。

    でも当時は、沖田総司や土方歳三に熱烈なファンがいても

    地味な斎藤のファンは少なかったんですよね。







    そのため、この本は重版されることもなく

    限られたファンの間でしか、知られることはありませんでした。






    でもそれから20年以上経ち、

    次第に斎藤一に人気がではじめると、

    2002年には文庫本として、

    再びこの本が登場することになったのです^^






    赤間先生は斎藤一が、現代の人々に

    いつかは注目されるようになることを、

    信じて疑わなかったそうですよ。





    さすが、愛の力は偉大ですよね^^






    さてこの本ですが、実は小説なのです。

    つまり作り話なわけですね。






    でもこの本は、赤間先生が取材を重ねて得た

    斎藤一の真実
    が、そこかしこに盛り込まれているので、

    創作には思えず、ドキュメンタリーのようにも

    感じられる作品です。







    時には著者自身が解説者となって、

    彼の足跡をたどっています。






    彼の足跡をたどることにより、

    『なぜ明治になっても永倉新八のように

     自ら新選組隊士だったと語らず、沈黙し続けたのか?』






    そんな斎藤の心情さえも

    しみじみ感じることが出来る作品になっていますよ。






    ここでの斎藤は、他の小説でみるような

    最初から近藤や土方側についているような男ではなく、

    芹沢暗殺以降、

    ふたりに不信感をつのらせている男です^^;






    それが伊東甲子太郎分派の時、ピークとなるわけですね。







    でも、高台寺党から脱出し、

    屯所に戻ってきた斎藤の心情を察する土方の心に触れ、

    いつしかそのわだかまりも解けていくのです。






    土方との信頼関係は、

    読んでいて、心地いいですよ^^







    よく土方と斎藤を、

    無二の親友のように描く作品がありますけど、

    そんな二人の関係が好きなら、

    この本もきっと気に入って頂けることでしょう^^







    斎藤一を愛してやまなかった赤間倭子先生は、

    2007年に他界されました。

    きっと斎藤一の下へ行き、

    彼と語っていらっしゃることと思っています。



    新選組副長助勤 斎藤一
    赤間倭子著/学研M文庫


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    [新選組の本] [コメント:2]
  • [2009/07/29/11:02][ ↑ ][ ↓ ]

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    新撰組顛末記が文庫本になりました





    新撰組顛末記





    あなたも、この本は

    ご存知かもしれませんね





    試衛館時代からのメンバーで、

    新選組結成から甲陽鎮撫隊まで、常に幹部として

    池田屋襲撃などの修羅場を抜けてきた

    新選組二番隊組頭の永倉新八の体験談

    載せているのが、この本なのです






    杉村義衛と名乗って明治を生き、

    当時70代となって、北海道の小樽に住んでいた新八を、

    「小樽新聞」の記者が1〜2ヶ月あまりも取材して

    その体験談を新聞に連載しました。






    その記事には、永倉新八が体験したことや、

    見聞きしたことが書かれていました。

    大衆向けに読みやすくもなっています。






    取材を受けた新八は、自分の日誌を持ち出してきて

    その記者に細かく話したそうですよ。

    取材ということもあって、

    多少は自慢話もあったろうとは想像できますけど、

    やはり当事者の話として、内容はとっても興味深いです。







    新八が亡くなってから十三回忌の時、

    ご遺族の方がその時の新聞の記事を本にまとめて、

    「新撰組 永倉新八」という題で自費出版し、

    法事で関係者に配布したんです。






    それを数十年後、新人物往来社の大出氏が

    入社して最初に単行本を手がける際に 、

    知人宅にあったその体験談を見いだして、

    タイトルを変えて出版したのが、この本

    新撰組顛末記なんですよ







    その後この本はすごくヒットして、

    昭和46年以来増版され続けているのです。






    とはいうものの、

    読書離れが問題視されている昨今では、

    ハードカバーの本を読むことを

    極端に嫌う若い方もいるようですね

    (私の身近にもたくさんいます^^;)






    ハードカバーを見るだけで、めんどくさく

    思う方もいるかも知れません。

    「読みたいけれど、持ち歩くのにチョッとね」

    なんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、

    お手軽に読める、こんな文庫本ができたのです





    新撰組顛末記 文庫本
    永倉新八著/新人物文庫





    もちろん私も「新撰組顛末記」持っていますよ。

    この本は何度読んでも面白いですからね。





    ただハード本なので、

    今まで持ち歩くことができませんでした。

    家で読むしかなかったんですよね。






    それが文庫本になったので、

    新撰組の史跡めぐりで地方に行ったときの

    電車待ちや列車の中でも気軽に読めますし、

    通勤の時にもお手軽に読めるようになったわけです。





    値段もお手軽なので、

    もちろん文庫本も買うつもりでいます。

    (そして列車に乗るとき持って行くのデス^^)






    もし、あなたがまだ

    新撰組顛末記を読んでいないのなら、

    どうぞこの文庫本で読んでみて下さいね。





    リアルな新撰組の体験談を、通勤電車の中で、

    身近に感じることができますよ。





    でも夢中になりすぎて、

    降りる駅だけは忘れずにいて下さいね。

    私も経験がありますけど、

    あれはチョッと恥ずかしいです

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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2009/07/25/18:48][ ↑ ][ ↓ ]

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    総司の母について書かれた本

    1974年に劇場公開された

    草刈正雄主演の「沖田総司」という映画は、

    出版に至るまでにすごい過去を持つ、小説「沖田総司」が原作です

    その著者が大内美予子氏ですよ。


    ⇒ 小説「沖田総司」についての過去記事




    その大内美予子氏が次に書いた、

    沖田総司の本がこちらです





    沖田総司拾遺
    大内美予子著






    「沖田総司」は長編(これでもかなり短くなった)ですけど、

    この「沖田総司拾遺」は短編集です。

    短編の分、「拾遺」の方が読みやすいかもしれませんね






    目次をみると

    竹馬と竹刀
    おしの

    月と姫君

    壬生心中

    岐路

    沖田総司拾遺


    となっています。






    沖田総司が、宗次郎と呼ばれていた

    幼い頃のお話から、

    新選組一番隊長として生きてきた

    京都でのエピソードを綴っています。





    「竹馬と竹刀」
    「月と姫君」は、

    題名からもわかるように、

    微笑ましい場面も出てきますけど





    「おしの」にいたっては、

    最初の出会いの場面が非日常的で、

    話の末路を暗示しているようにも感じる作品です






    「壬生心中」
    は、

    よく知られている松原忠司のお話ですよ。






    子母沢寛著の「新選組始末記」がその原作ですけど、

    こちらの本では、その「新選組始末記」の内容を土台として、

    より詳細な部分を肉付けしています。






    ここでは沖田総司や原田佐之助を上手く話に絡ませて、

    松原が「心中」に至るまでを、よりリアルに

    ナマナマしく、描いているのです

    松原だけじゃなく、沖田や原田の心情も感じられる

    作品になっていますよ。






    そして特筆すべきは、この本のタイトルでもある

    「沖田総司拾遺」です





    じつはこの「沖田総司拾遺」だけは、小説じゃなくて、

    大内氏のエッセイなのです






    大内氏が物語を書くために、新選組ゆかりの地を取材したり、

    関係者から聞いたりした話を元に、書き連ねたものです。







    そしてその中には、

    沖田総司の母
    の出自についても書かれているのですよ





    沖田総司の母親については、総司以上に謎が多く、

    実は今もよくわかっていません。






    その総司の母が、土方歳三や井上源三郎と同じ、

    日野の出身だった
    という伝承がある
    のです。







    私個人の話なんですけど、

    「総司の母、日野出身説」については、ずっと前から知っていました。

    日野に以前からあった伝承でしたからね。

    その場所に行ったこともあります。

    ただその伝承の出処が、

    日野のどこから出たのかわからなかったのです。





    なにかの本に書かれていたと

    記憶していましたが思い出せず、

    ずーっと探していたんですよね。





    それがこの本に書かれているじゃありませんか。

    最近になってこの本を読み返し、やっとみつけたのです

    この本、小説だとばかり思っていたので、

    見逃していたんですよね。

    見つかって、スッキリしました〜





    ちなみに新選組研究家の間では、

    「総司の母、日野出身説」は、確証となる資料が見当たらず、

    いまだ確定には至っていないようです。

    (ネット上ではいろいろ出ているようですけどね…)








    その他にも、この項には大内氏が見聞きした、

    多摩やその他のゆかりの地について、

    興味深いお話が載っていますよ。

    あなたの知っている事柄も、載っているかもしれませんね






    総司のことが大好きで、イメージを膨らませたいと思うなら、

    この項を読んだだけでも、大いに役立つことでしょう♪







    一時、絶版になっていたのですけど、

    今は表紙を新装して再版されています。

    見かけたときは手に取ってみて下さいね

    沖田総司拾遺
    大内美代子著

    新装版で出ています^^

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    [新選組の本] [コメント:4]
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    FIGHTER(ファイター)

    今回ご紹介する本は、

    一応、新選組の出てくる小説です。




    ですが、もしあなたが純粋な新選組好きで、

    自分の持つ新選組のイメージを壊したくないと思うのなら、

    読まないほうがいいかもしれません





    反対にルンちゃんのように

    「新選組なら何でもOK!どんな話でも一通り読んでみたい!」


    と思うなら、こちらの本もお試し下さいね



    FIGHTER(ファイター)
    吉田 直(すなお)著/スニーカー文庫





    第2回スニーカー大賞を受賞された吉田直氏の

    2作目の作品で、平成10年に刊行された本です。

    当時、新人とは思えないテンポいいお話で、

    一気に読み終えてしまいました。





    主人公はミリアムという少女です。

    でも複数主人公といってもいいかもしれません。

    ただし、ここでは新選組メインでお話させて頂きますね





    そのストーリーですけど、ちょっと異色の物語です。

    ジャンルは時代小説というより、

    SF小説といったほうがいいでしょう。






    時代は幕末から明治のお話です。

    幕末に新選組が登場するのはあたりまえの話ですけど、

    この物語では、明治時代にも新選組が登場するのです。






    新選組が明治に登場?

    もうこの時点で異色ですよね






    新選組の主だったメンバーは、明治時代にはいません。

    すでに彼らは土の中です。それならどうして?





    じつはこの小説では、土の中にいるはずの

    死人(しびと)たちが登場するのです。





    つまり、沖田総司も土方歳三も

    生きていないけど、死ぬことも出来ない

    〈死の騎士〉
    として登場しているのですよ






    死の直前(あるいは直後)

    沖田総司土方歳三の前に、ある女性が現れます。その女性は

    この地球を何千年も見続け、

    ある時は地球の歴史に関与してきた者です







    彼女が言いました。

    「もし死にたくないのなら、私と契約しなさい。

     そのかわり、あなたの魂をもらいます…… 」







    総司も歳三も、己の目的を遂げるために、

    彼女と契約してしまいます。

    そして〈死の騎士〉としてよみがえるのです。





    同様にして集められた新選組隊士たち。

    彼らは自我を失くし、その女性に操られるまま、

    暗殺・殺戮を繰り返します。
    (登場隊士は読んだとき確かめてネ^^)






    と、こんな物語の展開なので、馴染めない人には

    違和感がありすぎるストーリーでしょ?




    でも、自我に目覚めないはずの〈死の騎士〉が、

    意志の強い総司と歳三なので、次第に目覚めていくのです。

    その辺はチョッとうれしく、面白いところでもありますね





    でも、生前の記憶を呼び覚ますことで、

    総司と歳三は対決することになるのです。





    その戦いが、すさまじいです






    本のタイトルが『FIGHTER(戦士)』

    というくらいですから半端じゃありません。

    死人同士の戦いなので、普通では考えられない戦いっぷりなのです。





    それからもうひとつ、うれしいのは、

    斉藤一
    が生身の人間として登場
    しているところですよ。





    彼は明治時代を生きた男ですからね

    剣が強い斎藤は、死人の土方とも戦います。

    その辺りは面白いですよ。






    ただ、播磨なまり(兵庫なまり?)でしゃべるので、

    斉藤というより山崎蒸にも感じられる人物になっています。

    もっとカッコいい人物に描いて欲しかったと思うのは、

    私だけじゃないかもしれませんね。






    結局〈死の騎士〉は戦いの駒でしかない役割なので、

    彼らの末路はいたって悲しいです。

    総司の最期には、せつなさすら感じてしまいます





    そんなわけで、この手の新選組物語に慣れていないと、

    読み終えたときダメージがあるかもしれません。

    実は昔の私は、そんなダメージを少なからず受けたのですよね。

    だから今まで一度も読み返さなかったのだと思います^^;





    でも、今は平気

    残酷でひどい人物に描かれた土方さんでも、(←おいおい^^;)

    「これは物語」と割り切って受け止められます。





    そんな風に割り切って読めるなら、

    これはこれで面白い作品ですので、どうぞお試し下さいね。


    FIGHTER(ファイター)
    吉田 直(すなお)著/スニーカー文庫

    表紙はなかなか、カッコいいんだけどな〜^^;


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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2009/07/08/10:41][ ↑ ][ ↓ ]

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    歳三からの伝言

    日の暮れかけた、底冷えのする伏見の一室。

    手入れを終えた和泉守兼定を眺める歳三の耳に、

    馬のいななきが聞こえたところから、

    この物語は始まります。




    そうです。ここから歳三の

    真の意味での戦いが始まる
    のです




    歳三からの伝言/北原亞以子著





    直木賞作家
    の描く、土方歳三が主人公の小説です。

    北原亞以子氏が直木賞を受賞なさる前、1988年に、

    初めてかかれた長編の、書き下ろし作品ですよ。





    この本が新人物往来社から刊行されたとき、

    真っ先に買いました(題名に惹かれて^^)

    今は講談社文庫から、

    加筆されたものが出版されています。





    近藤勇が墨染めで狙撃された
    ところから始まって、

    鳥羽伏見の戦い、甲州勝沼の戦い、流山、

    宇都宮戦、会津戦、そして箱館で戦死するまでが、

    この小説のお話です。





    ここでの歳三は、将軍警護の為に上洛し、

    京の治安を守るために新選組や近藤勇が戦ったのに、

    なぜそれが罪になるのかを問うために戦い続けます。





    新選組の小説としてよくあるのは、

    歳三たちが京に上洛する前から始まる話なんですけど、

    この物語の書き出しは違っていますよ。(墨染からなので)





    それが当時としては斬新で、

    すぐに物語の世界に入っていきましたね

    (最近では新選組の斜陽から書かれる小説も多いデス^^)






    最初の部分から箱館に至るまでが、けっこう丁寧に書かれていて、

    読み手が歳三と共に、時間を過ごしているような感覚で

    読むことができます。





    ただ箱館から五稜郭・江差に至る部分が

    ほとんど省略されているので、

    連戦連勝による土方と兵士達との信頼関係を表す部分が弱く、

    その後の二股戦での、兵士たちとの強い絆が

    あまり感じられなかったのは、チョッと残念なところです。





    でもそれ以外は、なかなか楽しく読めました。

    多くはありませんけど、

    歳三のアクションも登場しますしね





    個人的には、宇都宮戦で歳三が負傷し(ここでは足首銃創になってマス)、

    会津で治療に専念する歳三の

    焦りと苛立ちが感じられる場面が、気に入っています





    鳥羽伏見戦からの歳三は、戦いに明け暮れる毎日ですけど、

    彩りを添える女性も登場しますよ。





    この物語に登場する女性はお美乃さん

    出会いのきっかけが衝撃的(?)ですけど、

    箱館にいる歳三の前にも現れて、

    戦場に臨む男の、心の癒しになっています。





    ちなみにそのお美乃さん宛てに、歳三が箱館から

    手紙を送るシーンがあるのですけど、

    その手紙が箇条書きで、


    一、○○○○
    一、○○○○


    と書かれていたのは受けましたね〜




    これって、実在した土方歳三の手紙の特徴でもあるんですよ




    そんな新選組ファンにも嬉しい要素も取り入れたこの小説。

    歳三の優しさも、それとなく垣間見ることができますので、

    どうぞ楽しんでみて下さいね


    歳三からの伝言/北原亞以子著

    伊庭八郎も歳三の友人として登場してます^^



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    [新選組の本] [コメント:4]
  • [2009/06/20/11:40][ ↑ ][ ↓ ]

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    奥羽越列藩同盟

    新選組のことをよく知っているなら、

    この名前もご存知かもしれませんね。




    奥羽越列藩同盟





    鳥羽伏見の戦いに敗れ、江戸に戻った会津藩を

    救済する形で東北の諸藩が集結し同盟をつくったのが、

    この奥羽越列藩同盟です。





    …などと書いている私も、じつは

    わかるのはそれくらいだったんですね





    それじゃあ、各藩にどんな人がいて、

    どんな状況にあったのか?

    そしてどんな行動を取ったのか?





    それらになると、全くつながらず、

    ただ漠然と「奥羽列…」の名前を知るだけでした。





    でもこの本のおかげで、

    点だった部分が線としてつながり、

    大まかではありますけど、

    流れがつかめるようになりましたよ。





    私と同じように、

    「奥羽越列藩同盟って、いまひとつよくわからないな」


    と思うのなら、こちらの本がとても参考になりますよ



    奥羽越列藩同盟 〜東日本政府樹立の夢〜
    星亮一著/中央公論新社





    『東北の各藩は、

     大局の動きを知らず、先見の明を知らず、

     ただ闇雲に新政府に対抗しただけ』





    こんな言われ方もするようですが、

    そんなことはありません





    仙台藩には渡米経験もある玉虫左太夫もいましたし、

    会津藩には梶原平馬、長岡藩には河井継之助

    米沢藩には雲井龍雄、南部藩には楢山佐渡

    優秀な参謀がいたのです。





    でも彼らの率いる団体が、組織立って

    上手く作動したのかというと、違いました。

    それが敗因のひとつともいえそうです。





    各藩の参謀、一人ひとりの生い立ちや行動をみると

    それぞれに優秀で、もし戦争に負けることなく、

    明治以降も表舞台に立っていたなら、

    さぞかし国のために尽力しただろうと思う人ばかりです。






    でも運は彼らに味方せず、結果

    ほとんどの人が志半ばで倒れました。





    後世になって考えてみると、歴史の流れの中に

    いくつかのターニングポイントがあることに気付かされます。

    彼らの場合、そのポイントでの選択で

    崩壊の道に進んでしまっているんですね。





    そして奥羽越列藩同盟自体も、

    時代の表舞台にその存在を知らしめることなく

    崩壊してしまったのです。





    奥羽越列藩同盟崩壊後、彼らはどうなったのか…?

    それもこの本にあります。

    もしかしたら、それぞれの無念な想いも

    感じる取ることになるかもしれません。




    ちなみに私事なんですけど…^^;




    この本を読んでいたのが、今年の「歳三忌」の頃でした。

    この本には会津藩の梶原平馬のことも

    いろいろ載っているんですね。




    梶原平馬は一時、

    行方知れずになっていたことがあったんです。

    ですから、会津を出た後の平馬がすごく気になって、

    色々調べていたんですよ。




    そうしたら歳三忌に、

    梶原平馬のご子孫がいらっしゃった
    じゃありませんか!

    しかも今回初めてのご参加ですって。もうびっくり!




    こんな風に、新選組関連でのお導き(?)は

    けっこうあるんですよ〜。

    (私だけじゃなく仲間もみんなあるらしい^^;)






    あなたもこの本を読むと、なにかがあるかもしれませんね。

    どうぞお試し下さいね〜


    奥羽越列藩同盟 〜東日本政府樹立の夢〜
    星亮一著/中央公論新社


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    [新選組の本] [コメント:6]
  • [2009/06/08/10:22][ ↑ ][ ↓ ]

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    敗者〜!?土方歳三^^;

    平成21年5月28日(つまり昨日のことネ)

    あの本が、そろそろ発売されるのでは?

    と思ってホームページを覗いてみれば、まさに当日




    仕事帰りに、閉店時間まぎわの書店に立ち寄ると

    1冊だけお目当ての本が残っていました。

    まるで私を待っていたかのよう




    もちろん即購入。家に帰って読みました。




    その本とは?

    ハイ!こちらです



    週刊名将の決断、NO.14/朝日新聞出版
    【勝者の戦略】
    リストラなしで危機を脱した兼続の人間愛
    【敗者の誤算】
    体制と心中した土方歳三の明日なき死闘


    詳しくはこちら ⇒ 朝日新聞出版HP




    以前にもご紹介した

    全34ページのビジュアル本ですよ。

    あのときは勝者として、近藤勇が取り上げられていましたね。


    過去記事
    ⇒ 勝者、近藤勇




    でも今回は敗者として、土方歳三が登場です。
    (なんか悔しいゾ…





    週刊名将の決断について、チョッと解説しますと

    毎週、歴史上の人物ふたりをチョイスし(選出方法は不明^^;)

    敗者と勝者に分けて、その人物像を紹介している本です。





    本のなかで、敗者・勝者に至る話を、

    「起承転結」に分けて解説します。

    そしてそれぞれが何をどう決断したのか?

    が述べられているんですね。





    今回の土方についていえば、

    鳥羽伏見の戦いの話がメインといえますね。

    タイトルがすさまじい。

    「明日なき死闘」ですから…^^;

    (決断については見てのお楽しみ)






    他にも歳三愛蔵品の紹介や、

    「組織の達人」という稿で、勝海舟も登場しています。





    新選組の入門書みたいな感じで、

    特筆するような事柄はありませんけど、

    写真がたくさん載っているので、

    サラリと見る分には楽しいですよ




    でもそれより…




    今回はもうひとりの登場人物の

    直江兼続の方が面白かったです(彼のことはよく知らないので^^;)





    現代の組織にあい通じるものがあり、

    いろいろ参考になりましたね〜。





    「名将の言霊」という稿では、

    現在放送中の大河ドラマ「天地人」の原作者

    火坂雅志氏がエッセイを執筆されています。





    今回は、火坂雅志氏の直江兼続考が書かれていて

    面白かったですよ。

    兼続の掲げた「愛」について述べていましたが、

    私も同じ考えだったので、なんとなく嬉しいです




    直江兼続は「名将の決断」では、2回目の登場です。




    ですから、土方歳三も2回目登場の可能性があるはず。

    そのときは、ぜひ勝者としてリベンジして欲しいですよね。

    話はやはり箱館戦争の二股戦あたりでしょうかね〜。

    楽しみ〜



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    [新選組の本] [コメント:0]
  • [2009/05/29/11:40][ ↑ ][ ↓ ]

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    史跡めぐりを効率よく行う方法


    毎月どこかしらの

    史跡めぐりをしているルンちゃんです。

    昨日も鎌倉街道の史跡を巡ってきました




    そんな私が1年のなかで

    最も史跡めぐりに適してる季節だな

    って思うのが今なんですよね




    その理由は、

    寒くないから厚着する必要もないので

    持っていく荷物が軽い
    し、

    風景の中の新緑が目に優しい

    いろいろな植物にも出会えます。





    そしてなにより、一番の理由は、

    「蚊がほどんどいないから」
    なんですよね





    夏の史跡めぐりは大変ですよ〜^^;

    チョッと歩いただけで、汗が吹き出るし、

    場所に寄っては立ち入った途端に、

    蚊が全身に群がってきますからね〜(あれは怖かった

    もうその時は一目散で逃げますけどね〜。





    今の季節はそんなこともありませんので、

    ゆっくり見たいものが見られます。

    ですから、史跡めぐりを考えているのなら、

    今がチャンスなんですよ





    新選組の史跡めぐりをするときには、

    私がいつも持ってく必需品があります。

    これがあると、効率よく史跡めぐりができるんですよ。




      book2

    ふぃーるどわーく多摩 ―新選組を訪ねる本―
    こちらです^^





    こちらでも何度かご紹介している 歳月堂さんの作った

    新選組史跡巡りのための本
    ですよ

    この本があれば、お手軽なバスや電車を利用して

    大好きな新選組の史跡巡りができますよ。





    昨年私は、横倉甚五郎さんのお墓のある

    「大法寺」
    に初めて行きましたけど、

    あそこは敷地がとても広いんですよね。

    それなのに、甚五郎さんのお墓の看板がひとつもありません。

    初めて来た人は、たぶん迷って

    見つけ出せないかもしれないような所なんです。





    でもふぃーるどわーくを持っていったおかげで、

    私は迷うことなく、甚五郎さんのお墓に

    たどり着くことができました。

    それ以前にも各地の史跡訪問のたびに、

    ふぃーるどわーくに助けてもらってます
    (多摩以外に、会津や京都もあります)






    このふぃーるどわーくを作っている「歳月堂」さんとは、

    主に新選組に関わる史跡のガイドブックや、

    新選組を中心とした歴史研究レポートなどの、

    発行物の作成と頒布を行っている

    新選組研究サークルです。





    「歳月堂」さんのお二人が、実際に何度も現地に足を運び、

    史跡めぐりに必要と思われる情報を満載
    したものなんです。





    最寄の駅から、利用するバスのルート、

    時刻表まで載っています。すぐ取り出して使える

    コンパクトサイズにもなっているので便利ですよ。

    しかもお値段は、とってもリーズナブル

    学生さんにもありがたい一品です♪





    ふぃーるどわーく多摩は、

    土方歳三資料館でも販売していますので、

    もしかしたらご覧になったかもしれませんけど、

    「歳月堂」さんのポームページで

    直接購入することもできるんですよ




    土方歳三資料館で買い忘れちゃっていたら、

    こちらのHPで在庫をご確認の上、ご注文下さいね。

    次の史跡めぐりには是非持っていって

    使って下さい。




    「頒布案内」に詳しく載ってます^^

    ⇒ 歳月堂HP




    史跡めぐりで道に迷っていると、

    時間がもったいないですよ〜。

    ふぃーるどわーくで時間を効率よく使って、

    楽しい史跡めぐりをしましょうね



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    [新選組の本] [コメント:4]
  • [2009/05/18/11:35][ ↑ ][ ↓ ]

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    新・新選組三部作 (2011/01/28)

    新選組物語


    子母澤 寛の新選組三部作といえば、

    「新選組始末記」
    「新選組遺聞」
    「新選組物語」


    のことです。



    今日はその「新選組物語」についてのお話です


    新選組物語/子母澤 寛著





    子母澤寛氏の新選組作品のスタイルは、

    「聞き書き」
    と呼ばれるものです。





    新選組が活躍する同時代を生きた、

    新選組に関わりのあった人々に、子母澤寛氏が直接会い

    当時のことについて「聞き取り取材」をして得た様々な事柄を、

    読みやすく書きまとめたのが、これら三部作です。






    子母澤寛氏が取材したのが、昭和の初め頃で、

    江戸時代を生きた人々と接触する、

    最後の時間(チャンス)だったんですよね。






    彼が取材を終えて数年後、

    その関係者たちは、次々とこの世を去りました。

    まるで、私たちに新選組のことを告げる役目を終え、

    安堵してこの世界を去ったかのようにも感じられます。






    新選組研究者の間では、

    この関係者たちの話の書かれた子母澤寛書籍は

    当時の様子を知る貴重な資料
    として、

    すごく重要視されていました。





    ところが近年では、この三部作は

    すべてが事実ではないことがわかってきたのです。

    つまり一部は、子母澤寛氏の創作ではないかというわけですね。






    特にこの「新選組物語」は、その部分が濃いみたいです。

    子母澤寛が生前にも話していた通り、

    これには題名に「物語」って付いていますからね。

    物語=創作、というわけです。






    さて中身を見てみますと、前半の部分は

    他の二作と同様に、聞き書きのスタイルが濃いです。





    「隊士絶命記」
    では、タイトルの通り

    沖田総司、芹沢鴨、山南敬介ら隊士たちの、

    最期が書かれています。





    その後「人斬り鍬次郎」「死損ねの佐之助」

    「隊中美男五人衆」「壬生心中」などの話が続きます。





    「隊中美男五人衆」
    「壬生心中」のお話には、

    その後の研究で、

    時間や場所にズレが生じていることがわかり、

    創作の部分が濃いといわれています。




    例えば、

    『五人衆が隊にいた時期は微妙にずれているので、
     
     五人まとまったことはなかった』

    とか。(でも実在はしていたらしい…)




    『「壬生心中」に登場する松原忠司は

     実際のところ死亡の原因がわからず、

     心中の話もなかった』とか。




    お話としてはとてもよくできているので、

    今までに何度もドラマや映画の原作として

    採用されていますよね。




    そしてこの本の後半部は、

    脚色の部分が各場面で感じられ、

    こちらは確かに物語だよねと感じてしまいます。





    でも物語の元になる部分はもちろん、子母澤寛氏が実際に、

    当時の関係者たちを取材して得たもので、私たちはそこから、

    新選組の存在を知ることができたのですから、

    貴重なものには違いありません。





    というわけで有名な本なので、知っている話も

    いろいろ載っているとは思いますけど、

    新選組が好きなら、子母澤寛氏の新選組三部作は

    一通り読んでおくといいですよ






    三部作の中では、内容量は少なめですし、

    物語で読みやすくもありますので、

    まずこの「新選組物語」から

    読み始めるのがいいかもしれませんね。


    新選組物語/子母澤 寛著



    追記…ゴールデンウィーク中は、旅に出るので、
       記事更新はお休みさせて頂きます。
       次回は5月8日に「沖縄旅行記」を載せる予定ですので、
       どうぞまた、遊びに来て下さいね。
       
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    [新選組の本] [コメント:6]
  • [2009/05/02/10:37][ ↑ ][ ↓ ]

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