阿修羅展に行ってきました

  • 2009/06/01(月) 13:45:22

東京国立博物館・平成館で行われている

「阿修羅展」
に行ってきました





京都にはよく行きますが、いつも

新選組の史跡めぐりに手一杯で、

奈良まではどうしても足を伸ばせません。

いつかはまた行きたいと思っているのですけどね。





ところが東京に、興福寺の阿修羅(あしゅら)様

いっらしゃるというじゃありませんか。

それで、前売券を購入してお待ち申しておりました




とはいうものの、行ったのは昨日。

来週日曜には「阿修羅展」は終了なんですけどね。
(忙しくて今まで行けなかった)





さて、平成館は「大徳川展」以来の訪問です。

阿修羅展の看板
阿修羅展の看板 posted by (C)ルンちゃん




あのときもすごく混んでいましたけど、

阿修羅展はそれを上回る人の列ですよ!

なんと入場まで70分待ちの状態。

でも実際には60分待ってどうにか入れました。





「阿修羅展」は4部構成になっています。


第1章
興福寺創建と中金堂鎮檀具(ちんだんぐ)

第2章
国宝阿修羅とその世界

第3章
中金堂再建と仏像

第4章
バーチャルリアリティ映像






第1章『興福寺創建と中金堂鎮檀具』
では、

中金堂基壇から出土の遺物と、

何度も戦火に見舞われた中金堂の、

発掘調査によって出土した品々の展示です。






ここでは伝来した中国の製品と、

日本の製品の違いを見ることができました。

細部の比較については肉眼では小さすぎて無理ですが、

拡大映像などが取り入れられ、それを確認しながら

実物を見ることができました。





なかなか良い展示方法ですね





当時の水晶や琥珀などは

思った以上の出土品の数です。しかも

当時の技術水準の高さにも驚きますよ。






第2章『国宝阿修羅とその世界』
では、

いよいよ阿修羅像とご対面です

と思いきや、まずは興福寺所蔵の十大弟子の登場ですよ。

十大弟子
とは釈迦の10人の高弟のことです。

それぞれに優れた能力を持っていたといわれています。






奈良時代の像ですけど、どれもお顔がきれいで、

1200年以上経っているなんて信じられないくらいです

また巧みなライトアップで、より一層幻想的。

1体1体が違った特徴を持ち、

見ているだけでありがたく思えてきますよね。






それから八部衆を拝見。

個人的には、私は八部衆が好きなんですよね。

容姿がすごく特徴的なので、

それぞれがわかり易いという理由からでもあります

ちなみに阿修羅も八部衆のひとりなんですよ





迦楼羅(かるら)
は人のようでいて、

口にはくちばし、頭にはトサカがあるというお姿です。

(私のお気に入り^^)


今までいろいろなお寺で迦楼羅を見ましたが、

興福寺の迦楼羅はニワトリに似たお顔です。

(よく見るのはカラス天狗みたいな感じ^^)







緊那羅(きんなら)
は、額に第三の目を持ち、

その上には一角を生やしています。

あの目が開いたら、ちょっと怖いだろうな〜^^;





興福寺の八部衆の共通点は、

どれも少年の姿をしているということでしょうか?

阿修羅も同じです。迦楼羅はわかりませんけど^^;

そして細い体躯で手指も細やか。

髪や衣の流線も美しいです





そんな特徴をつかんだところで、阿修羅のいらっしゃるエリアへ。

エリアに入ってすぐ、阿修羅の正面のお顔が見られます。






じつは阿修羅像とは、中学の修学旅行の時に

一度会っているんですよね。

中学校の教科書の写真を見たときから、阿修羅像は大好きで、

興福寺の思い出も、残っているのは阿修羅だけです。

久しぶりに拝見したお顔は、昔のままでした






あのときはガラスケース越しに見たお顔でしたが

今回はケースなし。しかも巧みなライトアップで、

ひびなどがわかりにくく、

今誕生したばかりの姿にも見えるのです。






今回の展示は、その阿修羅像を360度、

どこからでも見ることができる
よう工夫されています。

スロープを降りて、もっと近くで見てみます。






とにかくこの日は人が大勢いましたので、

すぐには移動できません。

時計回りにゆっくりと人の波が移動します。






阿修羅は三面六臂(さんめんろっぴ)。


つまり、三つのお顔と六本の腕を持っています。

その顔は他の仏像に比べて、より人間的で、

どこか「憂い」さえ含んでいて美しいですよ。






三つの顔はそれぞれに違う表情を持っています。

怒った顔、辛そうな顔、哀しそうな顔など。






でも、今回チョッと発見をしてしまいました。

それぞれのひとつの顔だけ見ていても

左右の表情が微妙に違うんですよ。





ちなみに私の好みなんですけど、

どのお顔も左面から見るほうが、

より美形に見えました





この発見は360度から

ゆっくり阿修羅像を見ることができたから

わかったんですよね。

今回の展示方法にすごく感謝しましたね〜





そうしてじっくり阿修羅を味わったところで

次のエリアへ。





第3章『中金堂再建と仏像』
では鎌倉時代の作品です。

以前見た運慶快慶の『金剛力士像』にも似た

力強い作品です。と思ったら、

運慶にもつながりのある康慶の作なんですね。






最近、鎌倉訪問で仏像を見る機会が多いので、

なんとなく懐かしく感じる仏像の数々でした。





第4章『バーチャルリアリティ映像』


近年に建立予定の中金堂をCGで披露。

焼失した中金堂をできるだけ忠実に再現するそうです。






今回の展示については、

仏像たちがガラスケースなしで間近に見られることによって

細部についても充分鑑賞できたのがよかったです。

お寺に行っても、広い空間(仏像までが離れてる)や光の加減で

全身を細かく見ることは、なかなかできませんからね。






街道歩きで仏像を見るときには、信仰した人たちの

思いや時代背景を感じることがよくあるのですけど、

今回はその仏像を作った仏師たちの

息吹が感じられたような気がして新たな発見がありました。




また機会があったら、

新選組以外の展も見てみたいです




ところで、昨日は入場待ちの間に

雨が降ってきて困りました。あんな日なのに、

傘を持って行くのを忘れてしまったんです^^;




段々激しくなる雨の中、「どうしよう

と思っていたら、お隣の女性の方がみかねて

ご自分の傘に入れて下さいました。

そのおかげで、ずぶぬれにならず待つことができました。




この場をお借りして御礼を申し上げます。

Kさん、その折はありがとうございました




「館内を一緒に見ましょう」とお誘いし、

二人でとても楽しく鑑賞できましたが、帰宅してから、

かえってご迷惑じゃなかったかしら?と少し気になっています。
(そうなら、ゴメンナサイ^^;)



rwn3.bana
歴史ブログ 幕末・明治維新
お楽しみ頂けましたら
青文字をクリック願います。
ブログランキング参加中!
あなたの応援が私の励みです!
                 多摩人(たまびと)漫遊記 トップページに戻る

「阿修羅展に行ってきました」を読んだ人はこんな記事も読んでいます