壬生義士伝

  • 2007/03/14(水) 10:03:59

「壬生義士伝」浅田次郎著/文藝春秋


数年前にTVドラマや映画にもなった小説です。

みなさん ご存知ですよね。


主人公は 吉村 貫一郎。


新選組に少し詳しい方なら

「ああ あの人ね」

と すぐ思い浮かぶでしょう。


一応ご説明しますと

南部藩の藩士でしたが、妻子を養うため脱藩し

1865(慶応元)年新選組に入隊。

隊中ではすごくまじめで、頂いたお給金のほとんどは

国元の妻子に送るという律義者。


文武に秀で諸士取調役兼監察であり、剣術師範頭も務めていました。

近藤勇の広島出張の折にも同行していましたので、

近藤からはかなり信頼されていたのだと思います。


鳥羽伏見の戦いで新選組とはぐれてしまい、

進退きわまり 南部藩をたよりますが、

帰藩を断られ 藩邸内でかなりすさまじい切腹を遂げてしまいます。

新選組の中で重要な役割も担っていたわりには、

あまり目立たない存在なのですよね。

私の中では

「まじめすぎるほどまじめな人で、ユーモアの通じない損な人」

というイメージがあります。


他の人に聞いても似たり寄ったりのイメージで

「壬生義士伝」の主人公が彼だと知っても、

「へ〜 そうなんだ」

と いたって反応は静かなものでした。



ところがこの小説を読んでみると、吉村さん

結構カッコ良くって 好感すら持てるのですよね。

この人物を再認識し、

以前より大きな存在となって私の中にいます。


「物語のちから」はスゴイですよね。 ←って こちらに感心かい



さて内容は、吉村の切腹するまでを彼の一人称で、

そして明治以降の彼のゆかりの人の聞き書きが

交互に織り交ぜられて進行していく 面白い文章です。

時間が前後するので、慣れないと「読みにくいな」と

感じることもありますが、

結構早いペースで読むことができました。


途中胸詰まるところもあったし…

読み終わって 心残る部分もあります。


彼が主人公の小説は初めてですし、

今後こんなに詳しく書かれることがあるのかわかりませんが、

「こんな隊士がいたんだなぁ」と読んでみるのも

いいと思います。



「壬生義士伝」浅田次郎著/文藝春秋




  ↑  ↑  ↑
文庫本も出ましたので気軽に読めますよ〜(^ー^)
(写真はハード本の方です)


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この記事に対するコメント

はじめまして

いつもブログ楽しく読ませてもらってます(*^_^*)

けろっぴも先週「壬生義士伝」の本を読み終わりました☆
映画はみたことがあったんですが・・・
本、思っていた以上によかったです(^-^)

はじめまして

けろっぴ姫さん こんばんは
ようこそいらしゃいました!(^_^)

いつも読んで頂いているそうで、ありがとうございます!
その言葉が なによりの励みになります。

どうぞこれからも お気軽にコメント下さいネ♪
一緒に楽しみましょう!

壬生義士伝

壬生義士伝は武蔵村山のダイヤモンドシティ横にあるラーメン新撰組のオーナーが好きなんです。以前は壬生義士伝 大河ドラマ新選組 たそがれ清兵衛等を 今は洋画になったりしてますが店内で流してます。良かったら是非お店に行ってみて下さい。オーナーがいたら壬生義士伝の話しで盛り上がるのもいいのではと思います。

ありがとうございます

日野市民さん

いつも いろいろな情報ありがとうございます。
武蔵村山に行く機会はなかなかありませんが、
行った時は是非立ち寄ってみたいですネ。
他にも新選組関連のお店(名前だけでも可)を知っていたら教えて下さいね〜。

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