新選組戦場日記

  • 2007/11/02(金) 10:32:29

「永倉新八の手記がある」



それは新選組の研究家の間では

かなり有名な話
でした。




よく知られている「新選組顛末記」は

新八が老齢になってから、

小樽新聞の記者が彼の話を聞いて

それを新聞に載せたものです。





ですから大衆受けするような

演出された部分もあるようです。




この手記の方はもっと若い頃に新八自身が書いたものなので、

記憶はより鮮明に、詳細は細かく書かれているだろうと

推察ができました。

(知られていないことも書いてありそうでしたし)





でもこの手記がどこにあるのかわかりませんでした。




まだ手記が新八の手元にある頃、

横浜の講談師に新八は手記を見せたことがあります。

するとこの講談師は「是非これを貸して欲しい」

と懇願したそうです。





はじめは断っていたものの、結局は根負けして

「必ず返してくれるなら」

と念押しして、新八は貸したのです。




しかしその後いくら催促しても返して貰えず、

そのうち本人の居場所も

生きているのか死んでいるのかもわからなくなり、

とうとう永倉の元には戻ってきませんでした。





それが幻の手記「浪士文久報国記事」なのです。





ところがこの手記、

平成になって奈良の歴史研究家が見つけだしたのですね

このニュースは新聞などでも取り上げられたので、

ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。





全3冊、すべて無事な姿で人々の前にお目見えしました




この「浪士文久報国記事」を解読し、

本にまとめたのがこちらです。



新選組戦場日記/木村幸比古(PHP出版)




木村幸比古氏は「霊山歴史館」の学芸員の方です。

読み下しの部分と解説の部分とにわかれているので、

慣れていないと読みにくいかもしれません。




内容的には新たな発見はなかったものの

書かれた時期が明治の初期頃とみられ、

個々の出来事が鮮明に書かれています。




なによりもこの時代に発見され、

私たちが目にすることができたことは

とてもうれしいことですよね^^




ところで幹部のなかでもう一人

手記を書いたらしい人がいるのですよ。

それはいったい誰だと思いますか?^^



はい、答えは土方歳三さんです。(当たりました?)
  ↑  ↑
星から星までを左クリックしながら右へ滑らせてください^^




その内容の一部は、別な本に引用という形で

発見されています。 

でも本物は今だ行方知れずです。




なにが書いてあるのか

とても興味がありますよね!

こちらもなんとしてでも

探し出すことができればと思うのですが、

いったいどこにあるのでしょうね?





こちらが「新選組戦場日記」ですが
売り切れでないかも…
古本店等をあたってみて下さい


PHPの新選組本


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この記事に対するコメント

読みました

平成10年に発見された「浪士文久報国記事」は
永倉新八の自著ではなく、松村巌による筆写本のようですね。

「新選組戦場日記」の内容について、
原文を担当した(=原書を解読した)のは、木村氏本人でなく
実は別の研究家(幕末史・新選組研究で著名な人物)と聞いています。

原文と訳文を比較しながら読めばわかりますが、
訳文には原文に対して不整合な個所がいくつかあります。
研究の参考として本書を読む場合は、
訳文を鵜呑みにせず、原文にしっかりと目を通すべきでしょう。

「新選組戦場日記」は現在、版元品切れ状態です。
古書としては1000-2000円程度で流通しており、入手は難しくありません。

土方歳三が郷里へ送ったらしい行方不明の日記、というのも
いつか発見されたら面白いでしょうね。

「松村巌による筆写本」のお話は○○先生からお聞きしたことがあります。
また解読にあたっても研究家の方のお力添えがあったことは
存じておりますが、この本の執筆者の意見を主に取り上げさせていただきました。
どうぞご了承下さい。

土方さんの日記

土方さんの日記と聞いただけでなぜか笑いがでてしまう(*>艸<*)
ラブレターを送るくらいですからね〜〜。
きっと真面目な内容もあるんでしょうが、なんとなく、女の話や愚痴が書かれているような気がします。
きっと本音が見られるんだろうなぁ。
土方像が変わったりするかもしれない、と思うと早く出てきて欲しいですねぇ♪

失礼しました

さすがによくご存じですね!
・・・というか、ルンちゃんはきっとご存じと思っていました。
いつもコメントしていらっしゃる方々や
ディープな新選組ファンの方々も、このくらいはおそらくご存じでしょう。

その他の方々に参考にしていただければと思ったのですが、
しかし「松村巌による筆写本」の件などは
月刊「歴史読本」2005年9月号にも掲載されて
広く知られているはずですから、余計だったかもしれませんね。
申し訳ありませんでした。

味のりさん

味のりさん こんばんは〜^^
なるほど〜、土方さんの日記には私生活のことも書いてある
可能性もあるわけですね。
そういえば、ラブレターもふるさとに送ってしまうほどの人ですから、
やりかねないですよね〜。
「今日、ラブレターの束を日野に送った。みんなの驚く顔が目に浮かぶようだ」
なんて書いてあったら面白いですよね^^

引用文で出たきた内容は、
容保様へのお目見えの一日が書かれていましたが、
何気ない一日の様子が他にも書かれているようで、
興味はつきません。
日野に送られた後、どこに行ってしまったのでしょうね。
また土方さんの遺髪もまだ残っている気がして
日野への興味もつきないところです。

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