家庭で作る石田散薬

  • 2008/10/24(金) 11:58:59

さて、今日は石田散薬作りの続きです




石田散薬
とは、

新選組副長 土方歳三の生家の家伝薬で

打ち身やくじきのときに

お酒といっしょに飲むという、内服薬ですよね。





今年の土用の丑の日。

我が家の牛革草を刈り、天日干ししておきました。


これが

牛革草採取♪
牛革草採取♪ posted by (C)ルンちゃん
          
        こんな風になりました
牛革草の干草
牛革草の干草 posted by (C)ルンちゃん


刈り取りから完全に干されるまでは

2週間もかからなかったみたいですが、

そのままほったらかしにしておいたら

こんなに日が経ってしまいました




まあ、その辺はご愛嬌ということで…

次の段階へと移りましょう




ちなみに石田散薬の作り方は

過去記事にありますので、そちらをご確認下さいね。

過去記事 ⇒ 土方家の『土用の丑の日』 



今日の作業は、牛革草を火にかけるところからです。



本当は鉄鍋の中で煎るみたいですが、

今回は家庭で作るので、台所にある道具を使います。




じつは私よりはるか昔に、

友人が石田散薬作りに挑戦していまして、

その時は確かオーブントースターで焼いたと申しておりました。




でも、途中で牛革草が燃えて

かなり苦労したようなんですね。

(燃やすと焼くは違うよね、たぶん…)




そこで、私はホットプレートでやってみることにしました。

これなら急激な変化で燃えることもないでしょう。




1.まずポットプレートを温める。


2.その間に牛革草を刻む。


細かくカットする

万能バサミでジョキジョキと。
この茎は生木の時もけっこう堅いですよ。
ハサミで切るとその度、茎が飛び散るので、
ビニール袋の中に入れて作業しました。









細かくカットする posted by (C)ルンちゃん

  葉っぱだけ使う方法と、

  葉っぱと茎を使う方法とがあるみたいですが、

  牛革草の量が少ないので、今回は全部使います。



  それでも、これだけ。

  これでどのくらいの量の石田散薬が作れるのやら。




3.刻み牛革草をホットプレートに移す。


  ホットプレートが温まったので、

  刻み牛革草を入れま〜す

ホットプレートにて

ホットプレートにて posted by (C)ルンちゃん



  量が少ないので、すぐ色が変わってきましたね〜。

  焦げないように、ひたすらかき混ぜます。


  それで、10分後はこんな感じです。
10分後

多少は色がつきだしましたね。
ひたすら木ベラでかき混ぜます。
なんとなく香ばしいニオイがするような。










10分後 posted by (C)ルンちゃん


  20分でこんな感じ。
20分後


かき混ぜているうちに、葉っぱの部分は
細かくなっていきました。
茎はそのまま。









20分後 posted by (C)ルンちゃん  


  なかなか色が濃くならないのは、

  熱力が弱いせいでしょうか?



  30分は過ぎましたよ
30分後
30分後 posted by (C)ルンちゃん

  この後も、けっこうかき混ぜていましたが、

  もう色が変わりそうもないので、

  あきらめて次の作業に入ります。



4.お酒を投入


酒を入れる


しょうゆでも垂らしたら
美味しいんじゃないかな、
って ふと思いましたけど、
違うものが出来上がるから、ダメダメ我慢








酒を入れる posted by (C)ルンちゃん

  そんなにお酒はいらないようですが、

  今回はけっこうたっぷり入れてみました。

  入れた途端、「ジュッ」と音がしてお酒のいい香りが



5.再び乾燥
  

再び乾燥
再び乾燥 posted by (C)ルンちゃん

お酒でぬれていい色になったんですが、

再び乾燥し始めたら、元の色に戻ってしまいました。

その他は変化はありません。

ほどよく乾燥したところで、すり鉢に移します。



6.すり鉢に移す。


すり鉢へ移動
すり鉢へ移動 posted by (C)ルンちゃん

  多そうにみえますけど、ミニのすり鉢なので

  たいして量はありません。

  そしてゴマすりのようにすりだします。

  ところが予想外の展開に!  



7.すり棒ですってみる。


すり棒ですってみる


なんてこと〜!
茎が石みたいに硬いです。
グルグルすり棒を回すと、
茎だけ勢いあまって外に飛び出す始末。
押しつぶすようにして、細かくしていきます。







すり棒ですってみる posted by (C)ルンちゃん

  葉の部分は簡単にすれたのですが、

  茎の部分がすれない!

  どうしても残ってしまう部分があります。


  
  これ以上は無理とあきらめ、

  本来の作業にはない工程を作りました。

  それは、すれない繊維部分を茶漉しでこして、

  粉だけにするというものです。 
  (これはおおめに見てください
  
  

8.そして粉末。
  

粉末に
粉末に posted by (C)ルンちゃん

  茶漉しにかけた分、細かくなりすぎてしまったようですが、

  とりあえず完成。

  石田散薬のできあがりです



  土方歳三資料館で見た石田散薬は、もっと黒くて

  もっと粗かったように記憶してます。

  火力とか茎の問題に、改善の余地がありそうですね。


 
  適当に分けてみたら、3袋の石田散薬ができましたよ。

  下が完成品です

  包装すれば、それらしくみえるでしょ。

石田散薬のできあがり
石田散薬のできあがり posted by (C)ルンちゃん


ちなみに味を確かめてみたんですけど、

やっぱり苦いし、美味しくないです

お酒で飲むのも、わかるような気がしますね。




というわけで、

初の石田散薬作りはなんとか無事完了しました。

次回はもっとうまく作りたいです(また作るかはわかりませんけどね〜)


注…「石田散薬」は昭和の成分分析で、効能なしとの結果が出ています。
  あくまでも今回は趣味の一環として作っていますので、
  あしからずご了承下さい




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この記事に対するコメント

すごいですね!

石田散薬、こんなに手間のかかるものだとは思っていませんでした…お疲れ様でした^^
ところで、小説やコミックによく登場する「虚労散」も、同じようなものなのでしょうか?

虚労散薬

さやかさん こんばんは^^
いつもありがとうございます。

虚労散薬。
土方歳三さんの姉、のぶさんの嫁ぎ先である
佐藤家の家伝薬ですね^^
労咳(結核)のお薬と聞いています。

以前、何かの本で読んだのですが、
この虚労散薬の原料の中には牛革草も入っているそうです。
ただ他にも数種類の薬草(?)が入っているらしいですよ。
それ以上の詳細は、作り方も含めて
載ってなかったですね〜。

虚労散薬については、私ももっと知りたいと思っています。
また何か調べてわかったら、報告しますね。

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