ふるさとが語る 土方歳三

  • 2006/12/14(木) 10:40:44

谷春雄さんの名は、新選組の研究をされている方ならご存知の方も多いでしょう。

特に日野で新選組の話が出れば、谷さんのことをはずしては語れません。





私が谷さんを知ったのは、今はもうなくなってしまいましたが、

佐藤彦五郎邸(現日野宿本陣)の前にあった

和菓子屋「恵美寿屋」さんでのことです。





当時 このお店で販売していた「誠」という和菓子を買いに行き、

店のご主人と新選組の話をした際、谷さんのことを教えてもらいました。





その後 何度か谷さんのご自宅を訪問しました。

そのたびにニコニコして向かえてくださったお顔を

今でも忘れません。




谷さんは日野にお住まいの新選組研究家であり、郷土史研究家です。




日野市内の新選組史料のほとんどを谷さんが発掘・整理し、

紙誌や書籍を通じて発表されています。

「井上源三郎の甥の泰助が、戊辰戦争の際、

戦死した叔父の首をどこかの寺の前の田んぼに埋めた」


という有名な話も、谷さんが知り合いの古老から聞きとめたものです。





訪問の際、初めて聞く新選組の話に私達は時のたつのも忘れ、

聞き入ったものです。

本物の「総司の(姉の)机」「袖章」等を見たのも、谷さんの家でした。



実物を見たときの感動!




しかもガラス越しではなく、直接眼で見て触れることができたのは、

今にして思えばとても贅沢なことです。

また、当時絶版だった本をお借りしたこともありました。

本当にありがたかったと、今でも感謝しています。





ふるさとが語る 土方歳三 (谷春雄・大空智明/日野郷土史研究会)




この本は晩年の谷さんが、対談というかたちで残された本です。

その中にはご本人の子供の頃の話や、

私達が直接 谷さんから聞いていた新選組の話も入っていて、

読み返す度に 谷さんのあの笑顔が蘇ってくるのです。




表紙に「甲州道中分間延絵図」が使用され、

本陣や八坂神社等を探しながら日野宿の様子を知ることができ、

楽しく読むことができます。




谷さんは2004(平成16)年、あの「新選組!」放映の年に他界されました。

きっと天国で大河を観ていましたよね。

今頃は同級生の先代の井上さん(井上松五郎のご子孫)や、

近藤先生や歳さんたちと 尽きぬお話をなさっていることでしょう―


ステキな表紙です


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