多摩の史跡案内
〜その24〜
保井寺 〜斎藤一諾斎の墓〜
4月の中旬に、
五色椿の美しく咲きほこる
保井寺は、
およそ400年前の天正年間に井上掃部之輔頼秀が開基、
永林寺第四世妙庵長銀上人が開山した寺です。
保井寺山門 posted by
(C)ルンちゃん
もとは鳳栖庵と呼ばれ、小庵としてあったものですが、
井上家の菩提寺となってからは、保井寺と呼ばれるようになりました。
ご本尊は虚空蔵菩薩です。
この寺には、新選組隊士だった
斎藤一諾斎(いちだくさい)の墓があります
一諾斎墓所への案内看板 posted by
(C)ルンちゃん
栗塚旭主演のテレビドラマ「燃えよ剣」では
斉藤一が一諾斎を名乗ったように描かれていましたが
(もちろん原作も)、
斉藤一と
斎藤一諾斎は全くの別人ですよ
斎藤一諾斎は慶応4年3月当時、
甲州都留郡強瀬村の全福寺の住職でしたが、
近藤・土方率いる
甲陽鎮撫隊に物資を提供するなどで、
全面協力をしました。
一諾斎は還俗(げんぞく)の後、彰義隊として参戦しますが、
その後、新選組に入り会津戦争に参加し、
仙台において離隊、明治政府に降伏します。
釈放後、土方の親戚である日野の佐藤家に立ち寄っています。
八王子で寺子屋を開くことになり、
地域の教育にあたるようになりました。
病気の為、一旦は甲州に戻りますが、再び八王子に赴き
明治7年12月18日、62歳で生涯を終えるまで、
終始、地域教育の普及に尽力したのです。
この保井寺は、かつて一諾斎の寺子屋での教え子であった、
保井寺二十三世が亡き恩師を埋葬した場所です。
彼の寺子屋があった場所は、八王子市立柚木東小学校として
今も子供たちの学び舎となっています。
一諾斎の教育への情熱は、今もなお
この地に引き継がれているのです
斎藤一諾斎の墓 posted by
(C)ルンちゃん
お墓の脇の説明碑 posted by
(C)ルンちゃん
竜沢山保井寺(曹洞宗)
東京都八王子市堀之内547
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