幕末新選組

  • 2009/03/16(月) 12:18:01


「鬼平犯科帳」や「剣客商売」

「必殺仕掛人」でお馴染みの、池波正太郎氏。




その池波正太郎氏は、新選組の小説も幾つか書いています

以前ご紹介した「色」は土方歳三が主人公のお話。

これは片岡千恵蔵主演で映画にもなっていますよ。


過去記事 ⇒ 維新の篝火





他には「近藤勇白書」というのもあります。

こちらはもちろん近藤勇の話です。





でも、池波正太郎氏が新選組隊士の中で、

一番好きだった人物は、どうやら

永倉新八
だったみたいなんですよ




幕末新選組
池波正太郎著/文芸春秋





そのお気に入りの永倉新八を描いたのが、

幕末新選組
です。

松前藩の武士ながら、江戸屋敷で生まれ育った

江戸っ子の永倉新八。




物事にこだわらないさっぱりした新八を

この小説は生きいきと描いています。






子供の頃、いたずらばかりしていた腕白少年(新八)が、

剣術をやり始めてからは、いたずらする時間も惜しんで

剣術修行に励みます。

つらさを苦には思わず、楽しみながら剣術に没頭する毎日。





おかげでめきめきと腕をあげますが、

いっこうに家を継ぐ気のない新八に小言ばかりの父。

それがいやで、とうとう脱藩までしてしまいます。





そして新八は、親友の市川宇八郎(のちの芳賀宜道)と

修行の旅に出たり、

後には近藤のいる試衛館にも顔を出すようになるわけです。





そうして上洛して、新選組幹部となるのは

ご存知の通り





大まかな話は、よくある新選組の物語と同じですけど、

ここで面白いのが、新八と藤堂平助の関係ですね





江戸にいる時分、新八は平助に

自分の相方を横恋慕されてしまいます。

藤堂平助は大名の御落胤という噂もある

どこか気品ただよう男で、女性にもてるタイプ。





一方の新八は少しポチャっとした感じの

(この本の中の新八のイメージね)


女性に可愛がられるタイプ。ではありますけど、

気品漂ういい男
にはかないません






ですから、新八が好きになる女性が

藤堂のことを好きになるのも

あたりまえなのかもしれませんけどね。





そんなつらい(?)過去を背負って、上洛する新八ですが、

京都でも同様のことがあり、

藤堂を少なからず、憎く思うこともあるわけです。





でもこの新八、人がいいというか

持ち前の性格の良さからか、

池田屋騒動を境に、二人の関係は

いい方向に深まっていくから不思議です。






主人公が新八なので、

要所(おいしい場面)で、新八が登場しています。

ですので、新八ファンには

充分楽しめる小説になっていますよ。





新八の77年間の生涯を

包み隠さず描ききった作品ともいえる、幕末新選組。

よかったら、一度お楽しみになって下さいね


新装版で出ています^^
幕末新選組
池波正太郎著/文芸春秋


池波正太郎作品集


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この記事に対するコメント

永倉さんは格好いいです!(^○^)

池波先生は新選組の中では永倉さんがお好きなんですか。知りませんでした。ちなみに私も永倉さん好きですよ!
それにしても、『幕末新選組』の本の永倉さん記事で見た限り何か良いですね〜!
藤堂との関係読みたいです。本の情報ありがとうございます!

池波先生

勇春さん こんばんは^^

はい、池波先生は永倉さんが好きと
自ら語っていました。
確か他にも永倉さんの小説を書かれていますよ。
ちなみに私も永倉さん好きです。

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