BARAGAKI!

  • 2009/11/09(月) 11:06:02

新選組副長土方歳三の小説は、巷に数限りなくありますけど、

少年時代にスポットをあてて書かれた本は

新選組時代ほどはありません。





そんな中で今日お話する小説は、

少年時代の歳三を主人公に書かれたものですよ






青春新撰組 BARAGAKI !(全2巻)
秋月こお著/角川書店






土方歳蔵、15歳。

まさしくバラガキ時代のトシさんです
(この小説では「歳蔵」の字を使用)





「バラガキ」というのは、

歳三の生まれ育った土地の言葉で、

「触れば怪我をするイバラのような悪ガキ」


という意味らしい。





つまり大人も手を焼く、どうしようもない奴ということです





ここに登場する15歳の歳蔵は、新選組時代の歳三とは

おおよそ想像できないほどの、やんちゃぶりです。





「売られたけんかは買う、しかも買ったからには絶対勝つ」


という信念のもとに、三白眼でにらみをきかせ、

なにかことがあれば、即戦闘態勢に入るという

恐ろしく怖い奴なんです。






そのくせ、お小姓に仕立てられたり、

花魁に化けさせられたりと、はたからみれば

貧乏くじをひかされているようにも思える所業の数々^^;

(歳さんが美しいからなんですが…)






袋叩きにもあっていますしね。

大怪我して、自分で石田散薬を飲みまくってもいます。






「若気のいたり」の毎日で、

とにかく騒ぎにことかかないといいましょうか。

歳三の周りはいつも賑やかです。






でも、本人はいたって真面目なんですよね。

真っ向から問題に対峙します。

それにただのバラガキでもなく、

自分より弱いものには優しいし、面倒見がいい。






そんなところが彼の魅力でもあり、大人も仲間も

ついつい彼に力を貸してしまうのです。





仲間にはもちろん、試衛館の若先生

近藤勝太(勇)
もいますし、

沖田宗次郎(総司)
もいますよ。
(ここでの総司はまだ9歳前^^)






ひょんなつきあいで、知り合った亀八

最初は歳蔵をよく思っていなかったのに、

結局友達になりますしね。





この物語の歳蔵は、

育ての親にもあたる兄夫婦の元を離れて、

試衛館に転がり込む辺りから始まるので、

新選組の土方歳三になるには、まだまだ程遠いです。





でも歳蔵が、新選組の土方歳三を形成する

きっかけとなるような話で終わっているので、

本当はその続きも読みたいところですけどね。





全7話。

そのうち1話だけが番外編で、

沖田総司のお話になっています。

ほとんどが史実とは関係ないオリジナルな話ですよ。





ただこの本、1996〜97年に刊行されてから

すでに絶版になっているので、書店にはありません。

古本屋にならあると思いますので、

見かけたときには、手にとってみて下さいね。


青春新撰組 BARAGAKI !(全2巻)
秋月こお著/角川書店

2巻の表紙はこんな感じです。
絶版なので書店にはありません。
古本屋さんで探してみて下さいね。



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この記事に対するコメント

BARAGA鬼

最近、新撰組大好きになったYOHです。

楽しく拝見させていただきました。

私が好きになったのはバラガキという小説ではなく、Z団という劇団の「BARAGA鬼‐ki」というお芝居でした。

史実とフィクションがうまくまざったストーリーで、とにかく土方さんが格好良かったです。

DVDもでています。おすすめです!

お芝居

YOHさん はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。

YOHさんはZ団を見てからの新選組ファンですか?
私は残念ながらZ団のお芝居は観たことがありません。
東京公演で新選組のお芝居をするなら、
是非観てみたいです^^

どうぞまたブログに遊びに来て下さいね。
これからもよろしくお願いします。

こんにちは

お久しぶりです。

「バラガキ」・・
生まれ育った土地の言葉だったのですか。
という事は石田村。

これは知りませんでした。
ありがとうございます。勉強になりました。

はっきりとは^^;

ブルウさん、こんばんは。

「バラガキ」については、はっきりしたことはわかりません。
多摩地方で使われている言葉とかもいわれているようですけど。
私の周辺で使われているのを聞いたことはありませんし、
ブルウさんの近辺でもないですよね。

もっとも「バラガキ」って呼ばれるほどの暴れん坊も
今では見つかりませんよね^^;

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