これらが真実なら

  • 2009/12/02(水) 23:47:47


永年「新選組好き」状態に漬かっていると、

隊士のいろいろなエピソードに触れることができます





土方歳三さんが、実は伊庭八郎と仲が良かったとか、

黛花魁にいれあげて、さる大名のご隠居に

吉原田圃で危うく命を取られそうになったとか^^;






歳さんが、清河八郎の刀「四字がんまく」の

試斬をしたという話もありましたね〜。





そんな話をいつともなく聞いて、自分の記憶にも

いつの間にやらこびりつけているんですけど、

それじゃあ、その話の出処は?

なんていうと全く知らないなんてこともあります。





私も昔はそうでしたよ






ちなみに、

今私が話した土方さんのエピソードですけど、

あなたはその出処を知っていますか?






今のお話は、すべてこちらの本に載っています。

つまりこちらが出処なんですね






新選組剣豪秘話

流泉小史著/新人物往来社







伊庭八郎との交友関係や吉原田圃の大喧嘩、

そして清河の四字がんまくの話は、

新選組ファンの間では、

けっこう知られているお話なんです。






ただし、それが真実かというと

実ははっきりとはしていません^^;







なにしろ、他の史料からは同じ話が全く出てこないんです。

ですから研究家さん達は、この話は知っていても、

あまり話題には出さないみたいですよ。






新選組剣豪秘話の著者・流泉小史氏は

自らの環境もあって、幕府びいきの人のようです。

岩手の生まれでもあります。






福地桜痴とも親交があつく(弟子だとか)、

そんな話もあって、このエピソードが

真実にも思えてくるんでよね…^^;






福地桜痴という人は明治時代のジャーナリストで、

幕末の頃は、幕府の使節として

ヨーロッパを視察したこともあります。






明治の時代になった時、

「政権が江戸幕府から、

 薩長を中心とした幕府が生まれただけだ






と言って政府側に逮捕されたりもしますが、

その後、岩倉遣欧使節団にもお供しています。






そんな福地桜痴は、近藤勇たちが上洛する前、

試衛館道場を訪問したことがあるそうです。

(本に載ってます^^)福地桜痴の自宅が、

試衛館の近くだったらしいんですね。






試衛館の間取りにも詳しく、土方歳三の様子なども、

とても具体的に書かれていて

すごく真実味があるんですよ。

どの話もとても興味深いのです






もしこれらが真実なら、新選組史(試衛館史)に

より深みを与えてくれるものになるでしょうね。

本には、歳三と伊庭八郎の試衛館時代の様子も、

語られています。






それらが真実なら、

五稜郭で歳三と伊庭八郎が会話したシーンも

よりリアルに想像できますよね






ですから個人的には、

この話が史実だと証明されるような史料が

是非見つかってほしいものだと、

密かに願っているのです






この本の中には、他にも芹沢鴨や清河八郎、

そして流泉小史氏が賞賛してやまない、

小栗上野介の話が載せられています。






今は絶版にはなっていますけど、

あなたが何かきっかけを得て読むことができたなら、

有名なエピソードの出処として、

しっかり読んで欲しいです


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この記事に対するコメント

読みましたこの本。ですが読みにくく拾い読みだった気がします。確かに全てが史実化というとそうでもないし、福地桜痴は幕臣で御書院番か通辞だった気がするのですが、明治に
東京日日新聞を主宰しましたよね。
ただ桜痴、土方歳三には良い印象を得なかったようですね。

同じです

早々さん、こんばんは。

私も最初に読んだ時(もうだいぶ前)は、読みにくく思いましたけど、
今回読んでみたときはそうでもなかったです^^
また、機会があったときには読んでみて下さいね。
伊庭さんが遊びに来たときの様子など、
なかなか面白いです。

まだ読んでないです。そういう本の情報を教えてくれて有り難う。
伊庭さんと土方さんは仲が良かったんですね。他の話も初耳で勉強になりました。
そういえば、土方さんと中島三郎助さんは俳句や天然理心流という関係で良いんですよね。
五稜郭の中島さんと土方さんの会話好きです。
函館での土方さんだんだん分かってくるような気がします。
今度、読んでみますね。
あの、文通でもしませんか?

中島三郎助さん

勇春さん、こんばんは。
この本は絶版になっていて入手は難しいかもしれませんが、
機会があったら読んでみて下さいね。
中島三郎助さんは私も好きですよ。
やはり天然理心流つながりだからかもしれません。
知らないことが沢山ありますので、もっといろいろ知りたいです。

文通の件はせっかくのお申し出、大変ありがたいのですが、
現在私ごとで超多忙のため、頂いてもお返事がいつ書けるかわかりません。
ご迷惑をおかけしそうですので、もう少し経ってからにして頂けるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いします。

ルン様、こんばんは。
伊庭八郎が、試衛館に道場破り対策の助っ人に来ていたのではと言う話は、この本から来ているのでしょうか?
遊撃隊絡みで、伊庭八朗には興味もありますし、本当だったら良いなと。
芹沢鴨の話も載っているとの事ですので、機会があれば手に入れたいものですが、可能だとしても結構なお値段になるんでしょうね〜。
スポッツ

初めまして。この本をもとに「歳三梅いちりん」が描かれたんですよね。
コミックスを読んでとても楽しめたので久しぶりに「秘話」も読み返してみましたが、伊庭八郎との絡みなどやはり面白かったです。このふたりの仲は史実であって欲しいですね。ただやはり昔の物言いで書いてあるので読みにくいのが玉のキズですが(苦笑)

はい、そうです

スポッツさん、こんばんは。

はい、そうです。助っ人話はこちらに載っています。
他にも、周斎先生におごってもらう話などもありますよ^^
試衛館での彼らの様子が目に浮かぶようで楽しいです。

昔の本

うめのはなさん、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました^^

この本を読んでから「歳三梅いちりん」を読み返してみると、
原作の話がすごく良く生かされていて、
すごいな〜と思います。
どちらもいい本ですね。

「昔の物言い」もそうですが、1ページあたりの活字の多さにも驚きがあります。
昔はあれが普通だったのでしょうね。
最近の本は1ページあたりの活字が少なく読みやすいので、
慣れていないと最初のページを見ただけで、
読む意欲を失いそうですね^^;

うめのはなさん。どうぞまた遊びに来て下さいね。
よろしくお願いします。

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