月下と花天

  • 2011/04/27(水) 23:28:38


近藤勇の妹が登場する小説

「恋する新選組」
を書かれた 越水利江子氏。




彼女は児童文学作家で、

数年前の「総司忌」の講演会で

ご自身の新選組話をされていましたよ




講演会のときに「恋する新選組」以外にも

新選組を題材にした小説を書いていたという話があって、

どんな本だろう?と気になっていました。




その本をインターネットでみつけて

手に入れたので、早速読んでみました

それが、こちらの本ですよ。




月下花伝 〜時の橋を駆けて〜
越水利江子著/大日本図書



花天新選組 〜君よいつの日か会おう〜
越水利江子著/大日本図書




はい、この2冊です。

『大日本図書』というと、

学校で使う教科書を連想しますね。




「教科書ばかり出版している会社」と思っていましたが、

こういった本も出版しているんですね。

「児童文学」の絡みなのでしょう




どちらもハードカバーで表紙のイラストがステキです。

イラストから見ても女性向けですよね。




「総司忌」で聞いたお話ですと、

この2冊はどちらを先に読んでもいいとのことでしたが、

一応「月下花伝」の方が最初のお話です。




主人公の月倉秋飛(あきひ)は、姉と共に、

龍月館という剣道場を営んでいた祖父に育てられていました。

でも祖父が急死し、高校を退学して仕事に出ることにしたのです。




その仕事場が京都太秦の撮影所。

秋飛は「女優になりたい」と、そこで仕事を始めます。

とはいっても彼女の役はといえば、エキストラの仕事ばかり




それでもある日、

彼女が剣術に通じていることをスタッフが知り、

人気俳優の殺陣の吹き替えの仕事が入ったのでした。 




こんな風に話すと、新選組との接点が

全くないような小説なんですけど、

じつは総司が秋飛の前に現われるのです。




つまり「過去の人が未来に来る」

という話になるんですね〜。

でもこの話の場合は、総司の意思だけが

未来に来るという感じなんですけどね。




それで「花天新選組」では、

現代人の秋飛が過去の総司のいる世界に行く、

という逆の話になっています。




こちらも意思だけが過去に行くので、

過去の部分では秋飛本人の身体は登場しません。

じゃあ、どうなっているかといえば、

ネタばらしになるので、そこはヒミツです。
(読もうと思っている方に悪いので^^;)





あとは定番の「新選組で生活する」

というお話になるわけですが、この小説では

「総司の最期」の部分まで書かれています。




時空間超えの話で、ここまで書かれることは

滅多にないんですけどね。




発想的には面白い部分もいくつかありましたけど、

所々に説明不足の感があり、読み終わった後に

未消化な気持ちが残ってしまいました




一応、SF小説だろうと思うので、不足の部分は

自分で想像すればいいか、とも思うんですけど、

それにしても、このモヤモヤはなんだろう?




もしあなたがこの2冊を読んだときに、

同じような思いを感じたら、どうぞ教えて下さいね。




文字も大きく、小中学生の少女向けかもしれません。

総司が好きな女の子に読んで欲しいと思います




個人的には「恋する新選組」の方が好きです。

でもどちらが好きかは、全部読んでみないと比べられないので、

一応読んでよかったと思っています。


ほら、表紙がキレイでしょ^^

 

月下花伝 〜時の橋を駆けて〜
越水利江子著/大日本図書


花天新選組 〜君よいつの日か会おう〜
越水利江子著/大日本図書




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