最近読んだ新選組コミック

  • 2012/06/27(水) 00:24:58


『新選組大ブーム』から、かれこれ数年が経ちますね

新選組人気もだいぶ落ち着いてきたようにも思いますけど、

依然、人気は高いですよね。





その人気度の高さを裏付けるのが「新選組コミックの数」だと

ルンちゃんは勝手に思っています

新選組の人気が高いときは、新選組関連のコミックも

たくさん出版されているように感じるんですよ。





最近も知らぬ間に、新選組コミックがいくつか出版されていましたよ。

でもその中に、新選組人気にまったく便乗していないような

謙虚な本を見つけたので、お話してみようと思います。



とんがらし
桐村 海丸/講談社





はい、こちらが最近読んだ新選組コミックのタイトルですよ。

題名を見ただけでは、新選組本とはわかりませんよね。

でもこの本、表紙を見ても新選組らしくないのです









はい、こちらが表紙ですよ。

わかりづらいかもしれませんが、

表紙の人物は沖田総司と原田佐之助なんですよね。

どちらが沖田でどちらが原田かは本を見て確認してもらうとして、

まったく新選組を感じる絵ではありませんよね。





しかも内容まで変わっていて、

私が今まで読んだ新選組コミックの中でも異色な感じです。





この漫画は「モーニング」の2011年頃から

2012年初めの頃に連載されていたもので、

一話完結の話を複数まとめたものです。

コミックでは19話の短編が載っていて、

それぞれに題名が書かれているんですね。






一通り書き抜いてみますと「槍と剣」「試衛館」

「迷子札」「桜」「階段」「釣り」「銭湯」

「トンボ」「月見」「桜田門」「アジ」「鼻緒」

「地蔵」「爪切り」「宗次郎」「井戸」「新撰組」

「浪士隊」「花と水」
という感じなんですよ





多少は題名で、何が書かれているのか

想像がつくものもありますけど、

「迷子札」「アジ」「鼻緒」なんて

どんな話なのかサッパリわかりませんよね。





全体的には、試衛館時代の近藤や土方、沖田、

そして原田や永倉らの、

他愛ない日常の様子が書かれているのです。

なにか大きな事件があって彼らが活躍する

なんていうお話も全くありません





ですから、新選組の活躍に期待する新選組ファンには、

ぜんぜん面白くない話だろうな とも思いますね。





でもね、他愛ない日常なんですけど、

そこで話した何気ない会話が後の話に繋がって、

チョッと胸辛くなる部分もあるのです。





例えば「地蔵」と「花と水」のお話などがそうです。

「花と水」の題名は、総司の「辞世の句」に由来していることは

察しがつきますよね。





個人的には「釣り」も好きな話なんですよね〜

土方歳三さんと、どこかのおじいさんが

船に乗って釣りをしているのですが、

その二人の会話が面白くて、思わず笑ってしまいました。





話の中にいくつか新選組時代のものもありますが、

それさえも他愛ないお話なんですね。表紙の絵やタイトルに、

「新選組○○○」とかダンダラの絵とかを書き入れたら、

もっと目立って売れるだろうにと、

他人の私でさえ売り上げを心配してしまうような

新選組コミックなのでした





ところでこのコミックのタイトルはとんがらしですが、

これにはどんな意味があるのでしょう?





じつは「とんがらし」=「とうがらし」には花言葉があって、

それは「旧友」という意味があるのです。

「旧友」つまり、試衛館メンバーを意味するものとして、

作者が付けたのではないかなと思います。



とんがらし
桐村 海丸/講談社

土方さんや総司らが活躍する場面は
ま〜ったくありません^^
本当に他愛ない試衛館物語です


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この記事に対するコメント

新撰組承前

新撰組以前の話も楽しいと思います。歳さんが府中街道を歩いて薬の行商するとか。行商先の薬屋で句会に参加とか。

試衛館時代

やぶひびさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

私も試衛館時代のお話は大好きですよ。
でもこの本は、起承転結いっさいなしで、
本当に何気ないお話ばかりなんですよ^^;

これほど山場のないコミックも珍しいと思います。
機会があったら、中身を見てみて下さいね。

O様へ ご連絡

7月3日にコメントいただきました O様へ。

コメントありがとうございました。
貴ブログにてコメントをお返ししようと試みましたが、
会員しかコメントできないようでお返事が叶いませんでした。
しかたなく、こちらにてお返事を書かせていただきますね。


ご希望の件、了解です。
こちらこそ、ありがとうございます。
どうぞまた 当ブログにお立ち寄りの上、お気軽にコメントしてみて下さいね。
これからもよろしくお願いします(^ー^)

新撰組コミック

この本買いました。終章の「花と水」印象的です。さのすけと宗次郎、どっちが幸せだったのかな〜☆「少年マガジン」に連載中の『ばくだん〜幕末男子』は新撰組の話ですね。

「とんがらし」じわ〜っと好きですw

お久しぶりです。
新選組コミックス話題につい、顔を出しに来ました。
(今、多忙で自分のブログもまったく書けない状態ですが…)

「とんがらし」いいですね〜♪
味わい深いです。
隠れた名作短編といった風情が何ともいえません。
(ホント謙虚ですよね 笑)

子供とお年寄りの描き方も好きです。
ずっと江戸の頃を淡々と描く作品かと思って読んでいたら、思いがけない最後に胸が詰まりました。

このコミックについて自分ちでも感想を書いていますが、第2弾を書くつもりでいてそのままになっています。
こちらの記事を嬉しく拝見した次第です。

何気に…

やぶひびさん、
ダブルコメントありがとうございます。

「花と水」わかりました?
あれ、何気ない言葉なのですがインパクトありますよね。

『ばくだん〜幕末男子』は見たことがありません。
今度見てみますね。
情報ありがとうございます。

じわ〜っと^^

GACHAさん、お久しぶりです。

「とんがらし」意外と人気なんですね。
「じわ〜っと」な気分わかります^^
そしてやはり最後ですね。
あれが作者の意図するところだとしたら、
スゴイです^^

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