「あさぎ色の伝説」を読んで、しみじみ思う

  • 2011/08/05(金) 10:01:17

ここ数日、あさぎ色の伝説という

コミックを読んでいました。




「あさぎ色の伝説」は沖田総司を題材にしたコミックで、

最初に登場したのは、もうかれこれ数十年も前のことです。





「別冊マーガレット」に単発で掲載されましたが、

作者が急病のために完結せずに

途中で終わってしまいました。





個人的な話ですけど、私はこの「あさぎ色の伝説」で

沖田総司という人の存在を知ったのです。

まだ「新選組が好き」という気持がなかった頃の話ですけどね…

でも今思えば、この物語で沖田総司や新選組に

興味を持ち始めたのかもしれません。





これから面白くなる…というところで

終わってしまった話にすごく惹かれ、

「ぜひ、この続きを描いて下さい!」

なんて、子供ながらに作者にファンレターを書いて送ったのも、

これが初めての経験でした。






その後、私の願いを叶えようと思って下さったのか

(それはないか^^;)「LALA(ララ)」で

「風車(途中で終わったままだった作品)」が掲載されます。

あの時の嬉しさといったら、今でも忘れられません。

そして物語は思った以上に面白い作品でした。





そして「LALA」で「あさぎ色の伝説」の連載が開始され、

毎月発売日を楽しみに過ごしました。





物語は、「試衛館の鷹」では沖田宗次郎18歳の初秋から始まり、

関宿藩の姫の話、宗次郎が初めて人を斬った話、

吉原体験の話、不思議な少女の話、

宗次郎がはしかに罹る話が掲載されます。





どれも登場するキャラクター達が魅力的でしたし、

さわやかな青年・宗次郎が、いろいろな体験や経験を経て、

成長していく様に、どんどん惹き込まれていきました。






「風のまつり歌」では試衛館一同に上洛の話が入る辺りから、

芹沢鴨の登場、上洛、そして

会津藩のお預かりとなる話が続きます。

番外編として、単発の物語も幾つか掲載されました。






最初の「風車」の出会いから最後の「菊一文字」までは、

かなりな年月を要しました。

でも池田屋の話もまだでしたし、もちろん箱館までの話は程遠く。






また「試衛館の鷹」の話の中でも、

語られていない伏線がいくつかあり、

いつの日か続きが見られるだろうと

再開を心待ちにしていたんですね。





でも、もうその夢が叶うことは なくなってしまいました





ちょうど1ヶ月前、7月5日に

作者の和田慎二先生が他界されたのです。(享年61歳)

なんでも連載のネームを作成していて、

少しベッドでお休みになったそうですが、

そのまま逝ってしまわれたそうなんです。






「傀儡師リン」という作品を連載中でしたが、

こちらは絶筆となってしまいました。

そして「あさぎ色の伝説」も もう見られません。





和田慎二先生の作品はよく読んでいて、

「スケバン刑事」「超少女明日香」「大逃亡」

「左目の悪霊」「銀色の髪の亜里沙」

「愛と死の砂時計」「ピグマリオ」等、

どれもみんな好きでした。

特に「超少女明日香」は、

愛犬に同じ名前をつけたほどです。





今回和田先生のことを知り、

再び「あさぎ色の伝説」を読んで、

この作品と出会った時から今までをしみじみ思いました。

私にとっては、やはり自分も一緒に成長し、

新選組への想いも育ててきた作品です。





続きを見ることができず残念ではありますが、

本当に和田慎二先生には感謝したいです。





今月6日発売のミステリーボニータ(9月号)では、

和田慎二先生の追悼企画が組まれるそうですよ。

特集「和田慎二メモリアルページ」に、

美内すずえ・高橋留美子・安彦良和 他

総勢50名の先生方が寄稿するそうです。

詳細 ⇒ コミックナタリー




和田慎二先生、どうぞ安らかにお眠り下さい。

私に新選組への想いを授けてくださり、ありがとうございました。

ご冥福を心からお祈りいたします。



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この記事に対するコメント

和田先生、素敵な漫画をありがとうございました

こんにちは。マーガレット〜花とゆめ時代まで、和田先生の漫画はほとんど読んでました。
「あさぎ色の伝説」は、数十年前にlalaコミックスで1-2巻を読み、その後花とゆめコミックスで第3巻を読みましたが、その後、第4巻で出ているとは長らく知ることもなく、ふと昨日思い出して検索していたら、和田先生の訃報を知りました。今でも連載執筆中とバリバリ現役で活躍されていたのに、本当に残念です...。私も新撰組のことは「あさぎ色の伝説」で知りました。その後、大学時代に「燃えよ剣」を読んですっかりはまり、新撰組関係の本や歴史書はいろいろ読みました。今でも好きなのは、「燃えよ剣」以外なら、三好徹「6月は真紅の薔薇」、広瀬仁紀「土方歳三散華」の2冊です。「俳遊の人・土方歳三」も一風変わった読み物で面白いですね。それにしても、「あさぎ色の伝説」の第4巻は稀少本で入手するのが難しいのですが、そのうちオークションで手に入れようと思ってます。

第4巻

yoshimiさん、こんばんは。

「あさぎ色の伝説」の4巻、私は発売当時にリアルタイムで入手しましたが、
お持ちでない方も多いようですね。
今では入手がとても困難なようです。
いつの日かyoshimiさんが4巻を入手できますことを願っています。

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