新選組本を読んでの未消化な思い

  • 2012/11/04(日) 23:09:01

10月は個人的にはいろいろと忙しい月でした。

そんな中で偶然みつけた本があるのです。





でもね、インターネットで取り寄せたのは早かったのですけど、

なかなか読むことができず(忙しくて)、

やっと拘束から開放されて一気に読みましたよ。

それが、こちらの本です。




鬼神新選 / 出海まこと
1〜3巻が出ています




2003年に出版された本なので、けっこう古いですね。

でも、今までこんな本が登場していたことを、

全く知りませんでしたよ

解説を読んで、「これは面白そう」と思って取り寄せたんです。





どこが面白いかというと、

まず主人公が永倉新八ってところでしょうか?





新八さんが主人公の本が今までなかったわけではありません。

でも、やはり土方さんや沖田さんに比べれば極端に少ないです。

著者の出海氏は、池波正太郎氏の描く永倉新八に出会って、






「自分が新選組を描くなら、ぜったい永倉新八!

 しかも江戸っ子で童顔の!」





と決めていたそうです。

そしてここに「江戸っ子、童顔な新八」が登場です






もうひとつ、この本に私が惹かれた理由は、

明治時代に近藤勇や土方歳三、沖田総司が甦ってくるところです。

死んだ彼らが甦る話は、これまた他の本にもありますけど、

自分の意識を持って登場するというのは、

あまりないことかもしれませんね。






大体は記憶をなくし、誰かに操られて行動するというもので、

それが残念なところでした。でも今回は

最初から記憶があるので(一部記憶喪失な部分や人物はあり)、

彼らがどんな風に活動するのかが見ものです。






その辺りに惹かれて、取り寄せたんですよ〜






さて、チョッとだけ内容をお話しますと…

戊辰戦争から離脱した永倉新八は、新政府に追われるばかりか、

仇敵の高台寺党・三樹三郎や、親友・芳賀宜通を殺した

芳賀の義兄・藤野亦八郎にまで追われるという身の上です。






そんな彼の一切の罪状免除と引き換えに、

明治政府の大物である岩倉具視が彼にある条件を出します。

それは、「近藤勇の首級を探し持ってくること」でした。







「なぜ、近藤勇の首級が必要なのか?」







その理由は一切告げられることはなく、ただ

引き受けることしかできないという

選択の余地さえ許されない状態に立たされた新八は、

彼への目付であり、補佐役も兼ねた女忍・篝炎(かがほ)と共に、

京へ向かうことになるのです。






そこで、土方歳三や沖田総司に会うのですよね。

実は彼らも、近藤の首級を狙っています。そして新八と対決!

ここでの新八は生身の体で、神業ともいえる戦闘に臨みます。

そのシーンが丁寧に描かれていて面白いですよ。






結局、近藤の首級は奪われ、

新八もその首級を追って東京に戻ります。

その部分が2巻目になるのですが…






2巻目からは斉藤一まで登場し、

いよいよ3巻で再び対決になると思っていたのに、

4巻へと続く状態になっていましたよ。




しかも未だに4巻は出版されていないみたい。

つまり未完なんですよ。

どうして土方らが蘇ったのかという部分が、

全くの謎のままなのに〜。

他にも沢山の謎の部分が残っているのに〜






というわけで、

チョッと未消化な思いが残る作品でした。

絶対、続編が読みたいです。それにしても

未完成な新選組物語って、結構ありますよね。

どの作家さんにも、責任をもって物語を完成させて欲しいと

願うばかりです。(無理なこともありますけどね)


 【中古】 鬼神新選 東京篇(2) / 出海まこと
絶版のようで、古本を購入しました。



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